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【クローバーナイト】読書感想文 #辻村深月の本全部読む⑬

ママ友パパ友、保育園探し、小学受験、誕生日会、実家・義実家関係

全部子育てをしてれば程度の差こそあれ直面して悩まされる課題なんだと思います

それぞれの課題に直面した家庭がそれをどう乗り越えるか、この作品はその様子を覗き見ることができます

【作品紹介】

2014〜2016年に連載されたものが小説化されたこの作品。
「保育園落ちた日本しね!!!」が流行語になったのが2016年ですが、この作品は当時の待機児童問題や子育ての苦悩が書かれた作品です

待機児童は当時に比べて減っていますが、その他の子育てにあたっての課題や社会の先行きの不透明さは肥大化している部分があります。

自分ごととして将来を考えさせられると同時に、作品としても読みやすく非常に好みの本でした。子育てへの解像度が上がった、当たり前だけど子育てって辛いことも楽しいこともいっぱいなんだろうな

【感想】

短編集なんですけどそれぞれの話がふんわりつながってるような作品。とても読みやすかったです。

個人的には、これどういうことだろう?って思うような発言が、早めに解決されるのでモヤモヤする時間が短くて読み進めやすいと思いました。

全部の短編でそういったプチミステリーとその答えが入っていて、それでいて社会問題も触れつつ結局メインはヒューマンドラマって感じで、とっても読んでて面白かったです。

ここ最近読んだ辻村作品の中でかなり上位です。個人的三強(ハケンアニメ/ツナグ/傲慢と善良)に次ぐくらいには好きでした

【考えさせられたところ】

琉大は、ママの暇つぶしの道具じゃないんだよ

志保の母親が子離れできずに志保の子供に過剰に心配している様は、傲慢と善良の真実の母親を思い出しました。
子育てが終わって暇になった母親が、自分の子供や孫を過剰に心配して、その心配する行為を自分の生きがいにしてる様子は人の人生を食い潰してるように見えていい気がしないですよね

やっぱり仕事や子育てが終わって暇になった親って、暇なままにさせておくと絶対碌なことがないよなあ。
週に何回かでいいから仕事や趣味でつながりをつくってもらって、コミュニティに帰属してもらわないと、つながりや暇つぶしを自分の子どもに求めてしまう。

この年まで育ててやった娘にそんなこと言われたら、ママだって情けない気持ちになるわ

「育ててやった」なんて、自分が親になったら絶対に言いたくない
感謝はされるものであって押し付けるものじゃないもん

【さいごに】

育児をテーマとした小説って今まで読んだことがなかったけれど、とても面白くてどんどん読んじゃったな

自分が将来育児をすることがあったらこの本を思い出したいし、そのときに時間がもしあればちょっとずつ読み返したい

他の子供と比べず、絶対的に自分の子供を第一に考えて行動する両親の姿はとってもかっこよかったです、自分もそんな親に、クローバーナイトになりたいなって感じました。

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