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旅に予定変更はつきもので

風景は建物の背景に、建物は風景に視点を与える


建物がその場所に建つ理由。幾通りの条件から、
導き出される形。どこで、誰が、なぜ、どのように
してと思うほどに、建物との出会いに偶然を感じ、
必然を思う。空にたなびく雲。水面に留まる光。
路地を抜ければ港の風景が広がり、島の旅は続く。



路地の先に見える海の光



集落を抜け、港の風景までやってきた



アートの気配が漂う島で



非日常の風景を体感する



沸き立つ雲のような構造物は



フェリーターミナルの建物で、次なる島との接点でもある


フェリーで宮浦港へ、そして歩いてこの港へ


建物の透過性は、時間に合わせ閉じていくようでも



内部は素材を通過する光に包まれる



フェリーの待ち時間も貴重な旅の時間で



体をそらすほど、視点を変えるほどに



風景は転じては切り替わる



フェリー乗り場をつなぐ桟橋



出発までは、まだ時間がある中にも



人影の少なさに漂う小さな不安は



瀬戸内国際芸術祭の青い幟の高揚感にかき消される



繰り返す島の風景は、私の旅の心の拠り所になり



遠くに浮かぶ島と、海と空の風景に



水面に映る景色を重ねている



旅はつながり、結ばれて



時には閉ざされることもあるけれど



視点を変えれば、また旅は続いていく



港に浮かぶように建つフェリーターミナル



そろそろフェリーの時間なのだけれども



豊島行きの時刻を確かめれば、赤く小さな注意書き



人気のないフェリーターミナルを楽しめたと


気を取り直し、SANAAの描く風景を旅で重ねて

直島港ターミナルの風景をひとしきりに満喫して、
何気なく、豊島行きのフェリーの時刻が記された
看板を眺める。目指す豊島。確か当日、豊島美術館は
休館日。看板には豊島美術館休館日は運休とある。
時刻は13時25分。旅は予定通りでないほど、風景も
違って見えると言い聞かせ、めげず旅のその先へ。



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