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つながる形をたどり旅をして

瀬戸内国際芸術祭の夏会期も終わり、

秋会期へ差し掛かる少し前、まだ熱気に包まれて
いた大阪の地で、つながる形に誘われるように旅を
続ける。2025年はアートの空気が流れる年。いつも
のように、電車に揺られ海が広がる風景を目指す。


大阪で海に触れることができる場所には



色鮮やかな水中の世界も広がっている



まずは大阪メトロの大阪港駅で降りて



出迎えてくれる巨大なレゴのキリンに心も弾む



風をとらえるような黄色のオブジェに



風に形を帯びさせる芸術家に思いを馳せる



海の風景をつなぐように、絶えず動き続ける噴水に



空を細かく分割する構造物のシルエット



風景の中に配置された鮮やかな色は



この場所の積み重ねてきた年月を祝うもの



まだ施設が動き出す前の静かなひとときに



2025年のモチーフとなる円を描く形を見上げ



足元を彩るやわらかなニチニチソウの連なりと



ハイビスカスの燃えるような赤にふれる



非日常へと続く旅と、日常にある旅の風景。レゴの看板に


子供たちが夢中になって遊ぶ様子が思い浮かぶ


キリンの大きなオブジェも示すように、ここは



レゴの世界が広がる場所。たたずむレゴのペンギンの



横を過ぎ、海の生物が踊るように配置された広場を進む



海へとつながる白いブリッジに



港の風景をつなぐ赤いもやい


海から海へ、港から港へと風景をたどり



大阪港へとやってきた。停泊する船は


海の記憶をつなぐ存在でもある



船を待つボーディングブリッジと


旅人を待つ観光船。海につながる記憶を心に留め



港の風景の中を進む


大きな帆を広げるサンタマリアは



広がる瀬戸内海と、ずっと先に続く海の記憶をつなぐ



船のすぐそばには設置された彫像は



この港の150年という歴史を祝い



設置されたマーメード像の視線は、時と場所を隔て



デンマークのコペンハーゲンの港とつながっている



開業35年を祝う年に、防潮堤に描かれた海の世界


ここは壮大な海の生物が住まう場所



巨大な防潮扉の赤地に白の文字に



円を描くトイレの形に、揺れる波の気配

前回の旅で訪れた高松港。はじまりの港となった
神戸港。そして今回、訪れた大阪港。潮の香りを運ぶ
風、行き交う船。世界のどこかとつながる海。穏やか
な波間に、円を描くように旅の記憶を重ねていく。



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