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そして島と海の風景をつないでいく

大竹伸朗氏の作品に流れる時間にふれて


島の東の端から西へと歩いて向かう。通り沿いの
建築群も眺めながらも、そろそろフェリーの時間も
気になる所。その日、豊島に渡ることはかなわずに、
予定を変えて高松の風景を形作る建物へと向かう。



建物のデザインは、山並みのシルエットに沿ったり



幾何学的な連続であったりと


直島の風景を生み出す小学校。驚くべき建物にふれ



そこに行ってみなければ感じられないことを



風景の中に重ねていく。混雑の中、フェリーに乗り込み



直島の玄関口である宮浦港を後にする



フェリーはまた海へと進み



消えゆく航跡に、島への旅の記憶を重ねていく



灯台、島、水平線の先にかすむ高松の街



ゆっくりと進むフェリーから


朝もやの中、高速船で渡った島への風景を振り返る



雲は空に薄く広がり、光をやわらかく広げている



光が満ちる海面はグラデーションを描きながら



留まってはきらめく光の動きにひかれている



フェリーを彩る赤と白


色の記憶につながれる風景と


あさひをまとうフェリーとともに旅を運ぶ



高松の港はだんだんと視界に浮かび上がり



瀬戸内海の小さな島々は遠ざかっていく



港には山並みから建物へ続くシルエット。また建物と



みまがうような大きなフェリーが停泊している



港から出る小さなフェリー。風景はゆるやかに動いていく



甲板の上に設置されたアートは



風景を包み込む雲と溶け合うようにして


アートの空気を帯びたフェリーはやがて



高松港へと到着する小一時間の海の旅。停泊していたのは



高さ45mの飛鳥Ⅱ。それはビルが海をゆくようなもの



足元に目をやれば、港の風景にも彫刻がある。それは



ジャズピアニスト 穐吉敏子と彫刻家 流政之が出会い



『瀬戸の夕陽』をモチーフに作られた曲と彫刻


旅先で出会う彫刻に流れる物語を


拾い集めながら旅を続けている


水平線に浮かぶ島々。フェリーはしぶきを上げて
進み、島はだんだんと遠ざかっては、また近づく。
フェリーの甲板の上に広がる薄い雲。瀬戸内海の
穏やかな海。水面に留まる光。近づく港に建ち並ぶ
建築群。足元には物語をつむぐ彫刻。旅先の形を
たどり、次は山並みと重なる曲線を描く建物へ。



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