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人生の勝負どころで集中力を発揮するには?半年間の集中が人生を変える

こんにちは、株式会社メリーゲートの岸谷康弘です。

人生には集中して頑張るべき時期が必ずあります。

大学受験、入社1年目、大規模プロジェクト、新しいスキルを身につける期間、起業して最初の1年目。

その時期に集中してやり切れるかどうかで、その後の人生が変わります。

実は僕も今、来年の新規事業に向けてのこの半年間が勝負の時期です。今までの社会人としての16年間のキャリアでやってきた、もしくは見てきた「勝負どころで集中できた時」と「できなかった時」の違いを共有しながら、人生の勝負どころで最高のパフォーマンスを発揮するためにこだわるべきポイントを整理しました。

この記事は読む人に気付きを与えるというりも、自分への戒めと自分のメンバーに分かち合うために書いていますので、興味のある方はその前提で読んでいただけると幸いです。

半年で人生は変わる

これは自分の体験からも、成功している人を見ても明らかなことです。
僕の周りの成功している経営者仲間のほとんどすべての人が起業1年目やここぞという勝負どころで、息を止めて踏ん張って半年間ハードワークをすることで大きな結果を残しています。この集中した半年間の財産でその後のキャリアが順調に伸びている人がたくさんいます。

大事なことはタイミングを見極めることです。ここぞというタイミングで一切の妥協なく全リソースを集中して投入する。人生には勝負どころというものが何度かおとずれるものなので、そのタイミングを逃さないことで自分のステージを上げることができます。

集中力を発揮するための5つのコツ

① ビジョンを明確にする

集中力を持続させる最初のステップは、ゴールを明確にすることです。

ただ「合格したい」「成功したい」では弱い。達成した時にどんな状態になるのか、具体的にイメージすることが重要です。

わくわくする願望を常に意識する

志望校に合格して、キャンパスを歩いている自分。プロジェクトを成功させて、チームで祝杯を上げている場面。起業して、お客様に感謝されている瞬間。

このイメージをできるだけリアルに、映像として脳裏に焼き付けてください。

具体的な方法

私の知り合いの社長は、達成した時のイメージを画像や動画にして、常に見えるようにしていたそうです。

起きたらすぐ見えるように願望の写真を天井に貼る。トイレに貼る。家のドアに貼る。スマホの待ち受けにする。

朝起きた瞬間、トイレに入った瞬間、家を出る瞬間。一日に何度もそのイメージを目にすることで、願望が脳裏に映像で焼き付けられます。

これは科学的にもプライミング効果として証明されています。ハーバード大学の調査では、目標を紙に書く人は書かない人に比べて年収が10倍になったという実験があります。明確なイメージを持つことで、無意識のうちにそこに向かう行動を取るようになることが分かっています。

自分が達成したい姿を、今すぐ具体的にイメージする。そしてそれを、毎日目にする場所に置く。これが大事です。

② やらなければいけない状況をつくる

人は追い込まれないと本気になれません。「やった方がいい」では人は動きません。「やらなければいけない」状況をつくることが、集中力を発揮する最大の秘訣です。

興味深い例があります。

サイバーエージェントの創業者の藤田晋さんの著書に書いてあった話です。
若者に「達成したら100万円もらえる」と「未達ならみんなで100万円を支払う」、どちらの方が頑張れるか、今のZ世代の若者は圧倒的に後者の方が必死になると答える人が多かったそうです。

なぜか?

自分のせいで大切な人に迷惑をかけたくないからです。失敗したら、今の仕事を失う、恥をかく、信頼を失う。こうした負荷・強制力があるからこそ、人は本気になれるのです。

具体的な方法

周囲に宣言する。
仕事仲間や家族、友人に目標を公言することで、言った以上やらざるを得ない状況をつくります。

お金を先に払う。
スクールの受講料、ジムの年間会費など、先に投資することで元を取らないと損という状況になります。

仲間と約束する。
「一緒に達成しよう」と約束し、お互いを監視し合います。

退路を断つ。
今の環境に居続けられないようにします。目標未達の場合は今の役職やポジションを失うリスクを取るなど。

進捗を報告する。
毎週、毎月で進捗報告をして、やらないと恥ずかしい状況をつくります。

僕自身、メンバーには「この半年間が勝負だ」と宣言しています。もう後には引けません。進退をかけてやるしかないのです。

③ 期間を明確に区切る

人は終わりが見えないマラソンは走れません。

「この半年間だけ」「受験までの1年間だけ」と期限を切ることで、他のことを後回しにできます。期限があるから、集中力が持続するのです。

今、会社の新規事業の立ち上げに向けてこの半年間が勝負だと決めています。この半年を乗り越えれば、次のステージに行ける。だから他のことは全て後回しにして努力できます。

④ やらないことを決める

集中力とは、やることを増やすことではなく、やらないことを決めることです。決断とは「断つことを決める」ことです。何かを足すよりも、今やっていることを捨てるほうが勇気がいります。

今やるべきことは何か?今やらなくていいことは何か?

SNSを見る時間、テレビを見る時間、飲み会に行く時間。これらは「勝負の期間」が終わってからでも遅くありません。友人との約束を断る勇気、誘いを断る勇気が必要です。

やっかいなのは自分が仕事で多数のプロジェクトや案件に関わっていて、これを捨てるのが怖いことです。これまでに投じた時間、労力、お金を惜しんで「今やめてしまうと今までの努力が無駄になってしまう。」と考えてしまいます。
自分が抜けることによる周囲への影響も気にします。日本人は人間関係や約束を守ることを非常に重視するので、「今、自分が抜けると周りに迷惑をかけてしまう。人間関係に摩擦が生じる」という恐れがあります。

本当に集中すべきものに絞るという行為は、短期的な迷惑や摩擦を引き受けてでも、長期的な成功と自分のステージを上げることで全体最適を目指すリーダーシップの証だと思います。

実際に僕の周りの成功している経営者は若手にどんどん権限を委譲しています。自分が事業で取り組む領域を変えて、既存事業の若手の責任範囲を増やし、組織の育成を行っています。僕自身も仕事の責任範囲を変えることで、メンバーから反対意見や批判を受けましたが、断固として変えずに優先順位を明確にしています。

具体的にやらないことリスト

  • SNSのチェック、動画の視聴時間(1日の回数と時間を制限)

  • 仕事以外の飲み会

  • 新しい趣味や習い事

  • 不要な会議や打ち合わせ

  • なんとなくのネットサーフィン

  • 本命以外のプロジェクト

時間は有限です。勝負の期間は、本当に大事なこと以外は全て削ぎ落とす覚悟が必要です。

原則⑤ 環境を整える

集中力は意志の力ではなく、環境で決まります。

スマホを目の届かない場所に置く。作業スペースを整理整頓する。集中を妨げるものを排除する。同じ目標を持つ仲間と過ごす時間を増やす。

ただし、環境を整えることに時間をかけすぎないでください。60%整ったらスタートする。完璧な環境など存在しません。

特に朝の時間をどう使うかはとても大事です。人は朝に触れた刺激が、1日を大きく左右すると言われています。朝に重要なタスクを終わらせることで1日を効果的に使えます。1日中常に「あれをやらなきゃ」と考えながら過ごしていると脳が疲弊しますし、仕事のアイデアも浮かんできません。

前の日の夜の過ごし方も大事です。夜遅くまでお酒を飲んでいて睡眠不足では朝に集中力を発揮することはできません(僕はお酒が大好きなので自分に言ってます、、)。

満員電車の通勤も避けたほうが良いです。朝に人混みに揉まれて疲れた状態で出社しても集中力が持ちません。通勤ラッシュの時間帯を避けて通勤する、もしくは会社の近くに引越す、などの環境設定も大事です。

僕は毎朝6~8時の2時間でその日の内にやるべきタスクをすべて終わらせます。そうすると、その後の時間で、緊急ではないが重要な仕事に思いっきり時間を使えるのでとても効果的に1日を使えます。

集中できない人の3つのパターン

① マルチタスクで全てが中途半端になる人

あれもこれもと手を出して、結局どれも成果が出ない。「忙しい」が口癖ですが、実は優先順位がつけられていないだけです。SNS、趣味、飲み会、各種プロジェクトなど、今やらなくていいことに時間を使っています。

② 長期戦に疲れて途中で諦める人

最初は頑張るが、3ヶ月、半年と続きません。結果がすぐに出ないとモチベーションが下がり、「もういいや」と中途半端なところで投げ出してしまいます。

③ 完璧主義で動けなくなる人

100%の状態でないと動けません。体調、環境、タイミングなどの言い訳を探し、「集中できる環境」を整えることに時間を使って、肝心の行動ができません。

また集中期間に休むことは悪だと捉えがちですが、フル稼働休みなしで走り続けることはできません。1週間の内に半日はオフの時間をつくって、がっつり寝る、マッサージを受ける、サウナに行く、自分の大好きなものを食べるなどリセットできることをするようにします。

自分はどれかに当てはまっていないかを定期的(最低でも月にっ回)にチェックする仕組みをつくるようにしています。

集中してやり切ることで得られる3つのもの

① 圧倒的な成果

半年間、1年間、本気で集中すれば、想像以上の成果が出ます。中途半端に3年やるより、本気で半年やる方が成果が出ると確信をもって言えます。

② 揺るぎない自信

「自分はやり切れる」という成功体験は、その後の人生の財産になります。次に何か挑戦する時、「あの時できたんだから、今回もできる」と思えるようになります。

③ 次のステージへの切符

集中してやり切った先には、必ず次のステージが待っています。受験なら志望校合格、仕事なら昇進や新しい仕事、起業なら組織の拡張。

集中力は、自分を次のステージに連れて行く唯一の方法です。

チームで集中力を高める方法

一人で頑張るのは限界があります。チームで取り組んでいる場合、どう集中力を高めるかを書きます。

共通のゴールを明確にする
チーム全員が同じ目標を見ている状態をつくります。「何のために頑張るのか」を言語化して共有することが大切です。

お互いの進捗を見える化する
誰が何をやっているか、進捗はどうかを共有します。頑張っている仲間を見ることで、自分も頑張れます。

フィードバックし合う文化をつくる
小さな成功を共有し、お互いを褒め合います。「やったね、おめでとう」の一言がモチベーションになります。逆に、管理下にあるタスクを期限内に行っていない場合は、厳しく責めるようにしています。結果が期待通りでなかった時に責めることはしてはいけません。責めるのは行動ベースでサボった場合です。
全体の目標達成のために、一枚岩で良いこともそうでないこともフィードバックし合い、チームとして前進します。

弱音を吐ける関係性をつくる
完璧を装う必要はありません。「しんどい」「疲れた」と言い合える関係性があれば、支え合うことで長期間の集中が可能になります。
ただし、これは同じ目標を本気でコミットしている仲間同士だから効果があります。そうでない人に弱音を吐くと低い基準に流れてしまうので、誰に弱音を吐くかは注意が必要です。

僕も今、チームメンバーと一緒にこの半年間を勝負どころに設定して乗り越えようとしています。一人では挫けそうな時も、仲間がいるから頑張れます。

集中力が切れそうになった時の対処法

どんなに強い意志があっても、集中力が切れそうになる瞬間は必ずあります。そんな時、どうするかを整理しました。

初心を思い出す
なぜこれを始めたのか?何を成し遂げたかったのか?紙に書いた目的と目標を読み返してください。

小さく休む
半日だけ完全にオフにする。好きなことをして気分転換。リフレッシュしてまた集中する。

成果を振り返る
ここまでやってきたことを可視化し、自分がどれだけ成長したかを確認します。「ここまで来たんだから、最後までやり切ろう」と思えます。

誰かに話す
同じ目標を共有している信頼できる人に今の状況を話してください。話すだけで整理されることもあります。励ましの言葉がエネルギーになります。

最後に:この半年、この1年を本気で生きる

イーロン・マスクは言いました。「他人が1年かかることを、圧倒的な集中力で数ヶ月で成し遂げろ」と。

人生には、まさにそのような「勝負どころ」があります。 この時期を中途半端に過ごすか、死に物狂いでやり切るかで、その後の人生の景色はガラリと変わります。

僕も今、この半年間が勝負どころだと決めています。本気で取り組んでいます。

数年後には、「あの時、本気で頑張ってよかった」と思える自分になります。その状況に必ずします。

集中してやり切った先には、必ず新しいステージが待っています。今日もやります。