見出し画像

BIG CATのライブ

父親が入院してしまった。
命をロウソクの火に例えると、消えかかっている。
病院に見舞いに行った帰りに、前から予定していたライブに行った。

久しぶりに心斎橋に来た。
御堂筋のライトアップって、こんなに綺麗やったっけ?
昔は良く来たけれど、久しぶりに来ると、懐かしさよりも、自分がよそ者のような感じと、若者中心の街の中で年を取ったなあと感じる。

ライブはピアニストのリクオさんの還暦祝いライブで、ゲストが木村充揮さん(元憂歌団)、押尾コータローさん、奇妙礼太郎さんだった。
(ちなみに全員関西人です)
このライブをネットで見つけた時、これは行かなあかん、と速攻購入した。

ライブは3時間近くある内容の濃いものだった。
奇妙礼太郎さんの「音楽を止めないで」は心揺さぶられた。
父親の命が消えかかっているのに対し、こちらはなんと生き生きとした喜びを歌っているのだろうと感じた。体全体が楽器みたいな人だ。自由自在に声を操って人の心を打てる人だ。
涙が出て来てしまった。
リクオさんのピアノととてもマッチする。

押尾さんのギターも素晴らしかった。
一体どうやって弾いているのか分からないが、とても一本のギターから出ているとは思えない演奏だ。
魔法使いみたいだった。(雰囲気もそんな感じやし)
リクオさんとの「gold rush」では、お二人とも驚愕レベルの演奏力だった。
トークも上手だった。プロのミュージシャンは曲の合間、チューニング中などでも客のテンションを落とさないよう、丁度いい話をするのが上手だ。

そして木村さん。
相変わらずの酒飲み妖怪キャラクターで楽しかった。
キャラも凄いし、70歳になってもまだまだ歌う情熱が衰えていない。
木村さんに会うと安心する。
コーヒー・ルンバは最高だった。

最後のセッションも豪華だった。
嫌んなったもよかったし、シャンゼリゼもやってくれた。
ご当地ソングと紹介された「梅田からナンバまで」もいい感じだった。
「いい事ばかりはありゃしない」では清志郎さんも舞台にいるような気になった。一度ライブに行っておけば良かった。
私が学生時代はガンガンライブをやっていたのに。

木村さんが「変な奴らばっかりやな」と呟いた時、出演者全員が「あなたが一番変でしょ」と突っ込んだのがとても面白かった。
アンコールで、木村さんが出てこないと思ってたら、トイレに行っていたそうで遅れて来るし、自由な人だ。

泣いたり笑ったり、とても楽しめたライブだった。

ライブが終わると、平日の10時前なのに、スタバでは若者たちで賑わっていた。まだまだ帰り出すような雰囲気ではなかった。
私もこんな時代があったなあと思い出す。
終電が近づくこの時間があるから次の日の仕事も頑張れた。
アラフィフとなった今は、暗くなるとお家に帰りたくなっておりますから。

私には音楽が絶対必要だ。
私の血や肉となっている素敵な音楽に助けられてこれまで生きてこれた。
これからも、哀しい事がやって来る事も避けられないだろうが、大好きな音楽と共に、心持ちを明るくして幸せに生きて行きたい。


いいなと思ったら応援しよう!