【東武鉄道】スペーシアはいいぞ【観光旅行】
先日、機会があり東武特急スペーシアXとけごん(スペーシア)に乗車しました。とても良い体験だったので紹介させてください。
16年ぶりの家族旅行
スペーシアに乗ったのは家族旅行で鬼怒川温泉に行くためでした。家族旅行は16年ぶりです。16年前はまだ母が健在で、兄弟3人とも未婚でした。末っ子の私が既に28歳で大人なのに、配偶者も子もいない息子3人との旅行は少し残念だったかもしれません。
母は7年前に亡くなりさみしくなりましたが、私の兄の家族に子どもが増え、私も結婚したので、家族は7人に増えました。

今回は父の80歳のお祝いでした。16年前は父が勤めている会社の保養所を利用したので、今度は私が勤めている会社の保養所を使うことにしました。こういう時は高級旅館に泊まるべきだったのでしょうか、親孝行になってますかね? 自信が無くなってきました。でも今回は兄弟3人中2人が妻帯者で、うち1人に子どもがいますから、たぶん大丈夫だと思います。
すごいぞスペーシアX
行程は以下です。
父、父と同居する兄の2人が新幹線に乗る
東京スカイツリーに集合して登塔・昼食
東武特急「スペーシアX」で鬼怒川温泉の宿へ
宿の風呂に浸かったり飯食ったり
2日めは宿を出て東武ワールドスクウェア
東武特急「けごん(スペーシア)」で浅草に戻る
浅草駅で解散
父と兄は静岡に住んでいるので、地元の駅から静岡駅に行き、そこから新幹線に乗り換えます。さらに品川から押上に地下鉄で移動し、スカイツリー観光を挟んで私鉄特急で目的地に連れて行かれるわけです。疲れますよね。
移動の負担を少しでも減らすために、できるだけ良い席を確保したい思いがあったのです。新幹線はグリーン車で、東武特急は特別な席を頑張って予約しました。

宿と新幹線、特急の予約をしたり、観光プランを考えたり、準備万端でしたが、この時の私はだいぶ参っていました。この一週間前にカンピロバクターにやられて寝込んでいたのです(実際には寝込むのとトイレとお友達になっているのとで往復していましたが)。だから特急はあまり期待していませんでした。でも、乗ってみたらすごかったです。
■すごいポイント1.カッコいい
まず、見た目がカッコいいです。東武のウェブサイトやnoteに掲載された紹介記事を見ていたのでスタイリッシュな車両である事は知っていましたが、実物総天然色のソレを見ると感動が違います。オーラをまとっています。ヤバいです。


■すごいポイント2.快適
東武特急にしか無い特別な席を予約していたのですが、それが良かったです。「コックピットラウンジ」という先頭車両のソファ席です。長距離を移動する乗り物の醍醐味は流れる景色です。それを最も良い場所から眺められるのですから、もうここで5億点ですよ。
コックピットラウンジに席のある乗客は、ラウンジに併設されている車内カフェ「GOEN CAFE」を自由に利用できます。ワゴン販売の無いこの列車において、オリジナルの飲食物が提供されるのは嬉しいです。最後尾車両のコックピットスイートやコンパートメントの乗客も同様にいつでも利用可能ですが、そちらは車内の移動が必要です。それ以外の乗客はネット注文で、希望者が多そうな時は抽選になるそうです。


■すごいポイント3.乗務員さんが優しい
これが最も感動したポイントです。車掌さん、運転士さん、車内カフェの乗務員さん、みなさんホスピタリティが最高です。出発直前に運転士さんからご挨拶をいただき、我々がソファ席2区画を予約していた一行である事を察していただいた上で集合写真を撮っていただきました。出発直前まで対応していただき、恐縮してしまうくらいの丁寧さに感動しました。

カフェの乗務員さんからも、飲食の注文方法を親切に説明していただき、ラストオーダーの案内もいただけました。みそ汁を飲み損ねずに済みました。近い将来またスペーシアXに乗る事は決めているのですが、その時もコックピットラウンジを利用したいと思いました。
帰りのけごん(Xじゃない方のスペーシア)もすごいぞ
無事鬼怒川温泉に着きました。予約していた保養所は繁華している温泉街からさらに上流にある鬼怒川公園駅の近くでしたので、普通列車でさらに移動しました。鬼怒川公園駅付近は廃業したホテルが目立ちます。


駅前の珍看板を写真に収めつつ、宿で温泉と美味しい食事を満喫したのでした。
翌日は朝風呂に入り、朝食をいただき、宿をチェックアウト。途中に東武ワールドスクウェアに寄って帰りました。帰りは下今市駅からけごん(従来のスペーシア)に乗りましたが、これまた最高でした。
■最高ポイント1.やっぱりカッコいい
スペーシアX同様カッコいいです。昔の新幹線のぞみ(300系)を思わせる流線型はスピードと快適性に説得力を持たせているような感じがします。

スペーシアXの見目麗しい内装とは一線を画し、より落ち着いた感じに仕上がっているのもクールです。パワーチャージするために赴く観光地の延長線上にある乗り物で、ただの移動ではなく癒やしと活力を与えてくれているように感じました。

■最高ポイント2.やっぱり快適
スペーシアXと違い車内販売は廃止されていますが、居住性に抜かりはありません。今回の旅のテーマである「快適性」を追求するためにコンパートメント席を利用したのですが、この席がまた最高でした。
普通、コンパートメントと言っても他の区画とは簡単な仕切りだけしか無いと思います。でもスペーシアは違います。しっかり仕切りが壁になっており、扉(引き戸)もついています。本当に個室なのです。


■最高ポイント3.やっぱり乗務員さんが優しい
車内カフェが無くても、やはり乗務員さんは優しいです。車掌さんのご挨拶はしっかりいただけましたし、小さい子どもにも配慮していただき「多少騒がしくしても構わない」といった言葉もかけてもらえました。
下車時、我々が集合写真を撮るのに四苦八苦している時も、運転士さんが忙しい中でも写真撮影してくれました。観光列車で最も重要な事はホスピタリティだと改めて思いました。もう最高です、東武電車に惚れてしまいました。

スペーシアXもスペーシアもいいぞ
久々の家族旅行は東武特急のおかげで最高の思い出になりました。ありがとう、東武電車さま。読者のみなさんも乗ってみると良いと思います。日光・鬼怒川観光が何倍も光り輝くものになる事でしょう。
最後に、今回利用した東武特急の情報をまとめておきます。参考にしていただければ幸いです。
行き先
出発駅:浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、北千住駅
(日光方面に直行するなら地下鉄かJRで北千住に行くのが便利かも)
到着駅:東武日光、鬼怒川温泉、下今市
(下今市で乗り換えられるので、スペーシアXに乗っておいて下今市で普通列車に乗り換えるのも良いかもしれません)料金(運賃)
浅草~鬼怒川温泉:大人1581円
(お得なデジタルチケットを使うと2日間有効で往復2500円になります)
※参照:NIKKO MaaS(スマートフォン専用サイト)料金(特急料金)
行き(スペーシアX):コックピットラウンジ 2240円/大人1人
(スタンダードシートは1740円/大人。ベーシックな特急料金に+500円でコックピットラウンジの席に座れる計算。)
帰り(けごん):コンパートメント 約2593円/大人1人
(コンパートメント1室は3770円。通常の席は1650円/大人。)
※コックピットラウンジの方が1人あたりの料金は安いです座席券購入方法
会員制インターネットサイト「トブチケ!」を利用
(人気の座席は予約開始日の開始時間9時と同時に売り切れになる可能性あり。詳細は東武鉄道ウェブサイト参照のこと)
※参照:ご乗車案内 | 新型特急スペーシア X(SPACIA X)特設サイト | 東武鉄道公式サイト乗車方法
乗車券のみで改札を通過後、特急券を見せられる状態にして指定された号車の乗降口から乗ります。飛行機のような保安検査はありませんし、新幹線のような専用改札もありません。乗降のための時間は長くないので、列車到着前に待ち構えておく必要があります。
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