パナマと満州
こんなお話を思い出しまして。
旧日本軍(関東軍)が(柳条湖ですとか盧溝橋ですとかで)大陸へ進出しつつある時期がありました。
これに対する批判的な取材をするべく、米国の報道陣が関東軍のスポークスマンに質問したところ、こんな答えが返ってきたそうです。
差し当たって、日本は満州に運河を建設する予定はない。
この回答で米国報道陣はぐうの音も出なかったそうです。
というのも、カリブ海と太平洋を結ぶ運河を建設すべく、米国はコロンビアから(後にパナマ共和国となる)地域を独立させたのです。
関東軍のスポークスマンは「アンタ等だって、国策で他国の独立支援しとるやないか。」と言いたかったんでしょう。
東海岸側から西海岸へと最短ルートを欲しかった米国。当時の運河地域を領有していたコロンビアとの建設地交渉は不調に終わりました。
米国はハワイ王国併合の時と同じ手を使って、運河地域を含めたパナマ(地方)を独立させました。
ですから、関東軍のスポークスマンはこういった物言いで、米国報道陣をけん制したのです。
大陸における対ソ防衛拠点を確立すべく満州を独立させた日本
運河を建設すべく(コロンビアから)パナマを独立させた米国
自国の利益を最大限に活かすべく、大国は同じ事をやるんです。
