【水戸黄門#8】印籠が欲しい
私は、仕事柄、新人の接客指導をします。
接客の基本は、なんといっても「挨拶」です。
ところが、この挨拶ができない若者が、最近多いのです。
できていても、声が小さかったり、笑顔がなかったり、下を向いたまま相手の顔も見ずに挨拶をするのです。
そうでなければ、
何でもかんでも「~っす!」です。
なんでも「そうっす」「やばいっす」「行くっす」「するっす」
そんなに「す」が好きなら、酢の物ばかり食べて「SU」Tシャツ着とけ!と思ってしまいます。
SNSのやり取りが主体だから、生身の人との関わり合い方がわからないのかもしれません。
そのような若者を指導するのはもう、至難の業です。
指導も昨今はコンプラなるものがあるため、非常に気を使います。
天ぷらを揚げる温度よりも繊細に気を使います。
ちょっとできていないことを指摘すれば、パワハラと言われます。
しかも打たれ弱いため、次の日から来なくなることもあります。
つまり、何が言いたいかというと、このすーだらな若者をねじ伏せる聞き分けよくするために、印籠みたいなのがあればなぁと思うんです。
これを見せられたら、もう絶対に言うこと聞かないといけないってやつです。
指導以外でも、いろいろな場面で使えそうです。
🐟🐟🐟🐟
あの印籠の中には何が入っているか、ご存じでしょうか?
漢方薬が入っていることが多いのだそうです。
江戸時代の漢方薬ですからね。
トカゲだの亀だの、何かよく分からないものも入っていたのでしょう。
おーいやだ。
そして、印籠のあの形。
かなり厚みがあって、胸元なんかに入れたら、邪魔でしょうがないと思うんです。
それに、今、普段着で着物を着ている人なんていないでしょう?
懐に入れる、なんてことはできませんからね。胸ポケットがある服もそんなにありませんし。
大事なお薬といっても、現代ではほとんど錠剤です。
ですから、印籠なんかに入れず、バッグか財布にしまうがよろしい。
印籠も、入れ物にせず、薄くすればいいと思うんです。
手帳なんかどうでしょう?
警察手帳みたいに、葵の御紋をあしらって、ポケットからスッと取り出すのは?

でも、手帳だと、お尻のポケットに入れてくたびれたり、劣化したりして、威厳が損なわれそうですね。
携帯で表示するのはどうでしょうか。

携帯であれば、デジタル印籠の背景画面を変えて、自分の好きな曲を流せます。
場面に応じて、曲を変えるのもいいですね。
◆標準モード
【詐欺、傷害、強盗など一般的な案件】
自分のオハコで言いますと、
◆『中央フリーウェイ』
【都市高速道路での交通事故】
◆『赤いスイートピー』
【旅にまつわるトラブル】
◆『喝采』
【葬儀関係のトラブル】
◆『ブルー・ライト・ヨコハマ』
【横浜の事件】
◆『冬が来る前に』
【寒さ対策はお済みですか】
え?新人教育?
あいにく、私の好きな曲なんて今の若者は知りませんからね。
満面の笑みで優しく指導するのが一番いいでしょうね。
職場では、私の「満面の笑み」が印籠みたいなものなんだそうです。
どうです、とてもいいお話でしょう。
誰です、ホラーとかいうのは。
(終わり)
次回は
『【水戸黄門#9】将軍と副将軍はどちらが上か疑うね』
です。
乞うご期待!
