心清聞妙香(こころきよくして みょうこうをきく)
昔、風流ぶりたい年頃に
お香を習っていた。
聞香ではなく、作る方である。
たまに風流ぶって
香炉で練香や印香を
薫いたりする。
特に雨の日は湿気で香りが
逃げにくく、長く留まる。
ような気がする。
保香といえば、お香を合わせる時の
香材の一つに「貝香(甲香)」というものがある。
サザエやバイ貝など巻貝のフタを
細かく砕き、粉にしたものだ。
それ単体では臭い。
16時間くらい靴を脱がずにいた時の
指の股のような匂いだ。
これを白檀や沈香、龍脳、山奈などを
合わせたものに、ほんの少しだけ加える。
保香が目的ではあるが、それが
入ることで深みや奥行きが生まれ
香りに立体感が出る。
華やかさだけでは、香りは平坦になる。
甘さだけでは、すぐに飽きる。
少しの苦みやスパイシーさ。
それらを加えることで、芳しくも
はっとするような薫りになる。
だから世の中の足臭の民は
自信を持って欲しい。
その臭いが人としての
深みとなることもある。
かもしれない。
その臭いを一生嗅いでいたい、と
プロポーズされることもある。
かもしれない。
ただし、臭いは全体の総量に対して
10%~20%に抑えるのがコツだ。
5本指ソックスを推奨する。
(ワタシハソウシテイル)
なんのはなしですか。
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