【プロポーズを断ったら、好感度が下がったセブン】
カナダのコンビニ大手「クシュタール」が、「セブン&アイHD」に対して、1年間に渡り買収を“猛アタック″していた件。その“恋愛劇”にようやく決着がつきました。
クシュタールが求めていたのは、セブン&アイHDの中でも「セブンイレブン」一択なのは明らか。他の事業にはおそらく興味はなく、“執拗に“アプローチを続けていました。
ところが、煮え切らない対応を続けたセブン側に業を煮やしたクシュタールは、ついにプロポーズを撤回。
その直後、「セブンさんは話を引き延ばし、真剣に向き合ってくれなかった」とする書簡を公表しました。その“別れの手紙”には、交渉過程の内幕までつづられ、責任を相手側に押し付けるような内容も…(@_@)
その影響で、セブン&アイHDの株価は約10%下落。
「縁組成立」に期待していた投資家たちの落胆も大きく、皮肉なことにプロポーズを断った直後から、会社の価値が下がり、また“次の相手”に狙われる状況が生まれています。
ビジネスの世界では、株価の下落は買収の好機と捉えられます。セブン&アイHDもそれを承知の上で、米国子会社のIPO、自社株買い(最大2兆円)、増配など、“自力で“「企業価値向上」に舵を切りました。
しかし、業績面は依然として課題山積。国内外のコンビニ事業は横ばい、または苦戦続きで、他社との成長差も目立ちます。
市場の目は依然として厳しく、「本当に自力で立ち直れるのか?」と問われ続けています。
☝️加えて、セブンイレブンには最近、「上げ底容器」や「増量?キャンペーン」などをめぐる消費者の不信感を耳にします。ブランドイメージの回復は、気を衒(てら)うものではなく、地道な商品改善と誠実な対応にかかっています。
企業も恋愛と同じ。「断った後」の振る舞いにこそ、その人(企業)の真価が出ます。
セブン&アイHDは、“外圧”ではなく“自力”で未来を切り開くことを選択しました。その覚悟が、今まさに問われています。

