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続・読書についての雑談(上)


気に入ったSF小説

ミステリーと違ってSFは、本格的に読み始めたのが遅く、大学生になってからである。ジュール・ヴェルヌ、ハーバート・ジョージ・ウェルズ、アーサー・コナン・ドイルを除くと、初めて読んだのは友人に借りたカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』だった。以下、気に入った作品を列挙していく。
『フランケンシュタイン』メアリ・シェリー
『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ
『失われた世界』アーサー・コナン・ドイル
『宇宙戦争』ハーバート・ジョージ・ウェルズ
『ドウエル教授の首』アレクサンドル・ベリャーエフ
『鋼鉄都市』アイザック・アシモフ
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ
『地球最後の日』フィリップ・ワイリー&エドウィン・バーマー
『宇宙船ビーグル号』A・E・ヴァン・ヴォークト
『ソラリス』スタニスワフ・レム
『幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック
『結晶世界』J・G・バラード
『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット
『時間線をのぼろう』ロバート・シルヴァーバーグ
『時間衝突』バリントン・J・ベイリー
『タウ・ゼロ』ポール・アンダーソン
『継ぐのは誰か?』小松左京
『声の網』星新一
『太陽の簒奪者』野尻抱介
『時砂の王』小川一水
『涼宮ハルヒの憂鬱』谷川流

捕物帳

ミステリー・時代小説ともに好きながら、捕物帳はあまり読んだことがないのだが、戦前〜戦後の古典作品がほぼ手に入らない(傑作集がでているものがある一方、まだ青空文庫に入っていないものもある)ことと、近年は供給過多気味で、逆に関心がなくなってしまったことが大きい。
今までに読んだ数少ない作品で批評するのはやや心苦しいが、捕物帳はミステリー作家が書くと謎解きメインになり、時代小説作家が書くと事件の背景と人間関係に焦点が当たる気がする。最近は後者が多く、時代小説として読むとおもしろい一方、ミステリーとして読むと微妙だったりする(トリックやどんでん返しに慣れているせいか)。逆に、ミステリー作家の作品だと、単に時代を江戸時代に置き換えただけの推理小説になっているものもあり、ミステリーと時代小説、双方の特性を活かすのは難しいんだな、と思う(その点、捕物帳の開祖でありながらうまくバランスを取り続けた岡本綺堂はすごい)。
捕物帳は創元推理文庫の日本探偵小説全集にも収録されているのだが、岡本綺堂の『半七捕物帳』が『名作集1』に数編だけ取り上げられている一方、久生十蘭の『顎十郎捕物帳』が全編収録されている(そのために久生十蘭は独立した巻がある)のは納得がいかないのだが(個人的に久生十蘭は探偵小説専業ではないと思うので)。

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親魏倭王(元学芸員:考古学) 現在、経済的な事情もあって、一部記事を有料にしております。 記事購入と併せ、内容が気に入っていただけましたら支援していただけると助かります。