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小説|百奇夜行 本編042 閉店〜世界が救われるまで、あと58話〜

『閉店』


「はっ!」


目が覚めると自宅のベッドの中にいた。


今までの出来事は全部夢だったんだ、と思いたかった。


「私メリー。初めまして。仲良くしてね」


枕元で喋り出した『人形』がそれを許さなかった。


窓から外を見渡しても不自然に人がいなさすぎる。


夢から覚めたんじゃない。


現実から夢の世界に入ったんだ。


『地図』のアプリを確認したが、エラーになってしまった。


えぇ…そりゃないって…。


「と、とにかく早く目覚亭に飛ばないと」


夢見亭の場所へ飛ぶと、目覚亭に『看板』が変わっていた。


そして店の前に何やら人だかりができている。


「閉店ってどういうことだよ!」


「大事な商談があるんだ!頼むから開けてくれ!」


そうか…もう俺も目覚めることは出来ないんだ。


世界を救う以外に道はない。


もう一人の俺はまだ来てないみたいだ。


ただ待っている時間がもどかしい。


…。


………。


……………。


もしかして…逃げた?


考えたくもない可能性が頭をよぎる。


いや、ここまでの協力にも相応の勇気が必要だったはず。


責めることなんて到底出来ない。


このまま来なくても、神の使いは自力で見つけ出してやる。


「おや、閉店してしまったんですか」


聞き覚えのある声。


「気に入っていたのですが、残念です」


見覚えのあるスーツ。


「あなたは崎山さん、でしたっけ?」


黒のポルシェから、白々しくも一人の男が降りてきた。


「お前…」


「まさかこんなとこまで追ってくるなんて」


神の使いがそこにいた。


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登場人物/設定/題名

『小林』…ガチ部屋の創始者。
類い稀なる問題解決能力の持ち主。
とある講座で知り合った私の友人。
緑の点で正気を失い『』の中へ。

崎山…ガチ部屋のメンバー。
『一奇夜行』の読み手。
『十奇夜行』の書き手。
類い稀なる素直さといい声の持ち主。
とある講座で知り合った私の友人。
もう一人の崎山と共に神の使いを追う。

山本…ガチ部屋のメンバー。
『十奇夜行』の読み手。
『百奇夜行』の書き手。
類い稀なる??の持ち主。
ただの私。
行列から吊橋へ連行される。

あなた…この物語の読者。
想いを言葉にした時、『結末』は変わる。

ラスボス…??
世界を救う為に倒すべき存在。

神の使い…ラスボスに繋がる鍵を握る。

本編登場済:68/100 話

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