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【プロが警告】家づくりの仕上げで後悔する前に! 施主力向上レシピ#027

ラジオアプリのstand.fmで、
毎週放送している内容を文字起こしでお届けします‼︎

▼元放送

宮城県の設計事務所・工務店の杜設計代表の山本(ヤマさん)と、
宮城県の大工・土生棟梁 ハブ工務店(ハブさん)が届けるお喋りラジオ📻

今週は、“暮らし勝手を良くする家づくり”をテーマに語りました!


設計(ヤマさん)+現場(ハブさん)のプロによる
【家づくり迷子のオンライン壁打ち】サービスも行っています! 
詳しくは、こちらからお気軽にどうぞ!


【この記事でわかること】

  • アーチ壁はデザイン性が高い一方で、メンテナンス性に注意が必要

  • 仕上げ材はデザインだけでなく、将来の暮らしまで考えて選ぶ

  • 後悔しない家づくりは、素材の特徴を理解したうえで判断する

■仙台も暑くなりました

ヤマさん:
ハブさん、今週もよろしくお願いします。

ハブさん:
よろしくお願いします。

ヤマさん:
気候も、だいぶ暑くなってきまして。

ハブさん:
そうですね。「暑いですね」が定番の挨拶になりつつありますね。

ヤマさん:
こちら仙台の気温も、30度をやっと超えてきましたし、ほぼ梅雨明けっぽい感じの天気かな、なんて最近は思いますけど。

ハブさん:
でも、収録している今日は、この後天気が崩れるような話もあるみたいで、まだ梅雨は明けなさそうな感じはありますね。

ヤマさん:
もうちょっとではあるのかなって感じですかね。

■オシャレなアーチ壁やアール壁のメリット・デメリット

ヤマさん:
今週は、家づくりを考えている人向けに「仕上げ」についてお話ししたいと思います。

打ち合わせをしている中で、壁クロスにするか塗り壁にするか、床だったら無垢にするか、複合フローリングにするかなど、さまざまな選択肢があります。

こうした仕上げは完成後に、お客様が一番目にするポイントですよね。
だからこそ、デザインだけでなくメリット・デメリットを知った上で選んで欲しいと思います。

一つ目に、最近お客様に言われることが増えたのがアール壁やアーチ壁ですね。たとえば、キッチン横のパントリーの入口などを曲線で丸く、かわいらしい感じで仕上げて欲しいというご要望が、体感として増えていると感じるます。昔からあるものなんですけど、今また再びというか。

ハブさん:
ありますね。自分も、おそらく10年以上前くらいからずっと、こういった施工をやっていますから。

ヤマさん:
改めてのブームなのかわかりませんが、結構増えている感じがありますね。デザイン的には空間のアクセントになるので、そういう好みの方は採用しやすいデザインの一つだと思います。

以前、ラジオで何回か言ったことがあると思うんですけど、これにはデメリットあって。ちゃんと伝わりきっていない感じがあるので、改めて「そういうことがあるんだな」っていう一例として、紹介しますね。

みなさんがクロスに対してどのようなイメージを持っているかわかりませんが、基本的にクロスは大きいロールのようなものを切って、壁に貼っていきますが曲線の部分は綺麗に巻いていけないんです。

アーチになっている部分で、シワが寄ってしまう。いわゆる「出隅ですみ」って言うんですけど、壁の切り替わりで切れ目を入れて張るパターンが結構多いと思います。

でもどれだけ丁寧にやっても、そこでクロスが切れているから、どうしてもクロスが開いていってしまうんです。

ハブさん:
そうですね。これはクロスを張るのが上手い・下手の問題じゃないですからね。

ヤマさん:
最初にお客様にご説明すると、「それは大丈夫です」っていう話になることが多いんですよね。本当に気にしない人もいると思いますけど、クロスが開いてしまったときに、「やっぱり気になる」っていう人の方が多いと思うんです。

そうなると、そのたびにクロス屋さんへ補修を依頼することになって、2、3万円かけてその都度補修していくのか、っていう話なんですよね。リアルにお金がかかる話ですし、お客様にこの辺りまで考えて判断してもらえるといいな、なんて思うんですよね。

■デザインだけでなく、将来のメンテナンスまで考える

ヤマさん:
仕上げは目につきやすい部分だからこそ、こだわったらこだわるだけ好きな空間にできます。一方で目立ってしまう分、どうしても劣化が気になりやすい部分です。

お客様には、メンテナンスのイメージがつきにくいところだと思うんです。デザイン性と機能面を、もう少し長い目で判断できるようになるといいなって思いますね。最近こういったことも増えてきましたし、その一つの例として、クロスの事例を紹介しました。

ハブさんも現場で、そういったこと、ありますか?

ハブさん:
そうですね。自分は経験上、その先が見えているので、逆にアーチ壁やアール壁を勧めないことも多いかな。

「今後こうなるから、やらないほうがいいよ」とか「それも、こうなるからやらないほうがいいよ」って、デメリットも分かってやるようになるから。

ただ5年後、10年後にこうなるからっていう話もできるがゆえに、つまらなくなっていく感じはしますね。デザイン面と機能面のいいとこ取りができたらいいんですけど。

ヤマさん:
そうですね、例えばアーチのアール壁も、仕上げを塗り壁にすれば、クロスのつなぎめの心配はなくなるじゃないですか。作りたいデザインや形にマッチする仕上げ剤は、探せばだいたいありますしね。

「予算を上げられないからクロスじゃないとできない」っていう場合は、たとえばその面だけ、塗り壁にしてみるとか。そういう賢い家づくりというか、そのための素材選びも大事だなって思いますね。

ハブさん:
結局は、どこにウェイトを置いて、お金をかけていくかだと思うんですよ。こだわる箇所には、お金をしっかりかけていいと思うし、そういった感じで選んでいけるといいですよね。

あとは、こちら側の提案力の問題にもなっていくでしょうし。

ヤマさん:
そうですね。弊社が根拠を持ってお客様に提案していけると、設計における提案の根拠や深みがつくと思います。そういうデザインと素材の選びの組み合わせは、みなさんも考えてもらえるといいですね。ハブさんが言う「お金のかけどころ」かな、と。

■失敗や曖昧さも、家づくりの楽しさ

ハブさん:
家づくりって、失敗事例を勉強する機会がほぼないじゃないですか。住宅会社が「うちはこういう失敗しました」っていう例を紹介することはまずないと思うし。笑

本当の失敗事例を見られないから、こちら側が言ってる仕上がりや経年劣化と、お客様が想像している仕上がりやイメージに乖離があるんじゃないかなって。

そういった例を、実際に目にしたことなかったり、写真で見て話には聞いていたりするけど、とかね。そういうところの微妙なズレは、やっぱりあるんじゃないかと思って。

ヤマさん:
そうですね。

ハブさん:
こちら側は、それらが解消できるような説明・提案をしなきゃいけないな、と思いますね。

ヤマさん:
そうですね。塗り壁はクロスより費用がかかりますけど、機能面は優れていますしね。「予算がない」っていうお客様に対しても、私なら「寝室には漆喰を使う」提案をしてみますし。

そういった賢い予算のかけ方ができると、我慢だけじゃなくて、暮らし勝手の良さも含めて、前向きな家づくりができると思いますね。他にも、タイルや仕上げ材の話で言えば、種類が膨大にありますからね。

ハブさん:
めちゃくちゃありますね。タイルは国産だけじゃないし。海外製のタイルなんか、びっくりするくらい、カタログに書いてある寸法じゃないこともありますし。笑

ヤマさん:
確かに。笑

ハブさん:
「え?」って思いますよね。笑
けど、そこまでいくと、逆に面白くなってくるんですよ。「そんなに違うんだ」みたいな感じで。

ヤマさん:
1ミリの違いなんて、かわいいもんですね。

ハブさん:
1ミリとかの話じゃないですからね。カタログに書いてあっても、すべて実物見てから決める、みたいなところがあるし。

ヤマさん:
タイルって、製品の寸法そのままだと思ってしまいがちだけど、そうじゃないですからね。

ハブさん:
焼き物なんでね。個体差は数ミリ、海外だと数十ミリの違いがあるって思ってもらった方が安心かな。
それも、こちら側から説明が必要だし、そういった違いも含めて楽しいと思えるかどうかっていうことじゃないですかね。

ヤマさん:
1ミリずれると、タイルの目地の幅が変わっちゃうこともありますね。

ハブさん:
よくありますね。

ヤマさん:
それらをマイナスで捉えちゃうと、すぐクレームっぽいニュアンスになっちゃいますけど。「それじゃあ、どうする?」って思ってもらえるようなお客様と一緒にやれると嬉しいですね。

ハブさん:
そうですね。どの業者に頼むかも含めて、楽しめるか楽しめないかもあると思いますね。きっちりやりたいという方は、決まった寸法で書いてあるとおりに収まるような会社を選ぶ方がいいよね。そういうところが、業者を選ぶ判断基準だと思うし。

ヤマさん:
そうですね。業者はキャンペーンで選ぶものではないですからね。

ハブさん:
私たちの行っている壁打ちのサービスは、まさにそういうことですからね。

ヤマさん:
自身の判断基準を選ぶために使って欲しいですね。

ハブさん:
「どの会社を選んだらいいんですか?」っていう問いに、こちらから「それだったら、この会社がいいんじゃないですか」っていう話を、プロとざっくばらんに話せるっていうサービスですから。

ヤマさん:
そうですね。だから、よくある紹介系の家づくり相談をやっている人たちとは、だいぶ一線を画す感じでやっていますね。

ハブさん:
そうですね。まったく営業をしないですから。ざっくばらんに「これだったらここが合うんじゃないですか」って話す感じ。

ヤマさん:
そうですね。家づくりが進んでいくうちに、不安に思うことを「これってどう思いますか?」って気軽に聞けるような場所ですね。プラットフォームってわけじゃないけど、そういう場所を作りたいと思っています。

そのあたりは、このラジオの概要欄やnoteで、我々の思いや、今後やっていきたいことを書いていますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
今週は、以上で終わりにしたいと思います。

ハブさん:
ありがとうございました。

ヤマさん、ハブさんでお届けしている、“家づくり迷子の学べるラジオ”
📻毎週月曜日7時〜放送

▼stand.fm「家づくり迷子の学べるラジオ」

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