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ソニーのようなパーパスで、企業をより良くしたい!

『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』

皆さんはこの一文を読んで、どんな印象を受けますか?

実はこれは、ソニーが掲げるパーパス(=企業の社会的な存在意義)です。

自分としてはこの言葉を口にする度に胸が熱くなり、体の内側からエネルギーが湧き上がるのを感じます。

それはきっと、ソニーで24年間にわたり積み上げてきた経験が自分のDNAに染み込んでいるからなのでしょう。

ソニーから独立して10年が経った今も、その想いは色褪せることなく自分の中に深く根ざしていることに驚きます。

~24年間お世話になったソニーの最終出社日。
コーチングに大いなる希望を頂きつつ、
次の仕事も決まっていない不安の旅立ち。(2014年)~

パーパスの力:パーパス策定の背景とソニー社員の共感

当時の社長の吉田さんによると、このパーパスを策定した背景として「企業文化は戦略に勝る」というピーター・ドラッカーの言葉があったそうです。

ソニーでは社内で広く意見を募るアンケートを行い、創業期からソニーが脈々とひき継いできた企業の理念やカルチャーを再定義する形でこのパーパスが誕生しました。

又、策定後も浸透に向けたさまざまな活動の結果、社員の90%近くがこのパーパスに共感し、しかも約8割の人が日々の仕事を通じてこのパーパスを実践している、もしくは実践しようとしている、とのアンケート結果もあるとのこと。

まさに、ソニー社員のモチベーションやエンゲイジメントの向上につながったようです。

吉田さんは退任されるときのインタビューで、「社長としての最大の成果は?」との質問に、「ソニーのパーパスを再定義したこと」と答えられています。

ソニーが直面していた危機的な状態からの脱却の向けて、このパーパスが社員一人ひとりを鼓舞し、ソニー本来の企業文化に気付かせ、ソニーとしての新しい未来を目指す大きな原動力となったのでしょう。

~ソニーのホームページに掲載された
パーパスとバリューに共感。~

自身の転機:ソニーから独立、そしてプロコーチの道へ 
~自分自身のパーパスへの目覚め。


振り返ると、私がソニーを去る決断をした10年前(2014年)はまさに大きな構造改革の真っ只中でした。

皆で苦労して立ち上げた新規事業も撤退に追い込まれ。

ソニーの”自由闊達さ” や ”世の中をあっと言わせる”というようなカルチャーが失われているように感じる中で、自分の将来について悶々としていました。

そんな時にSNSで再会した学生時代の友人。彼はいち早く大企業を去りプロコーチとして活躍していました。

彼の鎌倉の海を望むウッドデッキでの初めてのコーチング体験は私の心を開き、本来やりたいことに目覚めさせ、そして一歩踏み出す大きなエネルギーを与えてくれました。

そのセッションをきっかけにコーチングのスクールに通い始め、ソニーから独立しプロコーチを目指す大きな決断に至ったのです。

コーチングスクールはまさに経験学習で、まずは自分自身がコーチングを経験することで学ぶスタイル。

中でも「あなたの人生の目的は?」という問いに向き合った時の戸惑いを今でも覚えています。

企業の社員として毎日、忙しさに明け暮れてロジックやデータに追いかけられる日々からすると、「え、人生の目的って…?」。

今思うと、それがまさに個人のパーパス=マイパーパスであり、”自分は何のために生まれてきたのか…””これからの人生をどう生きたいのか…”を問われるものでした。

そのおかげで私が個人として本当に目指したい未来像を描き、自分の使命を深く掘り下げるきっかけとなりました。

そしてその中の1つがまさに、「ソニーのようなイノベーティブな会社を日本中にたくさん作りたい」という想いでした。

~鎌倉の海を望むウッドデッキでの初めてのコーチング。
このセッションが、ソニーから独立しプロコーチを目指す大きな転機になりました。~

現在の活動:パーパスの策定や浸透を通じた企業支援
~ソニーのようなパーパスで、企業をより良くしたい!

現在、私は企業のパーパス策定や浸透を支援していますが、その中でいつも冒頭のソニーの事例を紹介しています。

大きな赤字と危機的な経営状態からの脱却。そして最高益へ。

企業が再度、成長の軌道をとり戻すには、

”そもそもこの会社は何のために存在し、その強みを活かしながら社会にどんな影響を与えるのか?”

を社員の皆さんと共に明確にし、求心力を高めていくことがとても重要だと教えてくれます。

例えばウェルビーイングHRを提供している㈱AZentとは、某IT企業さんでのパーパス再定義のプロジェクトでご一緒させて頂きました。

創業以来、会社の成長と共に社内外に対してさまざまなスローガンやキャッチコピーが溢れて、何がコアなのかが見えにくくなっていました。

㈱AZentによる某IT企業さんでのパーパス策定ワークショップ。
選抜メンバーが中心になって社内外のさまざまなフレーズを見直し、
自社としてのパーパス、ミッション、ビジョン、バリューを再定義していきました。

さらに重要なことは、こうして再定義した「企業のパーパス」が”絵餅”や”お飾り”にならないように、社員の皆さん1人ひとりの”自分ゴト”にしていくことです。

そのためにも「企業のパーパス」ができあがったら、次は個人の「マイパーパス」。

ただ、自分自身も経験したように、「あなたの人生の目的は?」といきなり問いかけられても固まってしまいます(笑)。

そのためにAIがパーパス診断のお手伝いをしてくれるのが(株)AZentが提供するchancemake CORE(コア)のアプリケーションです。

画面に従って自分自身の過去の体験や強みなどを入力していくと、AIがパーパスを言語化しいくつかの候補として提供してくれるのです。

それを1つのきっかけとしてさらに内省を深めたり、コーチと対話をする中で、まさに自分らしいパーパスを描くことができます。

中小企業の社長さんの合宿研修@沖縄。企業とCOREを使った個人のパーパスを考える研修を(株)AZentの皆さんと提供しました。ゲスト講師の前野マドカさんの「ウェルビーイング経営」の講演もとても参考になる内容でした。

改めて自分のソニー時代をふり返ると。
当時のソニーにはパーパスという言葉は勿論なかったのですが。

ただ、創業期からの”自由闊達なる希望工場”とか”ソニースピリッツ”とか、或いは”世の中をあっと言わせる”というようなソニーのカルチャーに大変共感し、自分も先輩方のようなヒット商品や魅力的なサービスを生み出せるソニーの企画マンでありたいと思って日夜、仕事に励んでいたことを思い出します。

それはまさにソニーの理念と自分自身のビジョンが重なり合っていて、そこから大きなモチベーションやエンゲイジメントが生まれていた気がするのです。

同じように、今の時代においては再定義した「企業のパーパス」と個人の「マイパーパス」との間に重なりを見つけたりベクトルを合わせていくことが大切で、そういったワークを研修の中で提供しています。

例えばある自動車関連のメーカーさんでは、これを自社のコア事業になぞらえてパーパス・ファスニング活動(ファスニング=つなぎ合わせる)と呼び、手上げ式で100名程の社員さんに提供したところ大変好評で、来年度には1,300人以上の全社の社員さんに向けて広く提供していくことになりました。

パーパス・ファスニング活動(パーパスの自分ゴト化)として
企業さんのホームページにも掲載されています。
手上げ式で100名程の社員さんに提供したところ大変好評。
来年度には1,300人以上の社員さんに向けて広く提供していくことになりました。
社員の皆さんが笑顔で対話されているのが印象的です。

私が代表である(株)FUTURE SPIRALの会社のパーパスは、

「世界中に学びと感動を共有することで、ウェルビーイングな社会の創造に貢献する」

です。

居場所や役割は変わりましたが、ソニーでの24年間で培ったDNAと経験をもとにこの会社のパーパスの実現に向けて、日々頑張っています。

いみじくも 24年度のソニーの営業利益はさらに過去最高を更新する見込みとのこと。

ソニーとともに自分もさらに自由闊達に、そしてソニースピリッツを胸に。切磋琢磨しながらスパラルアップしていきたいと思っています。

※ここで簡単にご紹介したわたしのライフストーリーの詳細は、こちらのホームページでご覧頂けます。

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