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明日の平穏を願って。95歳の母との愛おしい日々

95歳の母と生活をしていて、毎日が不安定な平均台の上を歩いているような感覚だ。

とても状態がいい日があったかと思うと、突然思いもよらない怪我をしたり、体調を崩したりして、ひどく心配な日々が続く。ずっと平穏な日が続くことはないのだ。高齢の親を在宅でみている方は、皆さんそんな思いでいるのではないだろうか。

数ヶ月前、母は突然お腹を壊して、流動食しか口にしなくなったことがあった。もともと細い体がみるみる痩せていき、その姿に言葉を失うほどだった。私がどれほど説得してもコーンスープしか口にせず、「もしかしたら、万が一のことがあるかも知れない」と覚悟を決めかけた。

しかし、ある時を境に、母はパンを食べ、生卵を飲み、おにぎりを口にするようになって、自ら危機を乗り越えたのだ。

最近では、おからパンや野菜ジュース、バナナにコーンスープをしっかり摂るようになって、ずいぶん安心できるようになった。3時のおやつタイムを何よりの楽しみにしていて、ケーキやクッキー、シュークリームを美味しそうに頬張っている。

今のところはとても落ち着いている。しかし、いつまた、食べられない状態に戻るかは分からない。

健やかな状態がいつまで続くかは、神のみぞ知る。そんな不安定な揺らぎの中で、少しでも長くいい状態が保たれればと願うばかりだ。

母との愛おしい生活。それは、不安定な毎日の中で、明日の平穏を願い、今ここにある幸せを噛み締める日々なのだ。








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