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[予習ノート:2]『ヒット復権』で学ぶ、2026年音楽ビジネス最前線講座


2019年令和とともにやってきた音楽界の主役交代

時系列の中で、音楽トレンドの変化を浮き彫りにするのが、柴那典さんの真骨頂です。日本のヒットチャートがCDセールスを軸とするアイドルから、次の時代を担うバンドやシンガーソングライターに主役が変わったことが、ビルボードの年間チャートからもよくわかります。

1:米津玄師「Lemon」
2:あいみょん「マリーゴールド」
3:Official髭男dism「Pretender」
4:King Gnu「白日」
5:米津玄師「馬と鹿」
6:菅田将暉「まちがいさがし」
7:Foorin「パプリカ」
8:あいみょん「今夜このまま」
9:DA PUMP「U.S.A.」
10 :Official髭男dism「宿命」

2019年のBillboard JAPAN HOT 100年間チャートTOP10

1位から4位の4曲は、スタジアムレベルに人気を拡大為ていくことになるアーティストの飛躍を象徴するヒット曲であり、代表作ですね。令和元年は日本の音楽シーンのフェーズが変わる年であることがよくわかります。
そして、菅田将暉「まちがいさがし」Foorin「パプリカ」という提供楽曲も含めて、6曲がランクインし、「LEMON」は、ビルボードで2018年からの二年連続の総合一位という初の偉業。米津の年と言って良いでしょう。

ボカロP出身のシンガーソングライターが音楽シーンのトップに立つ

サブカルチャーであり、従来の音楽ファンや関係者からは亜流と捉えられていたボカロP「ハチ」としての活躍した経験があるシンガーソングライターが、音楽シーンの頂点にたった。カルチャーという視点でも大きな出来事だったと思います。
これからアーティストの成功を目指す若い世代は、インターネットでの活動を当然のこととして意識するようになります。
実際、この年以降、YOASOBIやAdoといった、ネットカルチャーを前提にして、デジタルツールを当然のように活用するアーティストの作品が、席巻するようになっています。

日本ではストリーミング発の、海外ではTikTok発のヒット曲が!

あいみょん「マリーゴールド」、Official髭男dism「Pretender」は、次世代のビッグアーティストの代表作を出した令和元年。ストリーミングサービスの普及を背景に、若い世代からの支持を得ました。

Lil Nas X「Old Town Road」は、Musical.lyというアメリカでのサービスとの統合直後のTikTokから、UGC文化を起点に世界最大級のヒットとなり、「TikTok発ヒット」のモデルケースを確立。TikTok時代の幕開けを象徴する歴史的ヒットとなりました。
「#Yeehaw Challenge」というハッシュタグで広まった、
同じ音源を使い、
同じタイミングで
同じ変身演出を真似し、
少しずつアレンジして投稿する。というTikTokMemeの代表例です。
「Old Town Road」は新たなヒットの公式を産みだしたエポックな楽曲といえるでしょう。

フォロワー数からアルゴリズムハックへ。

以来、ユーザー発のヒット曲がTikTokから生まれるというトレンドは未だに続いています。SNS/UGMのデジタルプラットフォームにおける革命的な変化を呼びました。TikTokのブレイクまでは、フォロワー数/購読者数が影響力の指標でした。インフルエンサーの評価基準もサービス上で登録している数が評価の基本でした。TikTokはAIを活用したアルゴリズムで、どんな投稿も200再生はされるように設定されていると言われていました。その200の再生の様子、ユーザー反応から以降の推奨パターンをアルゴリズムが決めていくというやり方は、音楽の広まり方にも一つの革命を呼びました。
Tiktokの大流行は、YouTubeShortやInstagram reelなど、縦型ショート動画ブームとなっていきました。その起点が2019年だったわけですね。

旧譜ヒットと「シティポップブーム」

ユーザー発で楽曲ヒットが生まれると言うことは、新曲リリースタイミングが発火点になるとは限らなくなります。竹内まりや「プラスティックラブ」は1984年リリースですが、日本音楽に詳しい韓国人DJ、Night Tempoの発掘からこの年のヒットにつながったと考えられています。
噂話的にささやかれていた70~80年代の日本のポップス「シティポップ」のブームが水面下から顔を出したことになります。
シティポップについては、リリースされた頃を中高生としてギリギリ覚えていることと、当時のスタジオミュージシャンとアレンジャー、レコーディングエンジニアが丁寧に創った「音像」が支持されている認識を持ていることを講義の中でもお話ししたいと思います。
また、ストリーミングサービスが音楽生態系の幹となったことで一番の変化は、新譜旧譜の市場比率だいう視点も重要です。

2019年を掘り下げる本章から学びたいこと

第2章からは、以下の3点を話したいと思っています
1)新世代のアーティストの登場とその背景は?
 →大きな節目における音楽トレンドの話ができますね

2)ミームとアルゴリズムが産むヒットの構図?
 →
音楽取り囲む情報環境が変わったという文化論、メディア論になるかと思います。

3)既存の音楽業界は何をしていたのか?
 →
ビジネス論として、日本の「6年遅れ問題」の入り口にもできるなと

予習ノートを書いていても楽しくなる講座です。音楽が大好きな皆さんと一緒にお話しできることを楽しみにしています。8/16申込締切ですよ!







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山口哲一:エンターテック✕起業 モチベーションあがります(^_-)