#1 早朝、家の中で傘を差した話
あれは一人暮らし一年目の夏。
朝5:42に起きてキッチンへ直行する。
食パンをお皿の上に出し、昨日のバーベキューの余りのマシュマロをその上に乗せる。
「これ、ずっとやってみたかってん」
と脳内の私が呟く。
超がつくほどの甘党な私。
そんな私でも、マショマロ&チョコon the 食パン にはさすがに罪悪感が勝ち、手を出してこなかった。(板チョコアイス2枚食いしてる分際で)
でもバーベキューの余りだし、本来串にブッ刺されて炙られる予定だった悲劇のマシュマロを救うとなれば、こちとら、もうヒーロー気分よ。
食パンの上で安らかに寝てね、とでも思いながらトースターに入れてダイアルを回す。
この間に弁当を作っちまおうとしてたその時、
非現実的な音が家中に鳴り響いた。
その音のデカさと不気味さに全身から冷や汗が出てパニックになる私。音の出所は火災報知器。
火事です!!!火事です!!!
と奴(火災報知器)は叫ぶ。
はい。火などどこからも出ていません。
つまり火事など起きていません。
てことはアイツしか考えられない。
そう、食パンの上で眠っているはずのアイツ!!
マシュマロ!!!!
急いでマシュマロをトースターから救出し、
純白オフホワイトだった君が今や漆黒ブラックになっていることに涙がちょちょぎれる私。
そんなことより、火災報知器が鳴ってるってことは、火災報知器から雨が降り注ぐのか?!?!
と、家中水浸しになるのか?!?!
と、またもやパニックになるかわいい私。
さぁ問題です。次に私がした行動はどれでしょう。
1️⃣火災報知器の音を止めようとする。
2️⃣お母さんに電話する。
3️⃣傘をさす。
はい、もう敢えて答えは言いません。
みなさん大正解ですよと。
咄嗟に傘を差して(ちな家の中)、
椅子を火災報知器の下まで持ってゆき、
傘を差しながら椅子に登り(ちな雨は降っていない)、
無事、火災報知器のサイレン停止ボタンを押すことができました。(ちな朝の6時前)
ぜったい近所迷惑でスライディング土下座。
家の中で傘を差しながらうなだれている私が、
全身鏡からこちらを見つめてくる。
その瞬間、人生おもろいなと思い、
漆黒ブラックの様子も見に行く。
おめぇ、かっこよくなってるやん
と、フォローできてるのかできてないのか分からない慰めをしておいた。
〜今回のまとめ〜
マシュマロをトースターで焼いていたら焦げて、
その煙に火災報知器が反応して、
サイレンが鳴り響いたってわけです。
