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【大外し】Fuji Rock’26 ヘッドライナー予想

フジロックから早1週間、完全にフジロックロスです。

こういう時、普段はフットサルなんかで発散しているのですが、現在膝への負担過多でオスグットという診断を受けており激し目の運動がでない状況です。(オスグットって社会人がなることあるんだ…)
行き場を無くしたこのエネルギー、これはもうnoteで発散するしかありません。

ということで、早くもフジロック’26のヘッドライナーを予想して行こうと思います。
こういうのって年明けくらいにするもんじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、年明けとなると他の海外主要フェスが既にラインナップ発表を行った後になります。他にも各アーティストのツアー日程も発表されていたりと、何となくその年のフェス傾向が垣間見れたり、ある程度現実を突きつけられちゃってるんですよね。
制約が少ない今こそ、ブッキング予想をする上で一番楽しい時期だと思いませんか?

とはいえ、現実離れした予想をするつもりはありません。現状の日本の洋楽フェスには《円安》と《大物アーティストの単独公演志向》という逆風が吹いています。
主催者のブッキング秘話を聞いても、超最前線のアーティストをブッキングするのが難しいという事は明らかです。

そして個人的は以下の2点がフジロック'26のポイントだと考えております。

・2025年の大成功をどう継承するか
・女性アーティストをどうブッキングする

この2点について少し説明しをてから、予想アーティストを選んでいきます。



ブッキング予想のポイント

《2025の大成功をどう継承するか》

今年のフジロックは大成功だったと言って差し支えないでしょう。
2月の第一弾で最終ラインナップの半分以上を発表。序盤のラインナップ発表に後手を踏んだサマソニとは対照的に、この時点でフジ参戦を決意した人はかなり多かった印象です。

ヘッドライナーにはFred again.. / Vulfpeck / Vampire Weekendと音楽ファンからは大いに期待を寄せられる3組ではあるものの、一般層に知名度のあるような超有名アーティストとは言い難い選出でもありました。

実際に2日目のヘッドライナーであるVulfpeckはXにてこんな投稿をしていました。

しかしヘッドライナーへ無理に予算を費やさず、中堅クラスのアーティストを充実させたことこそが今年のラインナップの満足感に繋がったのは明らかです。
加えてSuchmos / 山下達郎 / RADWIMPSといった強力な邦楽アーティストで集客力を補い、3daysチケット&7/26の1dayチケットは見事完売。
そして皆さんご存知の通り、全日通してライブ評判も賞賛の嵐でした。

他にも今年のフジの特徴として、初参加者が多かった点も挙げられています。
これには前述した邦楽アーティストの強力さ、それに加えてFred Again&Vulfpeckの若い初来日ヘッドライナー二組の存在が大きいはずです。
Vulfpeckは2011年、Fred again..は2019年デビューということもあり、これまでのフジロックヘッドライナーの中でも比較的若年層のファンが多いアーティストになります。彼らの初来日ということであれば、多少アクセスの悪い地であろうとファンは動きます。参加者の高齢化に悩まされるフジロックにおいて、若年層を取り込めたのは本当に大きかったはずです。
特にフレッドの出演日である7/25は、際立って若年層が多かったとの声もXで散見されました。
近年のフジのエレクトロ系ヘッドライナーに目を向けると、11年、19年のThe Chemical Brothers、16年のAphex Twin、24年のKraftwerkとものの見事にオジサンだらけです。00年代と違いultraやGMOといったEDMフェスが日本に台頭した今、エレクトロに力を入れてもね〜…という考えがあったことは想像に難くないですが、だからこそ今年のフレッドがそれを覆してくれたのは大きな意味があると思います。

要するに、来年のフジは若者受けするアクト(初来日だとなお良し)であったり、エレクトロ系アクトのブッキングといった要素をもって、いかに今年取り込んだ若年層を離さないかが重要になってきます。
もちろんこれらはヘッドライナーだけで成立させることではありませんが、ヘッドライナーを予想する上で考慮しなければならない点である事は間違いありません。

《女性アーティストをどうブッキングするか》

残念ながら2025年のフジロックのヘッドライナーには、女性のアーティストが名を連ねる事はありませんでした。
さらに言うと、昨年もSZAのキャンセルにより3組とも男性アーティストが務め、最後の女性ヘッドライナーは2023年のLizzoまで遡ります。

一方、他海外主要フェスはどうでしょうか?
音楽フェスの代名詞と呼ばれるまでに成長した米カリフォルニア州で開催されるCoachellaでは、ヘッドライナーを男性アクトのみに任せた年は2016年のLCD Soundsystem / Guns N' Roses / Calvin Harrisまで遡ります。
また、スペイン・バルセロナで行われる都市型音楽フェスPrimavera Soundは今年のヘッドライナーをCharli XCX /Sabrina Carpenter / Chapell Roanと女性ミュージシャンに統一するという大胆なブッキングでフェスを大成功させました。
世界中のフェスの中でジェンダーバランス・多様性のアプローチが促進されている中、フジロックがその考えを軽視しているはずがありません。
昨年も今年もその考えを念頭に置いた上でブッキングに励み、結果的に実現しなかっただけでしょう。
しかしだからこそ、来年は更に強い気持ちでそこに力をいれていくはずです。
ヘッドライナー3組中1組は女性アーティスト。これが筆者の予想になります。



ヘッドライナー候補アーティスト 10選

①Tame Impala

最終来日歴:2016年(単独)

オーストラリア出身のケヴィン・パーカーを中心としたサイケポッププロジェクト、Tame Impala。
筆者の肌感ですが、今フジロッカーから1番期待されているヘッドライナー候補だと思います。
理由として真っ先に挙げられるのが、ヘッドライナーとして登場予定だったフジロック2020年がコロナ禍によって開催中止となってしまったこと。彼はそれ以降も来日を果たせていませんので、あの時のリベンジを!と考えるのは自然なことでしょう。
また、2020年を最後に音沙汰のなかったアルバムもついに今年末にリリースを予定。つい先日も新曲「End Of Summer」をリリースし、期待は高まるばかりです。
そんなフジロッカーの期待にケヴィン並びにSMASHさん、どうか応えてくれませんか。

②FKA Twigs

最終来日歴:2015年(単独公演)

今年もSMASHはCharlie XCXと接触したようですが、やはり金銭面で折り合わず。また、bratのムーブも今年のフェス出演を終えて落ち着いた感があります。
Charileのブッキングが現実的に厳しい今、もし彼女の代わりを選ぶなら、イギリス生まれの女性エレクトロポップアーティストFKA Twigsしかありません。
前述した若者受け・エレクトロ・女性アクトのポイントに完璧に該当している上に、来日歴が乏しく、彼女を一目みたいというファンは多いはずです。
また無理やり日本要素を交えるのであれば、今年リリースの最新作『EUSEXUA』に収録される「Childlike Things」にがはっつり日本語詩が入っています。(この曲の歌詞は全体を通してかなり興味深いのですが、話が逸れてしまうので割愛します。)

こんにちは私の名前はノースちゃん
カリフォルニアから東京
イエス様 王様 神様 賞賛
イエスは唯一の神様

FKA Twigs / Childlike Things

カリフォルニアから東京、ちょっと足を伸ばして新潟まで、ついでにノースちゃんも連れて立ち寄ってはくれませんかね?


③Lorde

最終来日歴:2017年(フジロック)

ニュージーランド生まれのアートポップアーティストLorde。
FKA Twigsに続き女性アーティスト枠としての候補で、22年のHALSYのようなブッキングをイメージしました。
来日公演経験はあまりありませんが、意外にもフジロックには2014、2017年の2回出演しています。
最新作『Virgin』は批評家からも高い評価をうけており、サプライズで出演した今年のGlastonburyでも見事なパフォーマンスを見せていました。
過去に主要音楽フェスのヘッドライナー歴のある彼女ですが、来年はまたそのステージに舞い戻ってくる予感がします。
そんな勢いに乗った彼女パフォーマンスを日本のオーディエンスに久しぶりに見せて欲しい。かなり願望込みの選出です。


④Underworld

最終来日歴:2022年(単独公演)

2008年には2日目のヘッドライナーを務めたイギリス出身のエレクトロミュージックデュオ、Underworld。
SMASHがどれだけ若者受けを狙おうと、オールドファンを喜ばせるブッキンングも必要になってきます。来日したばかりのThe Chemical Brothersを除くと、フジのエレクトロ文脈で最初に名前が上がってくるのは彼らでしょう。
「Techno Shinkansen」に乗って、苗場の夜をダンスフロアに変えてほしいですね。


⑤The XX

来日歴:2018年(単独公演)

こちらもフジ常連になります、イギリス出身のインディーロックバンドThe XX。
2020年頃からバンドとしての活動は休止をしており、最後の来日は8年前であることから、来日待望の声は年々大きくなるばかりです。フジで言えば17年に準ヘッドライナーとしてリーンステージに出演して以来で、実現すれば初のヘッドライナーとなるわけですが、そのポジションに異を唱えるファンはきっと少ないでしょう。
一方で、バンドメンバーは各々ソロ活動に精力的に勤しんでいます。中でもバンドのエレクトロサウンドを支えるJamieXXは昨年11月の来日単独公演も成功させ、2025年は様々なフェスにも参加しました。
来年バンドとして久しぶりの活動再開、そしてヘッドライナーとして日本に帰ってくる。こんなシナリオは少し出来すぎでしょうか?


⑥Fatboy Slim

最終来日歴:2023年(単独公演)

レジェンド枠としてイギリス出身のDJ、Fatboy Slimも候補に入れてみました。
2005年の豪雨の中でのパフォーマンスはフジロックの中でも名場面として語られることも多いですが、それ以来苗場の地には立っておりません。
今年はフジと同日程で行われる英Latitude Festival2日目のヘッドライナーとして出演しており、来年のフジ参戦も全然考えられます。
そして彼といえば、イングランドのフットボールチーム・ブライトンのファンとしても有名。来オフシーズン、三笘が育った国に遊びに来てみてはいかがでしょうか。


⑦The Cure

最終来日歴:2019年(フジロック)

フジ“ロック”と謳いながら、これまで一組もロックバンドを挙げていませんでした。
MUSE、Foo Fighters、Linkin Parkといったフジに縁のある大物ロックバンドが今年軒並み来日単独公演を迎えており、彼らを呼ぶのは現実的ではない中、イギリスのポストパンクバンドThe Cureの可能性は期待したいところです。
デビューから50年を迎えようとしている彼らですが、昨年16年ぶりのスタジオアルバム『Songs Of Art Lost World』をリリースし、未だ精力的な活動を続けております。
フジロックには3度出演(いずれもヘッドライナー)しており、特に2013年の伝説の3時間に及ぶパフォーマンスはフジロッカーの脳裏に焼き付いていることでしょう。
2015年以降、N.E.R.D / Kendric Lamar / BOB DYLAN & HIS BANDという凄まじい面子を揃えた18年を除いて、過去にフジでヘッドライナー歴のあるアーティストを1組はブッキングしています。もしその枠にThe Cureを呼べるのであれば、来年のフジの勝利は固いでしょう。

⑧Bon Iver

最終来日歴:2020年(単独公演)

米ウェスコンシン州出身のインディーフォークミュージシャンJustin Vernonのプロジェクト、Bon Iver。
こちらもTame Impalaと同じく、Xのヘッドライナー予想に多く挙がっていたアーティストです。(筆者がインディーフォーク好きのためフォロワーにBon Iverファンが多いのも一因ですが。)
そして最新作『SABLE,fABLE』は紛うことなく傑作でした。
あまりフェスに出ている印象がないので、フジがどうこうと言うより、世界中の音楽ファンが彼のライブを待望している感がありますね。

個人的にも大ファンなので、苗場のあの空気下で彼の息をのむようなライブをぜひ見てみたいです。頼むよ〜SMASHさん。

⑨Doechii

最終来日歴:なし

米フロリダ州出身のHipHop/R&Bシンガー、Doechii。
TikTokでのヒットを経てアルバム『Alligator Bites Never Heal』をリリースした昨年の勢いそのままに、今年は彼女の名前を本当に多くの主要フェスで見かけました。多彩な音楽ジャンルを組み込んだ彼女の音楽性は、未だギャングスタ的なHipHopへの抵抗感が拭え切れていない日本人にとっても受け入れられやすそうな印象です。
今年のフジではグリーンステージに登場したLittle Simzが素晴らしいライブを見せてくれました。彼女からの良い流れを汲むのであれば、Doechiiのヘッドライナーというシナリオはあり得る話だと思います。
典型的なフィメールラッパーがフジ・サマソニのヘッドライナーを務めた経験はないはずですので(Lizzoをどう捉えるかは意見が分かれそうですが)、日本の洋楽フェスの歴史に名を刻むブッキングに期待したいです。


⑩Pearl Jam

最終来日歴:2003年(単独公演)

最後の選出は米シアトル州出身のグランジバンド、Pearl Jam。
FatboySlim、The Cureに続き、レジェンド枠での予想です。
来日歴の乏しさで言うと、これまで挙げてきたアーティスト達とは次元が違います。最後の来日は2003年と、何と20年以上前です。
正直に言うと筆者は世代ではないので、彼らのファンがどれほどの熱量で来日を待ち望んでいるかは分かりかねますが、2月の発表で彼らの名前に湧き立つXのタイムラインは想像できます。
1組くらいそんなサプライズがあっても面白いんじゃないでしょうか。



…と、こんなところですかね。
他にも挙げたいアーティストがたくさんあるのですが、何でもかんでも名前を出すのも卑怯だと思うのでこの辺で控えます。

そしてここからは10組→3組に絞っていきますよ!



フジロック’26のヘッドライナーはこいつらだ!!

それでは最終選考、フジロック’26のヘッドライナー3組(予想)を発表させていただきます。

ドコドコドコドコドコドコドコ….



ダンッ!!!!



Tame Impala / Doechii / Underworld

この3組です。
見事選出された皆さん、おめでとうございます。
\ワー/  \ヤッター!/ \スマッシュアリガトーー!!/


選出理由について軽く述べていきましょう。

まずはヘッドライナーの3枠を①フジロッカー待望枠、②女性アクト枠、③常連枠の3要素を分類しました。

①フジロッカー待望枠にはTame Impalaが真っ先に名前が上がってくると思います。SMASHが彼らにアタックするのは間違いないですので、あとは断られないことを祈るばかりです。
同じく①に分類されるであろうBon Iverは何となく来年末あたりに単独公演で来日しそうだな〜と。どちらかと言うとTameの方がフェスに出ている姿をイメージできました。

②の女性枠に関しては正直一番悩みました。Lordeもそうですが、やはりFKAtwigsのヘッドライナーはあまりにも想像に容易いです。
しかしここまで特に言及していませんでしたが、フジはHipHop系のヘッドライナーを18年のKendric以降呼べていないんですよね。(こちらも23年のLizzoの捉え方次第ですが)
初来日であること、そしてフィメールラッパーのヘッドライナーという前例の無さも相まって、ここで一つカマしてくるのではないかという予想です。

③の常連枠は現実的にUnderworldとThe Cureの一騎打ちでしたが、他の2枠にエレクトロ系がいなかったので、Underworldに軍配。
ざっくりですがこんなところです。






総括

いかがでしたでしょうか。
こう見ると我々の期待に答えた上で、目新しさと安心感のバランスがちょうど良く、尚且つ実現もできそうな素晴らしいラインナップと言えるのではないでしょうか?
一つ苦言を呈すなら“ザ・ロックバンド”がいないということ。その面で少し賛否は分かれるかもしれませんが、その辺は準ヘッドライナーで補填してください…

この拙い文章をここまで読んでくれた人はきっと少ないと思いますが、もし2月に正式なヘッドライナーが発表された際は、ぜひこの(的外れな)予想を(嘲笑いに)見返しに来てください。

ではまた。



追記(2026.2.20)

大外しも大外し。もうヘッドライナー予想なんて生意気なことはしません。涙





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