見出し画像

完成したけど出費は続くし、待ちくたびれるよどこまでも!【#15 家にまつわるストーリー】

長い道のりだったけど、完成して無事に引っ越せました。とは言っても、わたしの大きな荷物はすでにガレージに置いてあったので、身ひとつといくつかのスーツケースだけで、4ヶ月ぶりに新しい家の中に入りました。

⬆この続きです。

しばらくはダンボール箱を開ける作業に明け暮れました。受け渡しが済んでも、整えなければいけないことは山ほどあります。

いちばんにお願いしたのは、家じゅうの水の浄化システムを入れてもらうことでした。田舎なので水道は通っておらず井戸水です。水質検査では飲んでも安全とのことでしたが、鉄分が多めです。水は每日体内に取り入れるわけですから、とってもたいせつ。より良いコンディションの水にするためにここはケチるわけにはいきません。

加えて、洗濯機や食洗機、給水器と製氷機がついている冷蔵庫なども水を取り入れるため、浄化システムを使ったほうが、家電製品も長持ちするそうです。導入したら、目に見えて水質がよくなったことを実感できました。

米国の冷蔵庫は日本のものに比べると巨大です。日本の牛乳などは1リットル入りで売られていますが、アメリカでは1ガロン(約3.78リットル)ですから約4倍。何かと基本サイズが大きいためあたりまえといえばあたりまえです。

ただでさえ巨大冷蔵庫なのに我が家にはそれが2つあります。夫が食材用と飲み物用をイメージしてあらかじめ2つの冷蔵庫を置くようにキッチンをデザインしてしまいました。「老夫婦二人で暮らす家なんだから、ひとつでいいよ」と何度も言ったのに、聞く耳持たずの夫でした。

冷蔵庫用の給水・製氷のための水の配管も設置済みなので要らないからとあけておくわけにもいきません。そんなわけで、わたしたちは2つ冷蔵庫を買わなければいけませんでした。

「オレ冷蔵庫なんてどうでもいいから、適当なの決めてよ」と息子タローもいうので、格安セールをねらって物色していました。

ところが、いろいろと調べているうちに、

「オレ、やっぱりこれがいい」とタローが惚れてしまったのがこれ。

「このアイスボール入れてウィスキー飲むとうまそうだなぁ」

「透明でまん丸の氷」が自動でできることが売りでした。

「オレが買うからこれにしよう」と言い出す始末。

せっかく、お値打ち品を買おうと思っていたのに、結局「何度も買い換えるものではないし、遊び心もだいじ!!」ってことにしてひとつはこれになりました。

タローは来客があるたび、冷蔵庫を開けてはアイスボールを見せびらかしています。すると、ほぼみんなウォーと大げさに感動してくれるので満足な様子。😅

もうひとつのは、お値打ちなうえにデリバリーや据え付けが全てサービスというのをみつけ購入しましたが、コロナ禍の米国では何を買っても、供給が遅れており、届くのに3ヶ月も待たされました。

他にもソファも注文してから3ヶ月待たされ、ついてくるはずのオットマンの納品はさらに半年、つまり来年まで待って下さいとのことです。

待たせるといえば、自家発電システムも注文してあるのですが、これまた全米じゅうで供給不足です。機種によっては半年以上待たされるそうです。現時点で我が家もまだ待っています。冬前には是非届いてほしいのですが……どうなることやら。

市内からたった10分とはいえ、郊外なので停電すると回復に時間がかかる場合があります。ここ数ヶ月のうちに、12時間レベルの停電がすでに2回ありました。うちは井戸なので停電するとポンプが動かなくなるため、断水してしまいます。

幸い、ナチュラルガスが通っているため、停電が起きた場合には、自動でナチュラルガスを使って家ごと自家発電に切り替わるシステムを注文してあります。それだけで日本円にして100万円ほどかかりますが、安心のためにこれも仕方のない出費です。

完成して引っ越すことはできたものの、快適に暮らすための出費は続きます。自家発電は大きな出費ですが、もうひとつ頭が痛かったのは、広い庭です。夏に向かってどんどん雑草だらけになってしまい、あわてて造園業者に芝をはるための見積もりをお願いしたところ、これまた1万ドル以上(つまり100万円コース)かかるとのこと。

土壌が粘土質で、雨が降ると水はけの悪いところもあり、どろどろになるのでこのまま放っておくわけにはいきません。これも痛い出費だなぁと泣けて来ました。

ところが……。

【#16 家にまつわるストーリー】につづく





いいなと思ったら応援しよう!

yahoi /ライフエディター・エッセイスト 🌺 共感、応援いただけたならうれしいです。 感謝の気持ちは次のどなたかに恩送りします。