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「カミソリ」vs「刀」のような切れ味 / 矛盾は盾の勝ち

※画像=家の包丁
刃物の町「新潟県三条市」の品

ヤフオクで2500円で買った包丁、でも同じ物が15000円で売られていた。出品者によれば刃金は白紙2号(白2鋼)
住所からすると鍛冶屋が、製品からハネた物を売った様子。刃物自体の不具合ではなく、整形段階での削り過ぎにより、研いでも一部分だけ僅かに刃先が砥石に当たらず、そこまで研ぎ落としたが、それ以外の問題はない。微々たる不良で弾かれた良品

2026年1月頃に、余計な文章を削り修正済み


「刃物の条件」

刃物の条件とは何か?細く尖っている点が連続して、並んでいる物が刃先だと考えています。なんだか数学っぽい表現が出て来ました😅刃先が薄いと言う表現を使う人も居ます。確かに!成程と思いました。

細い薄い刃先が、目に見えない物体の隙間に入り込み裂き分けて行く=拡大して例えると、人の集団に手を差し込み、掻き分けて行くのと似ている。

人と人の隙間より大きい、例えば10mの巨人は入り込め無い為に進めずに止まる。進むなら潰しながら進むしかない=切り分ける事が出来ないから刃物では無く【鈍器】になる。

もう一つ重要な条件が【硬さ】になります。
満員電車に人より細い木の板ならすんなり差し込めても、例えば布団を丸めずに、伸ばした状態で差し込む事は困難と言うより不可能です。入ったとしたら手の硬さで押し込む形になるでしょう。

それなので刃物は硬くないと切れません、ここで問題になるのが「鋼」の性質です。現代は鋼に様々な成分を添加して、硬くて粘りの有る合金鋼が開発されていますが、基本的には硬くすると靭性(粘り)が下がって脆くなってしまいます。

硬くすれば刃先に横から力が掛かった時に欠け易くなり、大きい力なら折れてしまいます。実際は軟鉄と鋼を組み合わせる等して、硬く折れ難くなるよう工夫されています。

どんなに工夫しても基本性質は変わらないし、切る対象物自体を柔らかくする事は出来ません。なので切る相手によって刃先は硬さが大体決まります。


「表現としての刃物」


「カミソリ(剃刀)vs日本刀」ですが、単純に言えば【カミソリの勝ち】です。

カミソリは髭しか切らないので【硬さ重視で脆く】しても、髭相手に捻り抉るように使っても刃先の負荷が低い事が理由です。

刀は余程上手い使い手なら負荷を大幅に減らせても、叩く要素があるし、切る相手は肉骨の複合材で相手も動きます。それなので【カミソリより軟らかく】せざるを得ません。

でもどんな達人が使っても、カミソリで人を両断は不可能ですよね。鉈や斧ならもっと軟らかくして重くし、尖った鈍器に近づきます。



「カミソリの様な、と言う喩え」

昔のマンガやテレビでは、「カミソリの様な切れ味」「カミソリの様な男」「カミソリの様な知性」等の表現が多く、子供ながら何故カミソリ?と思っていました。当時は、T字カミソリしか知りませんでした。

昔は、単純にカミソリが最も硬く切れる刃物だったからなんて知る由もありません。
現代では「カミソリの様な切れ」という言葉は消えて「刀の様な斬れ」に置き換わった様ですね、でもたぶん単純に刃先だけなら自分の持ってる、鉋刃の方が刀よりも切れると思います。


前に何処かで見た刃先の硬さランキングでは
剃刀→鉋刃→鑿(ノミ)→包丁→→鉈→斧 だったと思います、多分。

対象物が固く刃に捻ったり抉る力が掛かる程、軟らかくなる。漫画「バガボンド」で仏師が武蔵に刀より、鑿の方が切れると話すシーンがあったのを思い出しました。
しつこいようですが、自分の持っているHAP40(特殊粉末鋼)の鉋刃の方が、たぶんバガボンドのノミより硬いと思います😉

この本は以前に、買おうと思ったら絶版本で、ヤフオクで30万で出品されていた、数年前に復刻版が出ました。和剃刀で有名な刃物の鬼と呼ばれた方の本。



【矛盾は盾の勝ち】

持ち運びに不便な重さで良いなら盾は厚く出来る。極端な話し盾は無限に厚く出来る。それは無しでも、刃物が切れるにはどうしても薄く尖ってないとダメだからです。
だから同じ金属なら単純に、厚くできる盾が必ず有利になる。

だから中国でも西洋でも、鈍器的な武器を扱う将が必ず出て来ます。
でも実際に使うには盾も軽くないとダメなので、盾は薄く広くもしくは、厚く狭くの中で変化するので、矛盾っぽい感じには成ります。

ただし、刃物を研ぐ側から見れば、盾と矛が引き分けた場合は、やはり刃物側の負けだと思います。だって大きく刃こぼれした刃物を研ぐ労力は、想像するだけでグッタリ😱



「現代戦は矛が勝つ」

でも、現代戦車は矛が勝つ様です。戦車ゲーム実況を観る内に調べてみると、現代は貫徹力が非常に強く、防ぎきれず、世界大戦時より逆に装甲を薄くして、索敵と機動性重視だそうです。艦船も似たような状況らしいです。(現代戦車砲は60センチの鋼板を貫通する)

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