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ゲームマーケット2025春に参加した。

朝6時に目が覚める。
朝にめっぽう弱い私を叩き起こして奮い立たせるイベントは1つだけ。ゲームマーケットである。

直近2年間、ゲームマーケットには、出店している。初めて遊んだボードゲームのレビューを手書きのメモに全て記し、スキャンをした本を販売している。前回からは、中古ゲームの販売も始めた。

年に数回、下手したらゲームマーケットの時にしか使用しないコンタクトをつける。服は黒いチャイナ服を着た。以前のゲームマーケットで、友人が餃子のトリックテイキングというジャンルのゲームを売っており、中華っぽい服装をしていた。そういえば私もチャイナ服持っていたなと思い、暖かい時期のゲームマーケットで絶対着ようと意気込んでいた。前回着たのが、約3年前だったので、着れるか不安だったが無事着ることができてよかった。

朝7時。会場に向かって出発。母に幕張まで車をだしてもらう。高速道路にのって、幕張近くのインターを降りると、はま寿司があった。「今日はここで夕飯にしましょう。」と母が言った。ゲムマが終わったら、また母、そして父が迎えにくるのだ。
前回のゲームマーケットより、道が空いていた。天気は雨模様だからだろうか。「潮干狩りに行く人が少ないのかもねぇ。」と母は言っていた。潮干狩りがそんな人気コンテンツなイメージがないのだが、前回のゲームマーケットに向かう時も、潮干狩りに行く人が多いから混んでいると言っていた。

7時45分。会場に着く。8時から入場開始なので、車で並んで待った。入る時に、車両搬入証を見せると、なぜかリストになかったみたいで、少々手間取る。確認する警備員さんが、車の目の前まで来るので、車の安全装置が発動し、車内では警告音が鳴った。母が「轢かれちゃうよ〜」と笑っていた。轢くか轢かないか決めるのはあなたである。

確認が終わり荷物を持って、母と中に入った。オインクゲームズさんのブースの横を通る。母がオインクゲームズの新作ゲームのペチケの犬のTシャツを見つけた。「あれがかわいい。」と言うので、「お土産に買って帰るね。」と言うと、喜んでいた。

ブースに着くまでに、何人かの友人と会った。1人ずつ丁寧にお辞儀する母。困惑する友人に、「母です。」というと、さらに困惑する人が多かった。朝の搬入も慣れたもので、母は堂々としている。初めての搬入の時から、堂々としていて、思えば私より先に隣のブースの人に挨拶をしていた。

自分のブースまで着き、荷物を置いて、母を車まで見送る。これなら母はがん検診に行くのだ。がん検診に行った後、車をオークションに出しに行って、帰りに幕張に寄ってくれるという。今日の母のスケジュールはハードである。

お手伝いしてくれる友人がきて、設営をする。
今回は中古ゲームの数が多く、昔のゲームマーケットであった、床売りのようなラインナップのブースになった。私はゲームマーケットの中古ブースで掘り出し物を見つけるのが好きだ。最近のゲームマーケットでは、中古ブースが少なくなった。当時手に入らなかった面白いゲームを安く買わせてくれた先輩方のように、最近ボードゲームを始めた人たちに何かできることはないかと思って、前回のゲームマーケットから、本を売りつつ、中古ゲームを売るようにした。私だけでなく、お手伝いしてくれる人や、いつも一緒に遊んでくれる友人も出品してくれて、とても感謝している。

あっという間に時間が過ぎ、開幕の時間となった。開幕の拍手の後、5分もたたずに最初のお客さんが来る。中古ブースの開幕は戦争だ。全部の中古ボードゲームが買えるのは最初のタイミングしかないのだ。それほど、欲しい人に中古ボードゲームが買われて嬉しい。合間合間に本も予約してくださった人が来てくれて、購入してくださる。予約してくれることが嬉し過ぎて、予約リストはいつも全部暗記している。予約をしていなくても、いつも来てくださる人もいる。私は、予約をしないと行くブースをすぐ忘れてしまうので、予約をしないで毎回来てくださる人はすごい。ブースで、お客さんに「ゲームマーケットで何を買ったか?」を聞いたりする。それでおすすめされたゲームを買うこともある。ゲームマーケットのライブ感が楽しい。

途中からお手伝いの方が増えて、休憩時間になった。予約したボードゲームや本を回収に行く。途中でたくさんの知り合いに会って、思わず声をかけてしまう。その結果、あんまり会場は見て回れなかったけど、お祭りを楽しんでいる友人たちを見るのは、とても楽しい。Xだけで知っている人とも何人か会った。Xの文章や写真だけでも、かなり素敵な人だなと思っていた人たちが、もっと魅力に溢れていた。その魅力を、普段から相手には伝えていこうと思っているのだけど、すぐ時間がなくなって歯がゆい。最後にペチケのTシャツを買いに行ったら、Sサイズ以外は売り切れだった。母にそのことを伝えると、Sサイズは着れないから大丈夫とのことだった。通販で発売されたら購入しようと思う。

閉幕直前には、中古ゲームもかなり売れ、本も盛況であった。私のブースの前には、いつもお客さんがいて、中古ボードゲームをみていったり、そこで知り合いに出くわして話したり、チャイナ服を褒めてくれたり、本を眺めたりしていた。たくさんのブースがある中で、私のブースに寄ってくれるのがたまらなく嬉しい。人がまばらになったかと思うと、閉幕の放送が鳴った。片付けをして、手伝ってくれたみんなを見送る。私は残って、父と母を待った。

閉幕から30分後、車に乗って、父と母が迎えに来た。母の今日1日の感想などを聞いていた気がするが、疲れ過ぎて途中から気絶していた。
朝行こうと決めたはま寿司が混み過ぎていたので、地元のスシローで晩御飯を食べた。

そのまま帰って寝てしまい、次の日の昼間に起きた。Xを見てみると、もうすでにゲームマーケットで買ったボードゲームを遊んでいる人たちがいた。羨ましくなって、母をボードゲームに誘った。母とはたまにクラスクをする仲である。

遊んだのは、かさねイロという5歳から遊べるボードゲーム。お題のカードの色の並びに半透明のシートをいち早く並べるゲームである。紫やオレンジは、シートを重ねて作る。最初は2人で1枚ずつ練習してから、ゲームに挑んだ。なかなか苦戦していた母は、「子どもにはできるけど、大人には難しいね。」と言っていた。そして箱にしまって、最後に「ありがとう。」と言った。
私も誰かと一緒にボードゲームを遊んだ時、「ありがとう。」と言う。母は、普段ボードゲームを遊ばないし、特段興味があるわけではないのだけど、「ボードゲームを楽しめたのはあなたのおかげです。」という気持ちを自然と持っていて、敵わないなと思った。

ゲームマーケットに参加しはじめて、もう10年くらいになる。ゲームマーケットが終わるたび、「次回のゲームマーケットにも、参加できますように。」と祈る。たくさんの人と会うゲームマーケット。たくさんの人が遠くの土地から足を運んでいて、広い会場の中出会えるのは奇跡みたいなものだ。そして、自分がこんなにも長くボードゲームに携われるとは思っていなくて、毎年、縋るように祈っていた。今はその不安は薄れているが、ここにいる参加者全員が、何事もなく健康に、次回も参加できることを今日も祈る。ゲームマーケット、お疲れ様でした、ありがとうございました。

今回頒布した本


ほぼ中古ブース
中古チャイナアドバイス
うちあげでたべた餃子
母と


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