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動物病院での一幕で感じたこと

春の恒例行事

今日は午前中に我が家の愛犬二頭を連れて動物病院を訪れました。
この時期恒例の健康診断、フィラリア検査などのためです。

二頭とも血液検査異常なし、フィラリア陰性でしたが、ころん(長女8歳5か月、カニヘンダックス×ヨークシャーテリアのMIX)の右目に白内障の兆候が出ており、半年後に経過観察となりました。

普段は元気で食欲も旺盛ですが、確実に加齢は進んでいるんだなぁ、と痛感させられました。

初めてのことが起きた

お会計を待っている間、待合室で診察を待っていた中型犬と、入り口から入って来た大型犬のケンカがありました。

うちは二頭とも小型犬なので、どちらかと言えば「キャンキャン」に近い高い吠え声なのですが、やはり身体の大きなワンちゃんの声は音が低く、声量もたっぷりのためか「大事が起きた」ような雰囲気になってしまいます。

お互いの飼い主さんによって引き離され大事には至りませんでしたが、その状況で気が付いたこともありましたので、自分への戒めと備忘も含めて記事にしております。

「病院」は我々人間でも「どちらかと言えば行きたくない場所」だとは思うのですが、ワンちゃんにとってもそれは同じだと思うのです。

怯える子もいれば緊張する子もいて、いつものような「いい子」でいられる精神状態ではない可能性が高いはずです。

飼い主さんは、まずその心理をきちんと把握していただきたい。

今日のケンカの原因は、後から待合室に入って来た大型犬の飼い主さんが、リードを長く持ち過ぎたことによります。

自由に動ける範囲が大きかったため、ワンちゃんとしては「遊ぼう!」みたいな感覚で近付いたところ、お相手に激しく拒絶され「ケンカ」のように見えてしまった、というのが真相に近いとは思いますが。

見た感じですが、身体は大きくてもまだまだ幼年期のワンちゃんのようで、悪気はなかったでしょう。ただ、診察前で気が立っている状態でいきなり大型犬にダッシュで近付かれたら、そりゃ誰でも怖いですよね?

待合室にいた中型犬の方も、軽くパニックになったと思います。だから過剰に反応しちゃった。

ほんと、大事には至らなかったので良かったですが、体格差から考えても一歩間違えば大けがの可能性もあったように思います。

「飼い主」としての責任

その大型犬の飼い主さんは看護師さんにリードの持ち方について注意を受けていましたが、

「そんなの知らないよ!」

と半ばキレ気味に開き直っておりました。

うーん…。
まあ、飼い主さんも突然のことで焦っておいでではあったと思いますが、「知らない」では済まされない場合もあると思うのです。

今回は動物病院でお相手は中型のワンちゃんでしたが、これが住宅街でお相手が小さなお子さんだったらどうでしょう?

または車の往来が激しい道路上の出来事であったなら…。

お子さんにケガをさせたり、あるいは道路に飛び出したワンちゃんが車にはねられてしまう、なんてことも考えられるわけです。

動物を飼育するのであれば、やはり最低限の法律、マナー、習性、そしてその対処法などを勉強してからにしていただきたい。

犬は、外に連れ出すときは「リード」が必須です。
これはまさに、あらゆる意味での「命綱」です。

そしてその「命綱の制御方法」は、飼い主さんが最低限弁えておいていただかないと「犬の飼育」自体がもっともっと法で規制されてしまう結果になってしまいます。

大型犬であれば、今は「ダブルリード」が常識ですし、小型犬でもノーリードでの散歩は絶対にやめていただきたい。

そうしないと、いつまで経っても痛ましい事故がなくならない。
それらの事故の責任は、全て飼い主さんのものだということをきちんと認識して欲しい。

なんでも許すべきではない

その発言に対して、看護師さんは毅然とした態度で再度注意をして、一旦院外に出るよう指示しましたが、中型犬の飼い主さんは悪くもないのに「ごめんねぇ、いつもは大人しいんだけど…」なんて謝ったくらいにして。

これもどうなのかな? と感じました。
もちろん、その飼い主さんが空気を読んで、騒ぎが起こってしまったことによる「その場全体」への謝罪であったのはわかります。

が、いくら「ケンカ両成敗」の不文律があるとは言え、今回は誰がどう見ても被害者である側の飼い主さんが「謝る」というのは筋が違うように思えてなりません。

その「謝る」という行為が、大型犬の飼い主さんに「誤った認識」を与えてしまう可能性もあると思います。

見方によっては看護師さんの指示に正当性がないようにも映るでしょう。

これが万が一、うちのころんやめいが相手だったとしたら、例えケガがなかったとしてもその飼い主を激しく罵ったと思います。大人げないと言われるかも知れませんが、罵られるくらいで済んだことを神に感謝して欲しいくらいの勢いです。

私が私の飼い犬を守る、という責任を果たすためでもあり、今後同じようなことが再び起こらないようにするためでもあります。

安易に謝ってしまい「なんだ、やっぱりこっちは悪くないのか」と勘違いさせてしまっては、飼い主さんがまた同じ過ちを繰り返し、いずれ重大な被害を引き起こしてしまうかも知れない。

「かわいい」だけではダメなのよ。

すべからく飼い主というものは、ほとんどが「ウチの子が一番かわいい」と思っている人種だと思います。

ですが、それだけではダメです。
常に「命を預かっている」という重い現実を真摯に受け止めるだけの覚悟が必要だと、私は思うのです。

「何を大袈裟な」と思われるかも知れませんが、特に犬の場合、自分の犬の命だけではなく、他の方が飼われている動物や、小さなお子さんや高齢の方を含めた他人に危害を与える恐れが、多分にあります。

身体が大きくなればなるほど、体重が重くなればなるほど、その危険性は増していきます。ですから、基本的に「ダブルリード」で「リードは短めに持って犬の動きを制御する」ことが必要です。

よく、大型犬の散歩を小さなお子さんにさせている方を見かけます。
あれは本当に怖い。何かの拍子にワンちゃんが暴走したら、お子さん引きずられますよ?

普段は大人しくていい子でも、何かの拍子にパニックになれば、ワンちゃんは持てる能力全てを使ってその場から逃れようとします。二本足で生活している我々には「犬が本気で引く力」に対抗する術はありません。

ころんは体重が5kgに届かないくらいですが、本気で引っ張られたら、私はよろけてしまいます。これが50kgの犬であれば、おそらくプロレスラーでも太刀打ちできないでしょう。

犬には、それくらいの力があります。
その事実をしっかりと認識した上で、「自分に飼育ができるのかどうか」ということを、あらゆる方面から検証してからお迎えしていただきたいと、心から思います。

私は今日、小型犬二頭を一人で病院に連れて行きましたが、リードで一度に二頭を制御するのが難しいことをよく知っています。だから、めいはクレートに入れて連れて行きました。そうすることでころんやめいを守り、自分を守り、結果的に他者を守っています。

そこまでする必要があるかどうかはご家庭によって差があると思いますが、少なくても頭のどこかに「自分の犬の真の能力」についての恐れを抱いているくらいがちょうどいいのではないかと思います。

保護活動の側面から

保護猫チャビをお迎えしたのが契機となり、動物の保護活動に携わらせていただいております。

その中で「大型犬を引き取って欲しい」という相談がこの二か月ほどで3件ありました。

「こんなに大きくなるとは思わなかった」
「老犬で介護が必要だが、重すぎて手に負えない」
「診療費がかさんで経済的に飼えなくなった」

以上がその理由です。
これ全て、お迎えする時に飼い主さんがきちんと勉強していなかったから起こった悲劇です。

なんでもそうですが、もっと「想像力」を働かせてみて下さい。
それが難しくても、犬を家庭に迎え入れるに当たっての注意事項、検討事項などはネットにいくらでも転がってます。ググッてみて下さい。

飼い主さんの病気やケガといった不測の事態も含めた「次善策」を用意してから「お迎えの決断」をしていただきたいです。

そうしないと、犬や猫が被害者になる社会がいつまでも健全化しません。

人間は「万物の霊長」などと自称しておりますが、それは「他の動物の生殺与奪の権利を持っているから」ではありません。

「他の動物を守ることができるから」こその「万物の霊長」なのです。

今現在飼い主さんとなっている方、これから飼い主さんになろうとしている方には、特にこの辺りについて、一度しっかりと考えてみていただきたいと心から思います。

それでもっ! とにかくかわいいよ!

散々に脅すようなことばかり書いて参りましたが、きちんとした覚悟さえこちらが持っていれば、犬も猫も、その他の動物も、しっかりとした「愛情」で応えてくれると思います。

私は犬と猫、それに金魚くらいしか他の生き物を飼育したことがないので、その他の生き物については詳しくはわかりませんが、これだけ幅広い動物が様々なところで飼育されているということは、おそらく「なにものにも代えがたい」何かを飼い主さんに与えてくれるのでしょう。

特に犬や猫などは、人間が遥か昔から共に歩んできた事実が世界中の遺跡や文献などで明らかになっています。

何と言いますか、とにかく「愛には愛で、信頼には信頼で応えよう!」という真摯な気持ちがビシバシ伝わってきます。

言葉は交わせなくても、表情や動きで一生懸命にそれをこちらに伝えようとしてくれている様は、もう例えようもなく愛くるしく、健気で、とても愛おしい。

ほんとにお金では買えないものを、毎日たっぷりと与えてくれます。
ですから、状況が許すのであれば、ぜひ動物をお迎えしてみて下さい!

きっとあなたの心を満たしてくれる相棒が、どこかであなたを待っていると思いますよ!


というわけで、今日も私見を勝手気ままに書きなぐった感じでスミマセン。
皆様それぞれに理由があり、事情があるとは思います。
そういうのを抜きにして、感じたことをそのまま綴りました。


それでは今夜はこの辺で。
おやすみなさい。
良い夢が見られますように✨✨✨


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