🍊第36回 3つのお題➕追伸
🍊第36回 3つのお題
🎈お題①:「星を釣る漁師」
🐾お題②:「風に名前をつける少女」
⏳お題③:「眠れない龍のための子守唄」
このお題に挑戦(訳がわからんお題でムズイ)
「あぁ、今日もこんな物しか、釣れなかった」
と、嘆きながら、
父は娘を見ている。
貧しい親娘にとって、
魚は大事な食料なのだが、
地球環境が破壊された為か、
今日も魚が釣れない。
「お父さん、
見た事がないよこのお魚?
お星様みたいで、綺麗だよ」
と、5歳になったばかりの娘が
嬉しいそうにひとみを輝かせる。
「お父さんはお星様を釣る漁師だね」
と、満面の笑みを浮かべている。
「これは、魚じゃないよ、
ヒトデって言う生き物だよ」
と、父親の言葉は元気がない。
「お父さん、これって食べれるの?」
「食べないと、今日のおかずは何も無いよ。
湯でればなんとかなるだろう」
「でも私、お星様を食べるの嫌だな」
と、悲しげにささやく言葉が、
父の胸に響いてくる。
「だったら、逃してやるか。
今日のおかずは無し。」
と、父はヒトデを海に放り投げた。
「お星様、海に帰ったね」
と、あどけない。
冷たい風が二人の頬にあたる。
「うぅ、寒いな。早く帰ろう。」
冬の海風は急激に身体を冷やす。
父は娘を抱き上げて、
急ぎ足で帰宅の道を歩いていく。
「お父さん、この風ね、ライオンだよ」
「ライオン!
なんで、ライオンなの?」
「だって、私の耳で吠えているの、
ワオ、ワオって、吠えているの」
「たっちゃんは、名前を付ける名人だなぁ。
そうか、この風の名前はライオンか。」
と、娘の感性に喜ぶ父。
…たっちゃんが生まれて直ぐに、
妻は亡くなった。
片親で育てたけれど、素直な心を持って
育ったみたいだ。…
「ねぇ、お父さん、
また寝る時に、おとぎ噺してね。」
「そうだね、今日はお父さん、
子守唄を歌ってあげるよ。
眠れない龍子の為の子守唄をね」
追伸
また、お題と違って子が入ってるよ!
