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🐾お題②:「青い鍵」(ユニシロシリーズ)


星くず市場に初めて来た老婆は
感動の余りか声も出ないみたいで、
ただ見渡すばかりです。
夢心地の老婆に向かって
湯煮史郎が問いかけます。
「あなたは千恵子君のお母さんと
おっしゃいましたが、
確か、千恵子君のお母さんは、
もう亡くなっているのでは
無いですか?
以前そんな事を聞いたのですが・_・〆」

…自分は千恵子のクローン人間なんて言える訳がない…
と、思いつつ老婆は
「そうなんです、
千恵子の実の母親は亡くなってしまったので、
私が養母みたいに千恵子を育てたのです」
と、出まかせを言ったのだが、

「そうなんですか?
確か千恵子君は擁護施設で育った
と、聞いたのですが。」
と、訝しいがるが、
「そんな事よりも、
この星くず市場の屋台は綺麗で、
素晴らしいですね。
私この様な所に来たのは、
生まれて初めてですよ、
本当に嬉しいです。」
と、話題を変え、
喜びの表情を見せている
「僕も、今回初めて何だ。
此処で買う事ができるのは
一人一点だけなんだ。
何があるか解らないけど、
きっと良い物があるはずだよ。
もう、お客様もいっぱいになってきたから
急がないといけないよ、
閉店が12:00だから、後40分もないよ。」
と、苛立ちを隠せないでいる。

「一人一点だけですか。解りました。
急いで買わないといけませんね。
時間も残り僅かだし。」
と、老婆は居並ぶ屋台を見て回った。
湯煮史郎も一人で屋台を見て回る。
多くのお客様がいる中で、
迷子にならない様に
気をつけながら、
老婆は屋台の商品を見ていた。
その中で一際目を引いたのが、
青い鍵であった。
青銅で作られているのであろうか、
一見すると古びれている鍵ではあるが、
それに書かれてある文章が、
老婆の心を掴んだのだ。
…これを、若い千恵子さんにプレゼントしよう。
彼女はいつも心を塞いだままだし、
この鍵を使う事によって
彼女の気持ちが開くかも知れない。…
と、老婆は若い松原千恵子の事を想い
プレゼントするのを決めるのでした。
その頃、湯煮史郎もある商品を見つけて
ニンマリ顔です。
いったい、何を見つけたのでしょうか?
この続きは小さなドラゴン

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