原恭久「キングダム75」、韓都・新鄭に向かう騰将軍と李信(飛信)副将軍
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秦の六大将軍第二将である騰将軍は、無血開城させた韓の南陽を法の支配で治めた。住民への侵略破壊行為がないどころか、従来の韓体制を尊重して、秦韓公平に統治した。そのため南陽をはじめ、周辺の城主たちは秦に信頼を示した。かつてない布石の下に、秦軍は韓の王都である新鄭の攻略に乗り出した。騰を将軍として、李信(飛信)を副将として進軍を開始。二人とも故王騎将軍の薫陶を受けている。秦軍の16万の兵を、韓は二大将軍である洛亜完と博王谷が英呈平原に19万の兵で迎え撃つ。火蓋を切った激しい戦いの傍らで、騰将軍は韓の公主寧に使者を送る。
いよいよ本格的な口火を切る秦の中華統一。中華を法によって統治することを目指した秦王・嬴政。韓の攻略に当たって、騰と李信は嬴政の示す道を、自ら南陽で体現する。それは中華統一が、武と力によってだけでは成し遂げられないということを意味する。韓の行方を、秦と交戦していた趙だけでない。魏も楚も燕も斉も注視している。戦国時代における国と民との関係に、秦が意図的な一石を投じた新鄭攻略である。


