【メンバー紹介:宿木雪樹】尊敬する仲間と共に、自分らしく生きるための拠点
「理解への歩みを言葉で支える」をミッションに、コーポレートサイトの文言制作、メディアの記事執筆など、情報発信における「言葉」をサポートする宿木屋。
現在、宿木屋でライティングに携わっているのは代表の宿木を含め、5人のメンバーです。このnoteでは代表の宿木雪樹を紹介します。(過去にインタビュー記事を掲載しましたが、あらためて自己紹介記事を作りました)
これまでの経歴
北海道で生まれ育ち、大学進学を機に上京。それから約10年間は、東京で暮らしていました。奇しくもコロナ禍直前のタイミングで大好きな北海道にUターン移住できたのは、「ライター」という仕事を選び、その後の出会いに恵まれてきたからです。

東京で2社に勤め、企画・制作・マーケティングといった領域の仕事を経験してきました。メインの業務ではないものの、企画書を書いたり、Webコンテンツの制作に携わったりと、ライティングに近い仕事は多かったように思います。
また、お客様の声を直接聴き、それを社内に共有したり、企画に落とし込んだりするための執筆は、ほぼ毎日対応していました。今ふりかえれば、それもインタビューのトレーニングになっていたかもしれません。
頑張りすぎて心身の調子を崩し、休職を余儀なくされたとき、人生の転機が訪れます。特殊な病状から、ある難病の診断がくだったのです。「治す薬はないから、とにかく安静に」と医師からは言われたのですが、当時の私は激務以外の働き方を知りませんでした。
「治らない病気になったからゆるく仕事をします」とは到底言えない、言ったら周りに迷惑だろうと勝手に思い込み、復職を選ぶことができませんでした。
同時に、難病持ちでいつ休むかわからない自分が、ゼロから新しい転職先を選ぶ想像もできません。いつ爆発するかわからない爆弾を抱えているような自分が誰かと働くことなんて、もうできないんだと決めつけてしまったのです。
とはいえ、働かなければ生きていけません。いろいろ調べていくうちに、はじめてフリーランスという働き方を知りました。フリーランスになりたかったというよりは、フリーランスしか選べる道がなかった。わらにもすがる思いでした。
「一人で何ができるだろう」「何をすれば役に立てるだろう」といろいろ試した末、最も「続けていて苦しくない」「お客様に喜んでもらえる」と感じたのが、書く仕事でした。
なので、目指したというよりも、ライターという仕事を知ったのと同時になりゆきで始めた感じです。ゆえにライターは未経験でしたが、「書く」の上段にあるニーズや、ビジネスの基礎を前職までの経験から学べていたおかげで、スムーズに仕事を取れるようになっていきました。半年ほどで、貯金を切り崩す生活から脱却した記憶があります。
そこから出会ったお客様や同業者の方々からご紹介いただく形で、次第にお仕事が増えていき、2020年には宿木屋を立ち上げることができました。そこからさらにお仕事が増え、一人では対応しきれなくなり、少しずつ共に歩める仲間を増やし、現在に至ります。
フリーランスになりたての頃は「ライター」という肩書をアピールしていましたが、「ライター」にこだわらずとも、お客様のニーズに言葉や文章で応えられることを真摯に考え続けていれば、役に立てることはたくさんあるのだと学びました。私にとって、宿木屋は素敵な方々と共に歩み、学び、自分らしく生きるための拠点です。
宿木屋での担当業務
クライアントワークでは執筆と編集、半々くらいで対応しています。約8年間、インタビューして書く、あるいは編集をする仕事を続けてきました。最近は、どうやら書くこと以上に人の話を聴くことが自分の強みであるらしい、と感じています。
聴くお話の内容は、キャリアストーリーからプロダクト開発の経緯、企業のカルチャーについてなど、さまざまです。そこにはそれぞれの企業や人の業界知識や専門用語、そして“色”や“リズム”があります。それらをそのまま書くのがいいのか、あるいは読者に伝わるように書き換えたほうがいいのかは場合によりけりで、それこそプロの腕が試されます。
その匙加減を推し量りながら、限られた時間のなかでお話しやすい雰囲気をつくり、言葉を引き出す。それは、やはり誰でも簡単にできることではないと思います。いくら経験してもインタビューの前は緊張しますし、いまだに答えは見つかりません。しかし、これこそ自身が鍛錬してきた「仕事」だと自覚しています。
そのほか、宿木屋ではクラフトワークと総称する自社事業も行っています。現在はハーブティーやZINEなどを作ったり、noteやYouTubeを通じた情報発信をしています。まだまだ目標には程遠いですが、全国各地で暮らす個性豊かなライターの皆さんが、宿木屋を通じて仕事のほか、自由研究のような活動を楽しみ、その自由研究の成果や経験が、また新しいクライアントワークに還元されていくような場をつくりたく、日々試行錯誤中です。

宿木屋の好きなところ
自分が立ち上げた会社ということもあり、「すべて好き」というのが正直なところです。
言葉に向き合う仕事でつながった現メンバーは、私にはない強みや個性を持っており、「好き」という感情はもちろん、尊敬と信頼を強く感じています。私が至らないところをカバーしてくれることも多く、感謝しかありません。
実現したいこと・目指すライター像
宿木屋に集まった一人ひとりが、自分のリソースに合った形で活躍して、その結果、少しでも社会のプラスになる営みを続けていける場所をつくっていきたいです。それは世界から見たらほんの小さな変化かもしれませんが、私の人生や、私と関わる人の人生にとって素敵な変化であれば、このうえなく幸せなことだと思います。
ライターとしては、最近「視点」というキーワードを意識しています。情報を整理し、文章を書くという行為そのものは、ほぼAIでも完結できるようになってきました。ただ、それらの情報をどんな目で見て、どこに興味を持ち、どういう言葉にしたいかは、文章を書き続けてきた人間にしか出せないアンサーだと思います。
「これは◯◯さんが書いた文章だね」とはっきりわかる個性的な文章は、宿木屋のクライアントワークにおいて求められていません。誰が書いたかはわからないけれど、そこに確かに視点が存在し、情報が持つ意味を引き立たせる。そんな文章を書けるライターになりたくて、内省と執筆を繰り返す日々です。
プロフィールQ&A

プロフィール
北海道在住。おうし座、B型。MBTIは「建築家(INTJ)」。ラブタイプは「忠犬ハチ公(FCPE)」。
学生時代の部活
合唱部、アルト。好きな曲は「おんがく」(詩:まど・みちお 曲:木下牧子)です。
趣味
映画、ドラマ、アニメ、恋愛リアリティ番組の鑑賞、読書、ピアノ。
好きなもの
日本酒、ワイン、牡蠣、アップルパイ。
苦手なもの
反論を許さないタイプの「正しさ」。無自覚な「圧」。
人に自慢できること
笑顔でモリモリごはんを食べること。
人生を変えた経験・きっかけ
大学で天才と遭遇したこと。いい意味で自分の能力の限界を痛感したから。会社を辞めてフリーランスになったこと。自分らしい生き方を見つけられたから。最後に、親友と出会えたこと。ここまで自分らしく生きてこられたのは、彼女と互いの変化を認めあえてきたからこそ。
休日の過ごし方
基本は宅飲みと鑑賞。夏は庭の畑を耕しています。

私にとっての宿木屋
いつでもスタートライン。ここから何かにチャレンジしたい、誰かの役に立ちたい、走りたいと思える場所。
ほかのメンバーから見た宿木
三角園から見た宿木
編集プロダクションをたった一人で立ち上げ、少しずつ、でも確実に事業を拡大してきた姿には、ほんとうに尊敬しかありません。豊かな才能にあふれながら、それに甘えることなく努力を重ねてきた結果であり、私よりもずっと年下ですが、雪樹さんから学んだことを挙げればキリがないほど。その一方で、私は雪樹さんの人間らしさも大好きなんです。お酒と食べることが好きで、ちょっと涙もろくて、「やるぞ!」と決めたらがむしゃらに進んでいく。ときどき落ち込むこともあるけど、しばらく経ったらそれも糧にして何度だって立ち上がる。そんな姿に、いつも元気をもらっています!
ayanから見た宿木
雪樹さんの魅力は「こんなことをしてみたい!」「これをこうしたら面白いかも」というエネルギーに満ち溢れているところです。それにうまく周りを巻き込んでくれるので、一緒の船に乗って航海をしたらきっとワクワクする景色を見られるんじゃないかな、と思っています。
繊細な部分と大胆な部分、エモーショナルな部分と理知的な部分、リーダー気質と妹的な性質が共存しているところも素敵。食べ物を本当においしそうに食べるので、一緒に食事をするとこちらまで幸せな気持ちになります!
髙橋から見た宿木
雪樹さんと私には「理想が高い」「貢献できる自分でありたい」という共通点があると思っています。知り合ってすぐのころ、見ていた「将来のキャリアに置いた点」は近かった気がします。でも、現在ふたりがいる地点は異なっています。これは点を線や円にしていくことができる計画性や能力、視野角の違いから来たものだと分析しています。つまりは、雪樹さんはめちゃくちゃ賢くて仕事ができる人です。そして本当の魅力は、この「仕事ができるすごい人」の壁の向こう側にあります。強そうに見える人は、そうなれるように努力してきた人です。その陰にはたくさんの感情があって、だからこそ人や事業に対して深く理解し言語化できるのだと思います。これからもその目で見た景色を共有してもらえる人でい続けたいと思わせてくれる大切な人です。
一番ヶ瀬から見た宿木
オンラインミーティングで初顔合わせをしてすぐ、姉御肌の雪樹さんの虜になり(実年齢はわたしがかなり姉御ですが)、今すぐ札幌に飛んでいってビールで乾杯したくなったのをよく覚えています。そして一緒にお仕事をするようになり、「なんてインタビューが上手いんだ…!」「なんて的確な編集なんだ…!」と、そのシゴデキぶりに再び虜に。豪快でありながら、お名前そのままの静謐さをうちに秘めた方だなと感じています。仕事では信頼できる仲間として有意義に、プライベートではそのうち、生産性ゼロの余白時間を一緒に過ごしてみたいです。
宿木屋のHP・お問い合わせ先はこちら
https://yadorigiya.co.jp/
