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防湿庫は本当に必要なのか? 20台使っている私の答え

今日は初心者の方向けに

カメラを始めるとわりと早い段階で出てくるのが「防湿庫は必要ですか?」という話です。

SNSやネットを見ると「高価なレンズを守るために絶対必要」という人もいれば「そんなもの必要ない」
という人もいる。

正直なところどちらも極端だと思っていて、実際私は現在20台ほどの防湿庫を使っていますが、だからと言って全員に防湿庫を勧めるかと言われれば、答えは少し違います。

結論からまず言うと、毎日使う機材なら神経質にならなくていいというのが私の考えで、毎日のように使っている機材を家に帰る度にいちいち防湿庫へ入れる必要はそこまで無いと思っています。

撮影へ持ち出し、バッグへ入れ、また撮影へ行く。
そうやって日常的に使われている機材は、常に新鮮な空気に触れています。

人間で言えば呼吸をしているような状態です。
多少湿気を吸ったり、逆に乾燥したりしても、それだけで急にカビたり壊れたりする事は無いかなと思います。

実際に毎週のように使っているレンズ等々でカビが発生したりなどのケースはほとんどありません。

むしろ毎回きっちり防湿庫へ戻すことが面倒になり、撮影へ持ち出すハードルが上がる方が問題だと思っています。

機材は基本使うためのもので、保管するためのものではありません。
しかし本当に注意したいのは「使わない機材」
逆に気を付けたいのは、月に数回しか使わないレンズや長期間保管している機材です。

こちらは話が変わります。
置きっぱなしの使われないレンズは空気の循環が起きません。

湿度のある部屋などで長期間放置されると空気が澱み、レンズ内部のカビや曇りの原因になる事があります。

特に日本は高温多湿の環境です。
私の住む北海道のような比較的湿度の低い地域でも、夏場もそうですが冬の寒い所から部屋に入るとレンズ内が結露したりもするので油断できません「放置してたらいつの間にかレンズの奥に白いモヤが出ていた」という話は珍しくありません。

だから私は、防湿庫が必要なのは単に高価な機材の保管の為だけではなく、長期間使わない機材などを安全にしまっておく為のものと考えてます。

そして防湿庫というと湿気対策ばかりが語られますが、時にレンズは湿気だけでなく乾燥し過ぎも良くなく、湿度の低い場所で長期間放置された古いレンズなどではバルサム切れなどが有名ですが、やはり極端な環境は色々なトラブルを引き起こす可能性があります。

大切なのは「乾燥させること」ではなく「適切な湿度を維持すること」です。
一般的には40~50%前後が目安と言われています。

機材にとって快適な環境を作ることが目的であって、乾燥勝負ではありません。
昔はドライボックスに乾燥剤を入れて、定期的に交換する方法が主流でした。

もちろん今でも十分有効です、さらに最近では充電式のモバイルドライもあります。


一度購入してしまえば充電し、繰り返し使えるため乾燥剤を買い続けるランニングコストも必要ありません。
そして気になる一番は電気代かなと思いますが、防湿庫に使う電気代は何となくイメージされてるほどは高くありません。

私の家の防湿庫は湿度が安定している状態ではほとんど動作しません。

扉を頻繁に開けたり開けっぱなしにしたりしなければ、一度安定した後の電気代はほぼ気にならないレベルで実際防湿庫がある部屋の電気代を測定してみましたが20台で月に1000円以下でした。

なので「電気代が怖いから防湿庫はちょっと…」という心配はあまり必要ないと思います。

ただ結局のところ、防湿庫は絶対に必要なものではありません。
毎日使う機材だけなら、そこまで神経質になる必要もないでしょう。

しかし、使わない期間が長いレンズや複数の機材を所有している人にとっては非常に有効な保険になります。

数十万円するレンズのカビや曇りを防げると考えれば、決して高い買い物ではありません。

私自身は現在機材の保管に防湿庫を使っていますが、それは「機材が壊れるから怖い」というより「管理に余計な心配をしたくない」からです。

写真を撮ることに集中するために、防湿庫へ預けている、そんな感覚の方が近いかもしれません。

防湿庫の価値はレンズを守ることだけではない、安心して機材を使い続けられることも立派な価値なのだと思います。

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