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ミラーレス全盛の今だからこそ語りたい、私の「忘れられない一眼レフ」4選と、その適材適所


現代のカメラは驚くほど便利になり、誰でも失敗のない写真が撮れる時代になりつつある。
しかし、ミラーが跳ね上がる感触を指先に感じ、光学ファインダー(OVF)越しに生の光を追いかけていたあの時代には、今とは違う「写真と対峙する濃密な時間」があったと思う。
今回は、私が今でも愛してやまない4台の名機を、当時のリアルな撮影体験とともに振り返りたいと思う。便利さを享受する今だからこそ、彼らの「適材適所」を再考してみたい。

1. Nikon D500

一時期は500mm f/4と駆け抜けた、動体撮影におけるAPS-C最強の完成形。
当時のフラッグシップ機「D5」と同等の153点AFシステムを搭載し、DXフォーマット(APS-C)の常識を覆したリトル・ダイナマイト。

私の実体験と適材適所:ハリオアマツバメの水飲み、猛禽類の飛翔
ここが唯一無二:私はこのカメラに「500mm f/4」を組み合わせ、ハリオアマツバメが水面をかすめる一瞬の水飲みシーンや、猛禽類の激しい飛翔を追いかけてた。まずはとにかくAFが強力、D5と同じ画像処理エンジンだがセンサーサイズがAPS-Cと小さい分、むしろD5よりも全体の動作が軽快にキビキビと動いてくれるように感じたのを覚えている。APS-Cゆえに焦点距離が1.5倍になるアドバンテージも含め「打率を極限まで上げる超望遠・動体特化マシン」として今なお右に出るものはないと思ってて、今でも持って撮影に行く時も少なくない。

2. Nikon D850

ISO 64の衝撃。一眼レフの歴史が到達した「究極の万能機」
高画素と高速連写を高次元で両立し、デジタル一眼レフのひとつの「終着点」となったモンスターマシン。

私の実体験と適材適所:風景、スタジオ、そしてバッテリーグリップを付けたて動物撮影
ここが唯一無二:このカメラの真骨頂は、なんと言ってもベース感度「ISO 64」が生み出す、息をのむほど階調豊かな描写力。明暗差の激しいシーンでも粘り強く、風景写真における信頼感は絶大だ。

さらにバッテリーグリップにD5用のバッテリー(EN-EL18シリーズ)を奢ってやれば、4575万画素という超高画素でありながら秒間9コマの高速連写が可能に。ちょっとした動物撮影も難なくこなせる柔軟性を備えていた「一眼レフの完成形」の名に恥じない、道具としての究極の着地点だと思う。

3. Canon EOS 1DX

暴力的で愛おしいシャッター音。ユーザーを甘やかす絶対的信頼感
ロンドン五輪をはじめ、世界中のスポーツ・報道の最前線を席巻したフルサイズ・フラッグシップ。
私の実体験と適材適所:過酷な動体撮影、一瞬のチャンスを逃せない現場
ここが唯一無二:あの「バババババッ!」という、暴力的とも言えるけたたましいシャッター音。耳に心地よいあの音とともに吐き出される写真は、どれも驚くほど安定していた。

一番驚いた1DXの凄さはカメラ側の細かい設定をシビアに煮詰めなくても、シャッターを押せばそれだけで高い次元の打率で撮れてしまうこと。まさに「ユーザーを甘やかす性能」であり、機材に全幅の信頼を置いて撮影に没頭させてくれる楽しさがありました。今触っても、あのフラッグシップ特有の佇まいと確実性には心が躍る。

4. Canon EOS 5D Mark II

初代の不満を潰したフルサイズ完成形であり、カメラの基本を教えてくれる教科書。
「EOS Movie」によるフルHD動画革命を起こし、写真・映像の歴史を文字通り変えたエポックメイキング的カメラ。

私の実体験と適材適所:スナップ、ポートレート、そして「写真の基本を学ぶ」ための一台
ここが唯一無二:初代5Dの不満点をほぼ完璧に潰して登場した、当時のフルサイズ機の完成形。
現代のカメラはソフト面(ダイナミックレンジやノイズ処理)が進化しているが、実は5D Mark IIの高感度ノイズの出方などは、現代のカメラと比べてもさほど大きく変わらないと思ってる。Raw現像時に適切なノイズ処理をしてやれば、今でも十分すぎるほど一線で戦えるポテンシャルを持っている。

余計なアシスト機能がない分、カメラの露出や構図、撮影の基本をイチから学びたいならこの時代のシンプルなフルサイズ機を使うのが一番勉強になります。

便利さを享受するからこそ、基本を知る

デジタル技術の進歩によって、カメラはどんどん便利になった。AIによる被写体認識や強力な手ぶれ補正は、私たちの撮影を劇的に楽にしてくれている。
しかし「便利になること」と「機械任せにすること」は似て非なるものだと思う。

カメラの露出の仕組みや、光の読み方、被写体との距離感といった「基本」を身体で知っている人が最新の便利さを享受するのと、最初からすべてを機械任せにするのとでは、写真という「最終出力」に決定的な差が出ると私は思っている。

今回振り返った4台は、どれも私たちに「写真を撮る喜びと基本」を教えてくれた素晴らしい相棒たち。
そこには、最新ミラーレスでは味わえない、写真の原点があるはず。

ちなみにまだまだ紹介し切れないボディ達が鎮座してるが、私の私感でよければリクエスト貰えれば紹介したいと思うのでよろしくお願いします。

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