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売上が止まった個人店を35業種立て直して分かった、原因は7つしかない!【自店診断シート付き】

この半年、うどん店・米屋・理容室・魚屋・居酒屋・スマホ修理店と、業種を変えながら「もし今日から自分がオーナーだったら」を数字で回し続けてきました。

その数、35業種です。

最初は業種ごとに全然違う話になると思っていました。

ところが30業種も回したあたりで、はっきり気づいたことがあります。

売上が止まる原因は、業種の数だけあるわけではありませんでした。7つに収まってしまったんです。

町中華の「夜が空く」と、コインランドリーの「平日が空く」と、喫茶店の「午後が空く」は、見た目は別の業種の別の悩みです。

でも中身は同じ1つの症状で、打つ手もほぼ同じでした。

逆に言うと、自分の店がその7つのどれなのかさえ分かれば、打つ手はもう決まっているということです!

🩺 業種で考えるのをやめると、答えが早く出ます

個人店の相談で一番よく聞くのが「うちは特殊だから」という言葉です。

たしかに商品も客層も違います。

ただ、売上が止まるメカニズムのほうは、驚くほど使い回しが効きます。

例えば理容室で効いた「次回の目安をカードで渡す」は、トリミングサロンでも眼鏡店でもクリーニング店でもそのまま効きました。

業種はバラバラですが、症状が同じだからです。

だから最初にやるべきは、新しい施策を探すことではなく、自分の店の症状を1つに特定することです。

ここを飛ばして施策から入ると、効かない手を延々と試すことになります。

📊 その前に、売上を3つに割ってください

症状を見つける準備として、売上を3つに分解します。

これはどの業種でも共通です。

売上 = 客数 × 単価 × 来店頻度

この3つのうち、どれが詰まっているかで打つ手が変わります。

客数が足りない店に「単価を上げる施策」を打っても、母数が増えないので効きません。

逆に、来店頻度が落ちている店に新規集客の広告を打つのは、穴の開いたバケツに水を足す行為です。

35業種を回して思い知ったのは、多くの店が詰まっている場所と違うところに手を打っているということでした。

売上が落ちた店ほど「新規客を増やさなきゃ」と考えますが、実際に詰まっているのは頻度であることが多いです。

新規は取るのが一番高くつきます。

すでに来たことがある人にもう一度来てもらうほうが、はるかに安く、早く効きます。

🚫 広告と値下げに最初に行かない理由

35業種すべてで、私は広告と値下げを最初の手にしませんでした。

理由は根性論ではなく、単純な計算です!

値下げは一番危ないです。

1割値下げすると、同じ利益を出すのに必要な客数は1割増では足りません。

原価が6割の商品を1割引くと、利益は4割から3割に落ちます。

つまり利益を戻すには客数が3割以上増える必要があります。

1割引いただけで、3割増の集客をしないと元に戻らないわけです。

そして一度下げた価格は、戻すときに客が離れます。

広告を最初に打たない理由は別です。

症状が分からないまま広告を出すと、効いたのか効かなかったのかが判定できません。

売上が少し動いても、それが広告のおかげなのか天気なのか季節なのか分かりません。

判定できない施策にお金を払うのは、いちばん高い勉強です。

先に店の中を直して、来た人が買う状態にしてから広告を打つ。順番を逆にすると、集めた客をそのまま逃がします。

だから最初の30日は、店の外にお金を使わないでください。

🔍 売上が止まる7つの症状

35業種から抽出した症状は、この7つです。

まずは自分の店がどれに近いか、ざっと見てください。

症状1 外から中が分からない
前を通る人はいるのに、新規が入ってこない。料金も所要時間も外から見えない。

症状2 次に来る日を店が握れていない
客は満足しているのに、再来店の間隔が伸びていく。予約が単発ばかり。

症状3 買う日が少なすぎる
記念日やイベントには売れるが、平日が薄い。用事がないと思い出されない。

症状4 時間帯の落差が大きい
昼は満席なのに夜が空く。同じ店なのに時間で稼働が2倍以上違う。

症状5 素人が選べない棚になっている
常連は買うが、初めての人が手ぶらで帰る。滞在は長いのに買わない。

症状6 買う前に手間と不安がある
入ってきても、聞かずに帰る。見積もりを出すと逃げられる。

症状7 生活の献立に入っていない
商品は良いのに、今日の夕飯の選択肢に入っていない。夕方に売れない。

この7つは、業種ではなく症状で分かれています。

魚屋が症状7だけとは限りません。

魚屋でも症状1のことがありますし、美容室でも症状3のことがあります。

だから業種で選ばず、店の状態で選んでください。


💡 ここから先で渡すもの

ここまでが「原因は7つに絞れる」という話でした。

ただ、これを読んだだけでは自分の店には当てられません。

理由ははっきりしていて、あなたはまだ自分の店の数字を持っていないからです。

私が書いてきた記事は、月商49万円・客単価3,600円・稼働率5割、という数字が最初から分かっている状態から始まっています。

でも現実のオーナーは、自分の客単価も、時間帯別の客数も、平均の来店間隔も、手元に持っていません。

数字がないと、7つの症状のどれなのか判定できません。

そこで、ここから先では判定と実行に必要なものを全部渡します。

入っているのはこの6つです。

  1. 30日で取る「5つの数字」の記録シート。レジも台帳もない店でも取れる形にしています

  2. 症状を1つに特定する判定基準。数字の閾値で分岐させるので、感覚で選ばずに済みます

  3. 症状別の打ち手カタログ。7症状それぞれに、最初の1時間の手・かかる費用・次の一手・効果の見方をまとめています

  4. やらないことの基準。個人店が資金と体力を溶かす施策を、理由つきで並べています

  5. 30日の実行カレンダー。どの日に何をするかまで落としています

  6. 記入見本。実際の店の数字を入れた状態を見せるので、書き方で迷いません

要するに、私が35業種でやってきた診断を、あなたの店に対して自分でできるようにするための道具です。

すべて1万円以内で始められる手だけを選んでいます。

設備投資も、広告費も、システム導入も入っていません。

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