フロイト『人はなぜ戦争をするのか』読書メモ
素人の読みメモ
フロイト『戦争と死に関する時評』(1915)
1. 戦争への幻滅
戦時下の心理的状況
• 国家が大衆に与える情報をコントロール
→ 国民は「祖国崇拝」へと誘導され、他国には排他的となる。
• 一般市民(非戦闘員)は参戦もできず、進むべき方向を失い、力を発揮できない。
幻滅の要因
1. 戦争そのものによる幻滅
• 文明的と思われていたヨーロッパ諸国が、戦争とともに道徳的基準を崩壊させた。
2. 死に対する心構えの変化
• 総力戦によって市民も死に直面し、「死」への認識そのものが大きく変化した。
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2. 戦争と学問界
フロイトが特に関心を持った2点:
1. 道徳の崩壊
• 西欧文明における伝統的な道徳基準が、近代的戦争の到来によって瓦解。
2. 死の観念の変化
• 銃後の市民まで戦争に巻き込まれ、死に対する態度・文化的思考が変貌した。
→ 結果として、学問すらナショナリズムの道具となり、学者も冷静な公正さを失った。
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人はなぜ戦争をするのか(フロイト)
死の問題としての考察
• 戦争によって 死の現実性が強烈に復活 した。
→ 近代社会では死は遠ざけられ、医療や文化によって「死を見ない社会」が成立していた。
→ しかし戦争は一気に死を日常へと持ち込んだ。
• 死に直面したとき、人は二重の態度を取る:
1. 死を否認する(「自分は死なない」と思い込む)
2. 他者の死に冷淡になる(敵や他者の死はむしろ快感すら伴う)
• 戦争はこの両者を極端に表出させた。
→ 自分の死を恐れつつも、敵の死は当然視する。
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☆フロイトの結論
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