※ネタバレ注意『チ。最終話』感想
ついに終わりました!!!
率直な感想として、
『??・・・・・あーやっぱ魚豊さんらしい終わり方』
でした。
原作者らしさが、その作者にしか書けない在り方。
メディアミックスによる大量生産のような作品で
映像や音楽などばかりが先行する中で、
読むもの、見るものに対して物語の中に実際に繋がるような問いを、登場人物や世界の中に忍び込ませていく。
『陰謀』(conspiracy theory)
一般の日本人とその社会環境にとって、
特に気づきづらく、分かりにくいテーマへの
『ワクチン』のような予防線
を、
魚豊さんはこの2作品を通じて、私や読者達に与えてくれました。
舞台は中世ヨーロッパと現代日本。
それぞれ違いはあるにせよ、
彼が描ききった物は明白であって、
それはある意味、
商業的なメディアが主流になる以前、
『文学』が担っていた、一種の『通気孔』のような役割
を、
漫画やアニメによって体現してくれた。
そして、このスポンサーがつきにくいであろうアニメを、
昨今、メディアと国家・資本・宗教など権力構造の癒着が取り立たされている中で、
NHKが扱って放送した事は、NHKの中にも、まだ未来のために自分達ができる役割を果たそうとする人々は、少なからず存在している事を感じました。
正直どこをどうとっても、スポンサーの付きにくい内容過ぎです。
可愛い女の子も現れない。
スーパーヒーローも、ロボットキャラも存在しない。
販売につながる要素もなければ、
あらゆる既存メディアの利益構造からかけ離れた、
純粋な彼の創作。
私はふと、
太宰治の『走れメロス』
を思い出しました。
若さという感性が生み出す、自由な創作。
その原動力となる史実や人間模様からの着想。
正解ばかりが求められがちな、つまらない現実社会において、
魚豊さんが描いた
『遊び』のような『創作世界』
は、
ただの偶然であって、たまたま道端ですれ違ったような、
無意識で意識しているどうでもいいことが、
生きる上で実はとても重要である事
を気づかせてくれます。
そんな小さな気づきや動機が、
その先にある次世代の何かに影響を与えていく。
種の起源のダーウィンや、
大陸移動説のウェゲナー
アレクサンダー・フレミング博士のペニシリン
皆、小さな観察に意識を重ねていた偶然。
宝くじにあたったかのような偶々に過ぎなかった。
その裏では同じように感じたり探していた人々はたくさんいた。
彼らは偶々その主人公だった。
『チ。地球の運動について』
ニコラウス・コペルニクスの
『地球の回転について』
をパロディにした作品だった。
最後は
『チッ。』
でした笑
やられました。
真の意味では真相など誰にも判らない。
真実もどうでもいい。
ただ、
事実として、地球の自転と公転は存在している。
事実は真実の敵なり。
真実と事実。
人類にとって、どちらが味方なのか?
その答えは、選択するあなたにそして私たちに委ねられている。
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私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。