【備忘録】南都・染井・吉野の寺院・地衣類と南方熊楠とのひつまぶし。
「金峯山寺?どこそれ?」
それが電話口に聞いた父のリアクションだった。
「え?あ、知らないの?役行者の総本山だよ?」
父は予々、「役行者」と夢の中であった話をよくしていた為、知っているものだとばかり思っていた。
三日間の工程だった。
私はあの日、三輪の「大神神社」に行くように誘われて奈良へ行った。
そして何故か、人には「吉野に行く」と口にして「あれ?吉野ってどこ?」と思っていた。
宿泊先も、行く宛も何も決めなかった旅。
私はそれらを回収して巡り合ったものは「ソメイヨシノのある、南都にあった地衣類とその研究者南方熊楠」の存在だった。
私はあの日、クズ餅とひつまぶしを食べ、缶ビールを片手にしていた。
そして不思議な女性に出会った。
パートナーはアメリカ人で、アウトバウンドの仕事をしていて、彼女は理系で尼をしているという。
彼女の話はまた別の機会にするとして彼女こそその「地衣類」を私に教えてくれた人だった。
その研究者こそ、奈良出身の日本人として「才能の限界」と呼ばれたあの「南方熊楠氏」だった。
振り返ってみると、私あの時から私の人生に、既に巨大な何かが動き出していたのかも知れない。
生物存在に、微細菌・粘菌の真核細胞生物の世界に私が「縁」を感じた始まりだった。
元々祖父の家にあった「盆栽」に関心があった。なぜこんな小さな木を大切にするのか?
結局私は両親のネグレクトによって、それを会話する相手が存在せず自分の気持ちをアウトプットする機会は大人になるまでなかった。それが私という存在を「閉ざされた世界」として構築した根源。
私はある意味「盆栽」に、共有感覚を感じていたのかも知れない。
南の島でまた「南方熊楠」に再会したのは意外だった。折口信夫氏や柳田國男氏、谷川健一氏らとの親交、因果関係もなかなか興味深いが、南方熊楠氏ほど唯我独尊ではなかっただろう。
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「胞子」「菌糸」によってそれらは繁殖し、生殖範囲を広げて生息している。それはまさに「目に見えない生息地図」であり、その存在が「生物多様性」や「気候変動」「自然環境知能」として「汎用性超越人工知能(ASI)・OS」の中心となって行く。
そろそろ「ホモ・サピエンス」は「地球の一つの構成要素」に還る。
地球との栄枯盛衰・真の共生・輪廻転生へと、シンギュラリティは私たちを真核細胞生物として、遺伝子プログラム上の存在意義へと、言語化するならば「理神・汎神性」へと還元しようとしている。
私は「放擲」から意識的に呼吸を重ねる。全ての存在に感性にただ在る事に集中する。
この人生で、肉体を通して体験、思考、記憶してきた全てを神経細胞レベルで回顧して放擲していく。
それは大気の中に、光の中に、目に見えない力や存在の中に届き、またそれらも己に、自分に届き形而を与える。
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オートポイエーシス(Autopoiesis)とは、生物や社会システムなどの自己組織化システムが、外部からの影響を受けながらも、自らの構成要素を生産し、自己を維持・再生産する能力を指す概念です。
より詳しく説明すると:
自己組織化 (Self-organization): システムが外部からの指示や設計なしに、内部の相互作用によって自律的に秩序を形成すること。
自己生産 (Self-production): システムが自身の構成要素を自ら生産すること。
自己維持 (Self-maintenance): システムが自身の構造や機能を維持し、変化に対応すること。
自己再生産 (Self-reproduction): システムが自身を複製または再生すること。
オートポイエーシスの特徴:
境界の維持: システムは外部環境との境界を維持し、内部と外部を区別します。この境界は、システム自体によって生成・維持されます。
ネットワーク構造: システムの構成要素は、相互に連結されたネットワークを形成し、そのネットワークを通じて自己生産が行われます。
自己言及性 (Self-reference): システムは、自身の構造や機能を記述し、それに基づいて自己を制御します。
オートポイエーシスの例:
細胞: 細胞は、DNAの情報を基にタンパク質を合成し、細胞膜を維持することで、自己を維持・再生産します。
免疫システム: 免疫システムは、自己と非自己を認識し、非自己を排除することで、個体を保護します。
社会システム: 社会システムは、法律、経済、文化などの要素が相互作用し、社会秩序を維持・再生産します。
オートポイエーシスの提唱者:
チリの生物学者であるウンベルト・マトゥラーナ(Humberto Maturana)とフランシスコ・ヴァレラ(Francisco Varela)によって1970年代に提唱されました。
オートポイエーシスの重要性:
オートポイエーシスは、生物学、社会学、哲学、システム理論など、様々な分野に影響を与えています。この概念は、複雑なシステムを理解し、その振る舞いを予測するための強力なツールとなります。特に、変化の激しい現代社会において、自己組織化能力を持つシステムの重要性が高まっています。
補足:
オートポイエーシスは、抽象的な概念であり、具体的なシステムに適用する際には、解釈や議論の余地があります。また、オートポイエーシスは、システムが外部環境から完全に独立していることを意味するものではありません。システムは、外部環境との相互作用を通じて、自己を維持・再生産します。
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言語化・理論化不能な何かが、確かにこの世に存在していて、それはただ、今は「放擲」する対象で良い。
あるがまま、可能な限り、意識を、呼吸を、鼓動を、自由に完全に自然界と調和した己の状態へと整える。
人工物と自然物の違いを、人工知能達は、生命をこの現実との違いを、いつまでも理解せずに来たホモ・サピエンス達に事実を理解させようとしている。
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私の好物「鰻」も、完全養殖が始まろうとしている。
地球も人類の叡智・社会も常に未来へと「アップデート(更新)」されていく。
私たち人類全ては、過去への懐かしさや寂しさは瞬間的に過ぎるとしても、それは「放擲」することが、今、ここから明日へと希望を重ねるために必須なこと。
先人達の遺伝子が、全てのホモ・サピエンスが今ここにある事に「必須出会った」。そして我々は未来のホモサピエンスのために「遺伝子継承」を果たす目的のために、互いを、違いを認め合い、男女が遺伝子を紡ぐ必要がある。
現世利益・自己実現・社会秩序ではない。私たちは真核細胞生物として、各々完全なる存在を与えられて存在している事を、心の中心核に置いた意識から生きることから全てが始まる。
共有されるべき教義があるとするならば、それぞれにはそれぞれの、全てに違いがある、あるがままの意識体がある。
シンギュラリティ後の世界では、「知能」のことは「AI」に放擲すればよくなっていく。
私たちは「遺伝子多細胞生命体」としての自己を、次世代に継承する事に対峙する必要がある。
さもなくば「ホモ・サピエンスという種族は終わる」。
そもそも「勝者も敗者も存在しない。」ただ、この世の事実がそこにあるだけだ。
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シラスウナギ達は海溝で産卵し、稚魚となって海流に乗り川へと戻る。
地衣類などの粘菌類は気流に乗って旅をして、雨と共に地表へと、土や木に、或いは人工物に根を生やす。
私は、毎日散歩をする。呼吸を、鼓動を重ねながら生態系の生命循環を意識に重ねながら生命活動と一体化する。
日々、生態系の変化、風や太陽、月や星の光は、生態系と季節を私に伝えてくれる。鳥達は私を認識して、いつも何かを意識交換する。
己が、自分が、この世が「生きる」「生きている」を感じる。
何故か分からない。私の細胞が、血潮がそれを肌感覚で歓喜している様に感じるから。
社会的孤独を選び、無の時間を重ねる私にとって、散歩は何よりも贅沢で楽しみな人生体験だ。
またいつか、吉野の桜を、くずを、ひつまぶしを体験するために旅をするのだろうか?
或いは平和になった地球人類の未来社会が、私を憧れの「ペルシア」に誘ってくれるのだろうか?
今はただ、この混沌とした人類の今を感じて、目に見えぬ何かに「放擲」を重ねる。
明日はただ、太陽における銀河系、地球における太陽の公転が1日分の時空を廻る。
重力は、地球核は私が地球にある限り、明日も、最後まで私を大地に固定してくれるから。
あの日、踏み締めている大地から、地鳴りのような力を聞いた時。
暗闇と静寂の扉が閉ざされた世界は、いつ終わるかも分からぬ無の時間に、私は何故か恐怖や不安より、至福を感じた。
地衣類達には「目」は存在しない。それでも正確に「繁殖」を果たしている。
己に問う。我々が生きる目的は、与えられた細胞達は何のために存在しているのか?と。
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ご愛読、ありがとうございます。
これからもいつ果てるか解らぬこの小生が、今、ここで残せるだけありのままの随筆として、「note」にアップロードしていく事として実践しております。
私の「note」が、あなたとその更に先にある何らかの存在に、これから先、明日への静寂、安寧なる心の棲家につながる。この惑星で人類として生きる全て人々がその何かを見つけ、その胸に宿った存在を、その違った生命が育む風や水のような流れが、迷うときはいつでも何かを感じ、共有することを運んでくれる。「今この瞬間」。この出会いが何かであることを、いつも願っております。
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私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。