【クセツヨ書評】毎日イライラしているあなたに朗報!イライラは才能って本当?
こちらの記事は、ご恵贈いただいた書籍『感情のメッセージに気づくと、人間関係はうまくいく その感情は、「なぜ起きる?」「どこから来る?」 (以下、『人間関係はうまくいく』』(神谷 海帆 著)のレビュー記事です(PRを含みます)。

私には日課がある。その日課とは……
妻の愚痴を聴く!!

2人の子どもが下宿しているため、時間的な余裕ができた妻。一方、余裕のできた時間を塾講師(バイト)に充てて仕送り費用を稼ぐ私。そんな二人は、ほぼすれ違いの日々を過ごしている。
最近は会話が少なくなってきたのもたしかだ。だからこそ、妻の愚痴を聴くことに徹している。カルピスの原液以上の濃度で、出来事と感情を全て詰め込み、一気に飲み込む。
妻は常に怒っているのだ。常にイラついているのだ。子どもへのイライラが無くなった今、すべての原因は職場にあった。

妻はとある中小企業の事務員を長く続けている。妻が言うには、何名かいる男性社員が毎日のように問題を起こすらしい。しかも、たまに社長も絡んでいるというから、これまた性質が悪い。
妻の職場は、男尊女卑の色濃く残る田舎の中小企業である。掃除、お茶汲みは女性がするのは当たり前らしい。「汝、星のごとく」に出てくる暁海の職場(瀬戸内の中小企業)に近いイメージだ。
妻はそのストレスを晩酌で発散している。

ビールを6缶買ったら……
おまけでカレールーがついてきた!
喜んでいる場合ではない。
そんなラッキーと引き換えに、アンラッキーは訪れる。どうやら、世の中は必要以上にプラスとマイナスで釣り合うようになっているらしい。
妻の職場に、新入社員がやってきた!
なんと!
フレッシュな67歳の元銀行員!!
しかも、新入社員なのに妻の上司的な立場らしい。残念ながらこの新入社員も、妻をイライラさせるイライラ虫だった。そんなおまけは本当に要らない。
愚痴の内容に驚かされた。
いや、それは自分でやるでしょ!?
そんな簡単な作業すら、妻に依頼してくるらしい。たとえば、エクセルで簡単な名簿を作るとか、書類を封筒に入れて送るとか……
もちろん、新入社員を含む男性陣は皆、一様に妻より高い給料を貰っている。その事実が、妻のイライラを加速させているのは事実だ。
ただでさえイライラの多い職場なのに、さらにイライラ虫が追加オーダーされてしまった。もはや、おまけなどという生やさしいものではない。
今だけ増量キャンペーン実施中!!
キャンペーンは妻が退職するまで、ずっと続くだろう。もはや「今だけ」の煽り文句に心が踊らされることもない。

イライラはチャンス??
イライラは才能を見つけるチャンスと書かれてあった。神谷海帆さんの『人間関係はうまくいく』を読み、私のドライアイからも鯉のような大きな鱗がボトリと落ちた。
神谷さんが言うには、「イライラ」は理想の状態がわかっているのに、目の前で真逆の事態が発生しているときに現れる感情らしい。
つまり、自分では当たり前にできてしまうことが、目の前の人にはできないのだ。その差がイライラとなって現れるという。
その差はあなたの才能であり、人よりも優れた能力だったのだ。神谷さんは、イライラした人に「才能を教えてくれてありがとう」と思えばいいと言う。
もしあなたがイライラするようなことがあれば、感謝の意で接してみてはどうだろうか。ポジティブに捉えるだけでなく、そこから新たな仕事やチャンスが生まれるかもしれない。
ただし、イライラの対処方法は、相手との心の距離によって異なる。『人間関係はうまくいく』は、心の距離ごとに分類して対処方法が記載されていた。
あの苦手だったMatrixを!?

Matrixと聞くと、心がざわつく。数学が得意な私だが、Matrixは大嫌い(あと、図形も嫌い)だった。クラス全員で夏休みの宿題をボイコットしたことを思い出す。

高校数学のカリキュラムから一時的に抹消されたのも納得できる。
実生活でMatrixを使う人などいない。
いるわけがない……
そう思っていたのは、大きな間違いだった。神谷さんはMatrix好きなのだろうか。他人との心の距離を知る方法として、わざわざMatrixを用いて解説していた。私への当てつけに違いない。
「関係は切りたくても切れないが、距離はお置きたいママ友」「好かれなくてもいいが、嫌われたくもない上司」「心をもっと開き、親密な関係を深めたいパートナー」。人間関係で相手との距離は自分で自由に決めていい。決めた心の距離ごとにコミュニケーション法があるのです。https://t.co/MeeHmktUbU pic.twitter.com/dpMI04Py0t
— 神谷海帆@感情コンサルタント® (@lifefacili_poly) June 11, 2024
人間関係のマトリックスは、「心の距離」と「人生への影響」を軸に考えるものだ。相手との関係性を考慮して当てはめていくと、人間関係の「現在」と「ゴール」がわかる仕組みになっている。
なるほど。これならMatrix嫌いの私にもできそうだ。
とはいえ、今のところは人間関係で困るようなことがないので、何かあったときにまた確認しようと思う。
書籍は読み進始めると、心の距離ごとに対処法が書かれていたので、「なるほどなるほど……」と思いながら読み進めていた。

ところが、読み進めていくうち、見ている風景が変わってきているではないか。地上を歩いていたのに、いつの間にか梅田ダンジョンに迷い込んだイメージだ。
気がつけば、かなり深いところまで連れて行かれていた。神谷さんは、自分の感情を読み解けば、そこから可能性が広がっていくという。
子どもにイライラするのは何故?
イライラするだけで終わってしまうのではなく、その奥にある感情を読み解いてみてほしいと。

受験生なのに勉強をしない子どもを見て、イライラがマックスハートになっているあなた!本書はそんなあなたにおすすめの書籍だ。
近年、日本では親族関係での殺人事件が全体の5割以上を占めているという。身近な人との関係を良好に保つためにも、ぜひ『人間関係はうまくいく』を読んでみてほしい。
刺される前に、まずはそのイライラの正体を見極めるべきだろう。
妻に「職場でイライラするのは、あなたに才能があるってことだよ」と助言してみたところ……
私に才能があるんじゃない。
あの人たちが無能過ぎるんだ!!!
関係ないのにキレられてしまった。
どうも、神経を逆撫でしただけだったようだ。
イライラさせないように気をつけよう。
謝辞
本書は『ツナグ図書館』を通じてご恵贈いただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
ー おしまい ー


「💗」は、誰でも(noteにアカウントを作っていない方でも)押すことができます。この投稿を「いいな」と思った方は、気軽に押してもらえると嬉しいです。もちろんフォローも嬉しいです!
お仕事のご依頼をお待ちしています。下記のフォームからご連絡ください。

いいなと思ったら応援しよう!
もし、私を応援してくださる方がおられましたら、サポートしていただけるととても励みになります。