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行政書士・宅建・FP合格者が教える択一問題の勉強法|問題作成者の視点で攻略

私は行政書士試験の他にも、宅建、賃貸不動産経営管理士、FP2級など、択一問題がメインの資格をいくつか受けてきました。
いずれも一発合格しています。

実は私、「択一問題、わりと得意かもしれない」と思っています。
根拠はありません。完全に自己評価です。

ただ、そう思えるようになったのには、きっかけがありました。
高校生のときに読んだ、ある心理学者のコラムです。

この記事では、そのコラムから得た「択一問題を勉強するときの視点」と、私が問題を解くときに実際に見ているポイントをまとめています。

「択一問題、なんとなく解いている」「暗記しているのに点が伸びない」という方の参考になったら嬉しいです。


択一問題への考え方が変わったきっかけ

高校生だった私は、心理学に興味がありました。
当時よく読んでいたのが、とある心理学者が書いた、パズルやクイズがたくさん載っている本。

その中に、著者が試験監督をしたときのエピソードが載っていました。
自分の専門とはまったく関係のない試験の試験監督を任されたときの話です。

試験監督中は本も読めず、ただひたすら暇だったそうです。
そこで、著者は暇つぶしに、配られた試験問題を解いてみることにしたそうです。

もちろん専門外の試験なので、普通に解いてもわかりません。
でも、選択肢を見れば「間違いの作り方」は見えてくる。

「この選択肢は、どうやって間違えさせようとしているのか」
「似ている用語で引っかけているのか、数字を変えているのか」
「正解の選択肢と、どこが違うのか」

そんなふうに、問題作成者の立場から選択肢を分析したというのです。

コラムには、結局答えが何だったのか、その分析が当たっていたのかは書いてありません。でも、「択一問題は、誤りの選択肢の作り方に特徴がある」という発想が、妙に腑に落ちました。

それ以来、私も択一問題の勉強をするときは「誤りの選択肢」に注目するようになりました。

択一問題の勉強は、「正解を探す」より「誤りを探す」

択一問題の勉強をするとき、多くの人は「正解はどれか」を探そうとするのではないでしょうか?

もちろんそれは間違いではありません。
しかし、問題を作る側の立場で考えると、択一問題の本質は少し違って見えます。

ここで、択一問題の作り方を考えてみましょう。
私は試験問題を作ったことがないので、あくまで想像ですが。

まず、正解となる選択肢を1つ作ります。
そして、それに似せた「誤りの選択肢」を3つ(または4つ)作る。

つまり、問題作成者が一番頭を使っているのは、「誤りの選択肢をどう作るか」ではないでしょうか。

どうやって迷わせるか。
どこ変えれば、「それっぽい誤り」になるか。
似ている用語、微妙に違う数字、例外の有無……。

誤りの選択肢には、作り手の「引っかけポイント」が詰まっています。

そして、誤りの作り方にはパターンがあるということに気づきました。

正解を探すのではなく、誤りを見抜く。
そう考えると、択一問題の見え方がガラッと変わります。

試験本番は時間との勝負なので、「正解を探す」解き方でも問題ないと思っています。
ただ、勉強段階では「誤りを見抜く」意識を持つと、誤りのパターンが見えるようになるはずです。

私が択一問題を解くときに見ているポイント

たとえば、私が選択肢を見るときに意識しているのは以下のポイントです。

  1. 数字を疑う
    「3年以内」「50万円以下」など、数字は変えやすい。

  2. 主語・目的語を見る
    「誰が」「誰に対して」が違えば、内容が正しくても誤り。

  3. 例外を意識する
    原則は正しくても、例外があれば誤りになることも。

  4. 似ている用語を疑う
    「取消し」と「撤回」など。

  5. 強い断定表現を疑う
    「必ず」「絶対に」「一切」は、誤りの可能性がある。

  6. 文章の前半と後半を分けて読む
    前半が正しくても、後半で誤りを混ぜ込んでいることがある。

正直、私は感覚的に勉強しています。
明確に「こうすべき」と言えるわけではありませんが、問題を解いていると自然と目がいくポイントになっています。

なお、択一問題の勉強で一番大事なのは、正解した問題も復習することだと思っています。

正解したとき、つい「やった、次!」と進みたくなります。
でも、ここで立ち止まって、「なぜ他の選択肢が誤りなのか」を確認する。

  • この選択肢は、どこが誤りなのか

  • どういう引っかけ方をしているのか

  • 正解の選択肢と、何が違うのか

ここを見ることで、誤りのパターンが頭に入ります。

逆に、間違えた問題は、知識不足だけが原因とは限りません。
「引っかけポイントに気づけなかった」ことが原因なら、それをメモしておく。

次に同じパターンの引っかけが出てきたとき、「あ、これ前にもやられたやつだ」と気づけるようになります。
私は直前期になると、間違えたポイントをすべてテキストに書き込んでいました。

択一問題を「間違い探し」だと考えると、ちょっと楽しい

ここまで書いてきたことは、魔法ではありません。

この視点を持ったからといって、いきなり点数が跳ね上がるわけでもないと思いますし、知識がなくても解けるようになるわけでもありません。

ただ、択一問題が「暗記ゲーム」から「間違い探しゲーム」に変わる感覚はあります。

「この選択肢、どこが間違ってるんだろう?」
「あ、ここの数字が違う」
「主語が入れ替わってる」
「例外を無視してるな」

そんなふうに、誤りのパターンを見つけることが、ちょっと楽しくなってきます。繰り返すうちに、出題者のクセが見えてくるはず。

次に問題を解くときは、「この誤りはどう作られたのか」を一度だけ考えてみてください。
この視点が、択一問題が苦手な方のヒントになれば嬉しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後もnoteマガジン「行政書士試験 合格までの勉強記録」で、行政書士試験の勉強についての体験記を更新していきます。

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