【3分間小説】終わった恋から学んだこと。|裸の心 ― あいみょん
この作品はフィクションです。特定の曲や歌詞にインスピレーションを得て執筆していますが、実在の人物・出来事とは関係ありません。音楽をきっかけに生まれた短い小説としてお楽しみください。
クリスマスが終わった街は、
拍子抜けするほど静かだった。
片付け途中のイルミネーションが、
昼間の光に少しだけ気まずそうに光っている。
今年も恋はうまくいかなかった。
思い返すと、原因はいくつもある。
強がって本音を言わなかったこと。
嫌われるのが怖くて、笑って誤魔化した夜。
「大丈夫」と言い続けて、
ひとりで勝手に疲れていったこと。
決してあの人が悪かったわけじゃない。
きっと私が自分の扱い方を知らなかっただけだ。
恋をするとどうしても“いい人”になろうとしてしまう。相手に合わせて、飲めないお酒を飲んで、好きじゃない話題に頷いて、本当は傷ついているのに、平気な顔をしていた。
そんなことを続けていたら
最後に残ったのは、名前のない寂しさだった。
夜の空気は冷たくて、吐く息が白い。
空を見上げる。
雲の隙間に少しだけ星が見えた。
次は、次こそは、
無理をしない恋がしたい。
泣きたい夜に泣いて、
嬉しいときはちゃんと喜んで、
「これが私です」と言える関係。
過去の恋は確かに不器用だったけど
それでも誰かを大切にしようとした時間だったことは、きっと間違いじゃない。
胸の奥に残る切なさを
そっと撫でるように息を吐く。
そしてもう一度空を見る。
次はきっと
もう少し優しく恋ができる。
自分に対しても、相手に対しても。
どんな未来も 受け止めてきたの
今まで沢山夜を越えた そして今も
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大変はげみになります。