【3分間小説】教室に吹いた恋の突風|Shapes of Love ― Every Little Thing
この作品はフィクションです。特定の曲や歌詞にインスピレーションを得て執筆していますが、実在の人物・出来事とは関係ありません。音楽をきっかけに生まれた短い小説としてお楽しみください。
入学式が終わって、ようやくクラスにも慣れてきた。5月には体育祭がある。運動はあんまり得意じゃないけど、祭り事は大好き!
体育は全て体育祭の競技の練習になった。
1年の私たちはまだまだ団結力はないけど、兄弟学級の先輩(特に女の先輩たち!)が怖いから勝たないといけない。
憂鬱。
私たちが練習してると、兄弟学級の先輩たちが窓からこちらを見てくる。
授業中じゃないのー!?見ないでー!!
なんて思いながら練習に励んだ。
先輩に目をつけられたくない一心で頑張る日々。
ついに応援合戦の練習が始まる。
応援団の先輩たちが、私たちのクラスにゾロゾロと入ってきた。黒板の前に並んだ先輩たちは、いわゆる陽キャ軍団。
その中でニコリともしない高身長の男の人がいて、一目見た瞬間、私だけに突風が吹いた。
そう、私は彼に一目惚れをした。
先輩が教室を出てからすぐ、クラスメイトに先輩の情報を聞いて回った。
え、嘘でしょ。同じバレー部なの!?
あんなかっこいい人いた!?
気づかなかった!
部活の練習は男女別々だから、存在に全く気づかなかった。その日から応援練習も、部活に行くのも楽しみで仕方ない!
もう、バレバレの好きアピール。
あの日の出会いの衝撃はいまだ新鮮さを保っていて、先輩と廊下ですれ違った日は、どんな嫌なことがあっても薔薇色になった。
そして体育祭本番。
本番中は応援団として前に立つ先輩にキュンキュンしながら、真剣に勝ちを取りに行った。
結果は5クラス中4位。
なんともびみょ…いや、健闘した。
そして体育祭終わった後の打ち上げ。どうにか先輩に近づこうとしてたのに、現実は残酷だった。
美人な女の先輩が、彼の隣をキープしてた。その美人は噂によると性格もいいらしい。
そして彼らは付き合っている。
私が入る隙は一ミリもない。
失恋確定。
だけどどうしても諦められない。
出会ったあの日の衝撃は忘れられない!
学生時代の付き合いなんて長く続く訳ない。
虎視眈々と、先輩の彼女の座を奪うんだ!
この恋つかみ取りたい 今は片想いだけれど
あなたを振り向かせるから
真剣に話を聞いて!
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チップありがとうございます!
大変はげみになります。