頑張っているのに人生が変わらない人へ│僕がハマっていた落とし穴
「会社員を辞めて、自分の力で生きていきたい。」
そんな思いが強くなり、僕は起業をしようと決めた。
これまでの人生を振り返ると、決して順風満帆だったわけではない。
大学受験は全滅。
就職試験も全滅。
ようやく教員になったものの、自律神経失調症で退職。
その後、営業職に転職し、支社長まで昇進したが、上司と部下の板挟みに疲弊し、再び転職。
転職先でも、
「このまま会社のためだけに働き続ける人生でいいのか」
という疑問が消えることはなかった。
だからこそ、
「自分の人生は自分で決めたい」
そう思い、起業への挑戦を始めた。
そこから僕は、とにかく学んだ。
ビジネス書を読み、
セミナーに参加し、
成功者と接触したり、
新しいことにも積極的に挑戦した。
平日は仕事の休憩時間に勉強。
帰宅後にも勉強した。
休日も家族との時間より、今の生活を変えるための行動を優先した。
周囲から見れば、間違いなく頑張っている人だったと思う。
実際に、
「すごいですね」
「そこまでやれるって尊敬します」
そんな言葉をかけられることもあった。
でも、現実は何ひとつ変わらなかった。
収入は変わらず、会社員からも抜け出せない。
理想としていた未来は、一向に近づいている気がしない。
気づけば2年以上が経っていた。
そして僕は、こう思うようになる。
「自分には才能がないのかもしれない」
「やっぱり起業なんて無理だったのかもしれない」
これだけ行動しているのに変われない。
それが、何よりも苦しかった。
「行動量が足りない」と自分を責め続けた
成果が出ない。
現実が変わらない。
当時の僕は、その原因をこう思っていた。
「まだ行動量が足りないんだ」
そう信じて疑わなかった。
なぜなら、世の中にはこんな言葉があふれているからだ。
「成功するまで行動し続けろ」
「結果が出ないのは努力不足」
「誰よりも動いた人が勝つ」
結果が出ない僕は、さらに学びと行動を増やした。
朝活、読書、セミナー、交流会。
空いている時間のほとんどを自己投資に使っていた。
今振り返っても、あの頃の行動量は決して少なくなかったと思う。
むしろ会社員として働きながらできる範囲では、かなり頑張っていた方だ。
でも結果には繋がらなかった。
理想の未来に近づかない。
会社員を卒業できる気配もない。
僕は、さらに自分を追い込み始めた。
「もっと頑張らないと」
「まだ本気が足りないんだ」
「成果を出している人は、もっと努力しているはずだ」
そんな言葉を自分に投げかけ続けていた。
でも、本当につらかったのは成果が出なかったことではない。
頑張れば頑張るほど、自信がなくなり、
自分を責めてしまうことだった。
周りと比べては落ち込み、
結果を見ては焦り、
また行動量を増やそうとする。
出口の見えないトンネルを走り続けているような感覚だった。
この時の僕はまだ、あることに気づいていなかった。
それは、成果が出ない原因は「行動量」ではなかったということ。
本当に変えなければならなかったのは、もっと別のところにあった。
それは、行動する前の"思考"だった。
実は、人生を止めていたのは行動ではなく"思考"だった
そんな状態が2年以上続いたある日。
僕はある学びをきっかけに、自分自身を見つめ直すことになった。
最初は半信半疑だった。
なぜなら、それまでの僕は
「成功するためには行動量がすべて」
だと思っていたから。
だから、考え方や思考よりも、とにかく動くことを優先していた。
でも、その学びの中で衝撃を受ける言葉に出会う。
それは、
「人は、自分が信じている通りの行動をしている」
というものだった。
当時の僕は、その意味がよく分からなかった。
でも、自分の行動や選択を振り返ってみると、少しずつ理解できるようになった。
僕は自由になりたいと言いながら、
本当は失敗を恐れていた。
起業したいと言いながら、
心のどこかで会社員という安定を手放せずにいた。
成功したいと言いながら、
「自分には無理かもしれない」
と無意識に思ってしまっていた。
つまり、頭では前に進みたいと思っているのに、心の奥ではブレーキを踏み続けていた。
そして、その無意識の思考が、日々の選択や行動に大きな影響を与えていた。
挑戦したいのに躊躇する。
チャンスが来ても見送る。
その積み重ねが、現実として表れていただけだった。
どれだけアクセルを踏んでも、ブレーキをかけたままでは前に進まない。
当たり前のことなのに、僕は2年以上その状態で走り続けていたのだ。
ここから、僕は自分の思考と本気で向き合うことになる。
すると、それまで全く動かなかった現実が、少しずつ変わり始めた。
僕が無意識に握りしめていた3つの思い込み
「人は、自分が信じている通りの行動をしている」
そう聞いて、僕はまず自分の思考を知ることから始めてみた。
そこで見えてきたのが、僕を縛っていた思い込みだった。
中でも特に強かったのが、この3つ。
① 失敗してはいけない
僕は昔から失敗を極端に恐れる傾向があった。
過去の失敗経験から、僕はいつしか
「失敗してはいけない」
と考えるようになっていた。
だから何かに挑戦するときも、
「失敗しない方法はないか」
を常に探していた。
でも今振り返ると、それは挑戦しているようで挑戦していなかった。
失敗を避けようとするほど行動は小さくなり、結果として何の変化も起こらなかった。
② 負けてはいけない
SNSを見て他人と比較する。
同じように起業を目指す人の成果に焦る。
自分だけ取り残されている気がする。
そして、その焦りが本来の自分らしい行動を奪っていた。
誰かに勝つための行動になった瞬間、人は苦しくなる。
本当は昨日の自分より成長できればいいのに、僕は常に誰かとの勝負をしていた。
③ 休んではいけない
一番根深かったのが、この思い込みだった。
僕は、休むことに罪悪感があった。
家族と過ごしていても
「本当は勉強しないといけないのに」
と焦っていた。
今思えば、この3つはどれも悪いものではない。
むしろ、ここまで生きてくる中で自分を支えてくれた価値観でもあった。
だからこそ気づかなかった。
でも起業して、自分の人生を自分で切り開こうとする時には、その思い込みが逆に足かせになった。
思考を変えた瞬間、現実が動き始めた
思い込みに気づき、それを少しずつ手放していくと、不思議なことが起こり始めた。
それまで全く変わらなかった現実が、少しずつ動き始めたのだ。
ただ、ここで誤解してほしくないことがある。
僕は突然ものすごい努力をしたわけではなく、
行動量が劇的に増えたわけでもない。
むしろ、以前より休むようになったし、
家族との時間も大切にするようになった。
「もっと頑張らないと」
という焦りに突き動かされることも減った。
それなのに結果は逆に良くなっていった。
なぜなのか。
今ならその理由が分かる。
変わったのは行動量ではなく、行動する前の考え方だった。
以前の僕は
「失敗しないこと」
を基準に選択していた。
でも思考が変わると、
「成長できるか」
で選べるようになった。
すると自然と挑戦する機会が増え、結果も変わり始めた。
そしてもう一つ大きかったのが、チャンスを掴めるようになったこと。
以前の僕は、目の前にチャンスが来ても気づいていなかった。
正確に言うと、気づいていても怖くて掴めなかった。
でも思考が変わると、
「できるかどうか」
ではなく、
「やりたいかどうか」
で判断できるようになった。
今までなら会いに行かなかった人に会いに行くようになった。
不安だからやめるではなく、やりたいからやるを選べるようになった。
すると、少しずつチャンスが増えていった。
もちろん、急に人生が変わったわけではない。
それでも確実に言えることがある。
現実が変わり始めたのは、行動量を増やしたときではなかったということ。
思考が変わり、選択が変わった時だ。
半年で脱サラできた本当の理由
思考を見直し始めてから、2年以上変わらなかった現実が、動き出した。
わずか半年後。
僕は会社を辞め、独立することができた。
こう話すと、
「何か特別なノウハウを見つけたんですか?」
と聞かれることがある。
でも、そうじゃない。
もちろん新しい学びはあったし、知識も増えた。
でも、僕の人生を大きく変えたのはノウハウではなかった。
もっと根本的な部分。
土台となる思考が変わったことだった。
以前の僕は、
「失敗しない方法」
「確実に成功する方法」
を探していた。
だから学んでも学んでも、どこかでブレーキを踏んでいた。
でも思考が変わると、
学び方が変わり、行動の質が変わった。
決断のスピードも変わった。
それまで動かなかった歯車が一気に回り始めたのを感じた。
不思議なことに、売上に繋がる理想のお客様との出会いも増え、新しいチャンスにも恵まれた。
そして何より、
「自分にもできるかもしれない」
という感覚を持てるようになった。
今振り返ると、成果が出始めたのは偶然ではなかったと思う。
それまでの2年間が無駄だったわけでもなかった。
むしろ逆。
2年間学び続けてきた知識。
経験してきた失敗。
積み重ねてきた行動。
それらが、思考という土台が整った瞬間に一気につながったのだ。
だから僕は今でも思う。
人生を変えるために必要なのは、もっと頑張ることではない。
もっと行動することでもない。
まずは、自分がどんな思考で生きているのかに気づくこと。
そこからすべてが始まる。
頑張っているのに人生が変わらないあなたへ
もし今のあなたが、
かつての僕と同じように頑張っているのに結果が出ない状態なら、
次回の記事は、きっと大きなヒントになるはずです。
なぜなら、
僕が人生を変えられたきっかけは、ノウハウではなく思考だったから。
その核心を、次回お伝えします。
なぜ同じように努力していても結果が出る人と出ない人がいるのか。
僕自身の経験をもとに、できるだけ分かりやすくお話しします。
