おいしいものには、かならず誰かがいる
日常のこと / この1年で食べた、好きなもの
食べたものを振り返ると、その日のことが丸ごと思い出される。
料理の記憶って、味だけじゃないんだと思う。誰と、どんな気持ちで食べたか….そっちの方が、むしろ鮮明に残っていたりする。

高槻の大起水産の海鮮丼は、ひとりでサクッと食べた。どうしても美味しいお刺身が食べたくなった日に、ひとりで行けるのがいい。鮮度が違う。それだけで満足できる、シンプルな幸せだった。

ルクア大阪の「浪速ろばた 頂鯛」では、30年来の同期の友達とランチをした。木皿に少しずつ乗った料理が階段のように並ぶ、あの見た目の美しさ。ずっと仕事もプライベートも話せる友達と、特別じゃない日に特別なご飯を食べる。それが一番贅沢だと思う。

新大阪のビフテキ重は、東京で働く友達を見送る日に食べた。元気そうで、よかった。でも、やっぱり寂しい。そのふたつの気持ちが混ざったまま、お肉増しにした。増やすことしかできないけれど、それが精いっぱいの応援だった。

牡蠣は、外で食べるものと決めている。家では食べない。だからこそ、8TH SEA OYSTER BARに行くときは特別な気分になる。生牡蠣、焼き牡蠣、カキフライ——同じ素材がこんなに変わる、その贅沢さが好きだ。お店選びはだいたい自分がする。好きな店を選べるのは、幸せなことだと思っている。

そして、松のやのロースかつ丼。
電車に乗って行かないと食べられない。でも、食べたくなったら行く。最近はご無沙汰しているけれど、頭の中には常にある。高くないのに本当においしい。それがずっと好きな理由だ。
ひとりで食べた日も、誰かと食べた日も、見送った日も……
全部ちゃんと、おいしかった。
おいしいものには、かならず誰かがいる🌿

いいなと思ったら応援しよう!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。今日の気づきをあなたと共有できたことに感謝します。