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mana_charm
「上には上がいる」の罠。
SNSを開けば、誰かの成功体験が流れてくる。
「いくら稼いだ」「こんなに贅沢な暮らしをしている」など、
それを見るたびに、なんとなく自分が劣っているように感じる。
「上には上がいる」
そうやって上を見れば、終わりがない。年収1000万円の人は2000万円の人を羨み、2000万円の人は1億円の人を見る。資産100億円のビリオネアでさえ、イーロン・マスクの名前を出し「自分はまだまだだ」と思うかもしれない。
どこまで行っても、キリがない。
この構造は敗者ばかりを生んでしまう。
心理学者レオン・フェスティンガーは「社会的比較理論」の中で、人は他者と比べることで自分を評価しようとすると説いた。
問題は、その比較対象に上限がないこと。そしてSNSという装置が、24時間休むことなく比較対象を供給し続けている。
では、一番上の人は、本当に幸せなのだろうか。
「頂点に立てば満足できるはずだ」
しかし実際には、ある水準を超えると、収入と幸福度の相関は薄れていく。
頂点にいる人ほど、失うことへの恐怖や、さらなる別の基準に追い詰められ、今の自分を味わうことを先延ばしにしている。
そもそも、「一番上」とは何の一番上なのか。
年収か、資産か、影響力か。それとも、健康か、自由な時間か。
指標をひとつ変えるだけで、順位なんて簡単にひっくり返ってしまう。
「上の人が幸せかどうか」なんて、考えても意味がない。
幸せは他人との比較で生まれるものではなく、比較をやめた瞬間に、ふと向こうから近づいてくる。
「上を見る」という行為そのものが、自分の幸せを遠ざけている。
頭ではわかっている。
しかし、今日も私は指を動かし、SNSのタイムラインを更新してしまう。
ここほれワンワンで穴掘ったら、埋蔵金出てこないかなぁ。
