3週遅れでのアメリカVS日本戦の総括
こんにちは♪
サッカー大好きおじさんです!!
まさかまさかの10月になってしまいました(泣)
もはや3週遅れでの総括となりますがご拝読頂けますと幸いです。
日本もアメリカも間もなく今月(10月)のIWの代表メンバーが発表されるこの時期に・・(笑)
実を言うと私自身、9月10日前後は公私共に忙しく、試合当日も「勝っても負けても複雑だなぁ」という心境が渦巻いていた為、試合終了から1週間を経過しても結果すら確認できない状況で過ごしてきました。
結論から言うと選手個々のコンディションや連携での調整不足なども挙げられると思うけど、森保一がマウリシオ・ポチェッティーノを「悪い意味で」上回った試合でした。
クラブレベルで言えば・・
ポチェッティーノはトッテナムで無冠
森保一はサンフレッチェ広島でJリーグ優勝
例えるなら、世界的なヒット作品に脇役で出演はしてるけど、アカデミー賞の主演や助演にノミネートすらされたことのない俳優と
日本アカデミー賞(J1)主演男優賞の受賞歴はあるが、本家アカデミー賞にはノミネート作品にすら出演したことがない俳優。
前者は世界的にはある程度知名度のある俳優であるが、モントリオール世界映画祭(リーグ1)程度でしか個人としての受賞経歴はない。
俳優で例えるならそんな感じの対決だった。
結果的にはやはり、世界的な俳優(監督)が完勝を収めた。

その要因を日本視点とアメリカ視点で解説していきます。
★今回選出されなかった主なアメリカと日本の選手達★

まずはアメリカと日本の選手で怪我やコンディション不良、監督の好みで招集されなかった主な主力選手を挙げていきます。
※所属クラブは省きます。
アメリカ
Gk
マット・ターナー
ザック・ステッフェン
DF
キャメロン・カーター=ヴィッカーズ
オーストン・トラスティー
マーク・マッケンジー
ジョー・スカリー
アントニー・ロビンソン
クリストファー・ルンド
ケイレブ・ワイリー
ジョン・トルキン
マローン・フォッシー
MF
ブレンデン・アーロンソン(写真)
ウェストン・マッケニー
マリク・ティルマン
ジョニー・カルドーゾ
タナー・テスマン
ジオ・レイナ
ユヌス・ムサ
エイデン・モーリス
ジェームズ・サンズ
FW
ハジ・ライト
パトリック・アジエマン
リカルド・ぺピ
ケビン・パレデス
※上記FPはすべて欧州クラブに所属。GKのターナー&ステッフェンは共にEPL(プレミアリーグ)の名門クラブに所属してたが現在はMLSチームに所属。
日本
DF
富安健洋
町田浩樹
伊藤洋輝
高井幸大
谷口彰悟
橋岡大樹
MF
田中碧(写真)
守田英正
中村敬斗
旗手怜央
FW
古橋享梧
こちらもすべてのFPが欧州クラブに所属
どちらも欧州の主要リーグでプレーする代表出場経験のある選手を中心に選出してみた。
私自身、日本代表の選手達よりもアメリカ代表の選手達の方が詳しい為、このようなピックUPになってしまいました。
なので、日本代表ファンの方(と、言ってもほとんどのサッカー好き日本人がそれに該当)が見たら「あの選手も招集されてないだろう!」という選手はいるかもしれないが、その点は大目に見てほしい。
★日本視点での敗因★

・CB陣の負傷者の多さ
・極端なターンオーバー
・不適合なポジション配置
・今年は強豪&中堅国相手に0勝
・結局エースFWは誰?
まず、日本視点で考えた場合の結論から言うと、このアメリカ戦及び米国遠征での成果はほぼ皆無に等しいものでした。
メキシコ戦でも決定機やチャンスらしいチャンスを作れず無得点に終わり、アメリカ戦はスタメン全員を入れ替えて無得点で完敗。
富安健洋や町田浩樹、伊藤洋輝、高井幸大、谷口彰悟などの主力となりうるCB陣が軒並み怪我やコンディション不良で招集外となった点は大きな痛手でした。
中盤や前線の負傷者は守備陣ほどではないにしろ、田中碧や守田英正、中村敬斗など負傷やコンディション不良で招集外となった選手も少なくなかった。
それに加えて、メキシコ戦とアメリカ戦でスタメン全員を入れ替えるという『大胆なターンオーバー』が腑に落ちない方も多かったのではないでしょうか?
しかもその入れ替え具合がひどくメキシコ戦のスタメンは全員が海外組の言わば一軍、アメリカ戦は国内(Jリーグ)組がバックラインに複数入る言わば2軍。
普通は主力となる選手を5名+サブ組5名もしくは7:3くらいの割合で編成するのですが、まさかの完全なる1軍&2軍の使い分け・・・
しかも、アメリカ戦ではまさかの前田大然左WB器用、そして長友佑都をまさかの左CB起用・・・(笑)
アメリカ戦の完敗はこのように①数多くの(守備陣の)負傷者、②極端なターンオーバー、③不適合なポジション配置によってもたらされたといっていいでしょう。
日本代表で気がかりなのは、この試合云々というよりかは2025年の今年に入ってから(Eー1での韓国戦を除き)強豪&中堅国に全く勝利していない・・・という点。
3月のサウジアラビア戦、6月のオーストラリア戦、9月のメキシコ、アメリカ戦すべてにおいて無得点で2分2敗。オーストラリア戦に関してはW杯が決まった後のアウェーの消化試合で2~3軍メンバーだったことを差し引けば取るに足らないことなのかもですが・・・
だとしても、がっつり強豪国ではないこの4チーム相手に0得点はかなり気がかりではあります。
結局エースFWは誰って問題になってくるんですけど・・・
上田綺世、町野修斗、小川航基、古橋享梧などが該当すると思うんですが、正直どの選手も堂安や三苫、久保のようなセカンドトップの選手達と比べると地味だし、選手層も薄いのが難点ではある。
仮にハーランドやエンバぺやレヴァンドフスキのようなCFの選手がいるのであれば代表においての個人のクオリティには文句のつけようがないけど、このCF陣であればW杯本番で得点が取れなくても何も言えないでしょう・・
※上田は最新のエールディビジ(オランダ)得点ランク1位ではあるが、「ワールドクラス級」のストライカーではない。
★アメリカ視点の勝因★

・ポチェの3ー4ー3システムががっつりハマる
・ミラーゲームで完全に個の能力値が上回る
・リチャーズ、アダムズ、プリシックなどの中心選手がハイレベルのパフォーマンス♪
・ポチェの可変システムや柔軟なフォーメーション変更など、評価できる点はあるにはある。
・とはいえ、これまでのポチェッティーノの戦績と、招集メンバーには理解できない面が多い。
・時差移動でヘロヘロになったB&Cチームの日本代表に勝って得たこととは?
この試合は9月10日の水曜日、朝8時30分からのキックオフとなったためその時間にリアルタイムで観れた人は比較的少なかったと思う。
しかも地上波では放送されずNHKのBSでの放送及びUーNEXTでの配信となった為、リアルタイムで観た人はより少なかったと思う。
私の実家はNHKBS放送も契約している為、その試合を録画して先述の通り10日後に試合を実家に戻って観たわけであるが、視聴するのが滞っていた
理由に関しては「結果がどうでもよかったから」に他ならない。
アメリカが勝った場合、ポチェッティーノが首の皮一枚つないで来年のW杯まで指揮することになるし
アメリカが負けた場合、ポチェッティーノが今年中に解任されるかもしれない・・・
正直、この人(ポチェ)の招集するメンバーに納得してるアメリカサッカーファンはまずいない。
選出自体は割とまともだった前監督のバーホルターと比べても、ポチェは国内組(MLS)を多数招集するなどメンバー選考に関して“も”かなり酷い印象。
それ(メンバー選考)に伴い、CONCACAFネーションズリーグでの敗退、ゴールドカップ準優勝などCONCACAFのタイトルすら取れていない状況。
この成果に関しても、ポチェは前任のバーホルターより酷い。
前々回の記事でも書いた通りアメリカは今年の3月のNLと6月の親善試合で4連敗を喫するなど、北中米勢にも勝てない日々が続いていた。
人選は悪い。内容も悪い、結果も悪い・・・そのどれかが良ければ、「就任1年未満」という初心者マークと共に免罪符になっていたことでしょう。
しかし、ポチェッティーノは人選、内容、結果のすべてが悪かった。
それが、日本戦で3-4-3を使用して事実上の「大勝」を収めたわけであるが、だからと言ってポチェッティーノがこの試合で真価を発揮したとは思わない。
何故なら日本代表の項目で書いた通り、「日本が悪すぎた」から・・
それに尽きると思う。
3トップのプリシック、バログン、ゼンデハスと対峙していたのが長友佑都、荒木隼人、関根大輝ではあまりにも分が悪すぎたと思う。
特にプリシックに関しては9月のセリエAを見ても分かる通り、この試合(日本戦)も絶好調だった。
プリシックのミランはCLやELなどの欧州カップ戦が全くなく、その緩やかなスケジュールも本人のコンディションに多少なりとも影響しているように思えた。
ミランでは2TOPの一角を務めている訳だが、正直ミランは選手層が薄くプリシックが好調だった場合で彼と同じくらいのパフォーマンスが出来る選手が(レオン以外)ほぼいない。
そうなった場合、カップ戦でもプリシックを酷使しなければならなかったので、今季ミランが欧州カップ戦に出れなくてよかったと安堵している。
※プリシックはチェルシー時代まではかなり怪我の多い選手だったが、ミランに来てから怪我が少なくなった印象。

日本戦のポチェッティーノで評価できるのはこの3-4-3システムがガッツリとハマったこと。
ポチェッティーノはトッテナム時代から4ー2ー3ー1を得意とする監督であり、アメリカ代表でも基本的にはその布陣で臨んできた。
それは前監督のバーホルター監督時代も同じで基本は4バックの2-3-1及び3-3で一貫して同じような戦い方であった。
バーホルターは完全なる内弁慶(元MLS)監督であった為、試合中にシステム変更するといった融通が利かず、柔軟性も持ち合わせていない監督であった。
そんな中で、ポチェは韓国戦の後半からシステムを3-4-3に変更してきた。
このように一貫して同じシステムではなく3バックに切り替えて、ピンチを切り抜けた点は評価できる。
しかしまだまだポチェッティーノの仕事ぶりは及第点以下、あと2勝してやっと及第点レベルといったところでしょう。
★アメリカの地を知らなかった監督★

時差移動に関してですが、そもそも森保一は『ドーハの悲劇を経験してアメリカ行きを逃した元日本代表の選手である』という点がこの米国遠征においての落とし穴だったのだと・・・個人的には思います。
選手時代にそのような短期間での時差移動で連続で試合に出場した場合、どのように試合中でのパフォーマンスに影響を与えるのかは選手時代に『体感』しないと分からないものです。
選手時代に3時間の時差ボケを体感して、『そこまで影響がない』と思えば、極端なターンオーバーはしなかったでしょう。
例えば、同じく米国遠征をしていた韓国代表も全く同じ日程(同日夜キックオフ)で取り組んでましたが、キム・ミンジェを含むCB2枚は入れ替えずに(米&墨)連戦で先発フル出場をさせましたし、ソンフンミンも2戦目は後半キックオフ時点から出場しています。
そして日米韓と同じ日程で取り組み、日本と同じく西海岸(オークランド)から東部(ナッシュビル)まで時差移動したメキシコ代表はどのような構成で挑んだのか?に関してですが・・
CBの中心選手であるヨハン・バスケス、エースFWのラウル・ヒメネスなど2戦連続で3名が先発出場しておりました。
結果的には日本と韓国に引き分けましたが、「中心選手は外さない」という監督の意図(こだわり)は垣間見えた気がします。
韓国の監督は洪 明甫(ホンミョンボ)、メキシコはアギーレ、アメリカはポチェッティーノ。この3人に共通しているのは『アメリカを経験している』ということ。
洪 明甫は選手時代に94年の米国W杯を経験しキャリア後期にはMLS(LAギャラクシー)に所属、アギーレはメキシコ中心ではあるが選手時代にはNASL(北米サッカーリーグ)クラブにも所属していた経験を持つ。
そういった監督達であればアメリカの広大な国土を短期間で移動した場合の負担(デメリット)など肌感覚で考えることが出来るけど、それを経験してない監督(森保一)は時差移動の身体的負担を選手視点で綿密に考えることができないのです。
※どこのポジションの選手をどの程度の時間で下げてどのタイミングで出すかなど・・
恐らく、森保監督にとっては初めての経験であったであろう米国遠征で、このような経験(失敗)が出来たのは不幸中の幸いと捉えるべきではないでしょうか?
多分、この遠征を介さずに来年のW杯に臨んでいた場合、ターンオーバーの塩梅もいまより分からず第2戦目でほぼ全員ターンオーバーさせてたかも・・
そんなことが分かっただけでも、今回の失敗遠征は日本(森保)にとっては良かったのかもしれません。
アメリカ(ポチェ)にとってはまだまだ様子見ですが・・・
★まとめ★
日本代表及び森保一にとってはこの試合(及びメキシコ戦を含む遠征で)で得られたものは少なかった。
スコア上は惜敗ではあるが、内容は大敗そのもの。
アメリカ代表及びポチェッティーノにとってのこの試合(及び韓国戦を含む連戦)で得られたものは大きかった。
スコア上は辛勝ではあるが、内容は大勝そのもの。
しかし両チーム共にベストメンバーではなく、お互いスタメン以外でもう1チームが出来るぐらいに未招集&負傷の選手が多かった。
森保一はアメリカの時差感覚が分からず、極端なターンオーバーと不適合なポジション配置で勝手に自滅していた印象。
ポチェUSAに関しては真価を発揮した試合ともとれるが、ミラーゲームで対峙した個々の選手がすべてアメリカが上回っていた印象。
ダメダメ監督対決はアメリカのポチェッティーノに軍配が上がった。
しかし、両チームの試練は10月&11月の南米勢との連戦にあるのは言うまでもない。
以上、アメリカVS日本の総括終ります。
TOP画像引用元
https://web.gekisaka.jp/news/japan/detail/?436698-436698-fl
