1999年12月9日(木)
【水前寺駅:堀越 希巳江】
「結構あるな」
駅を出た後で携帯電話を確認した堀越 希巳江が、メールを確認して言葉を漏らした。ここは19時を少し過ぎた時間の水前寺駅。普通に通勤や通学で利用している人たちが駅から各々自宅へと移動している姿を見ることができる。堀越は実家から通っており、自宅から水前寺駅までは自転車で移動、冒険者組織に移動するときは竜田口駅までJRで移動し、そこからはシャトルバスで移動、大学に向かうときは武蔵塚駅までJRで移動し、そこからは歩いて熊大まで移動する。この交通手段にそこまで不便さを感じていないので、車の免許はまだ取っていない。ちなみにここから冒険者組織までは自転車で行けないこともない距離であるが、基本的に午前中冒険者組織で鍛錬を行って、午後から大学に向かうスケジュールになるので、大学からの帰りでそのまま水前寺駅に着くので、この交通手段を続けているのである。
「カゴに入るかな」
水前寺駅の隣にあるスーパーマーケット『エース』で買い物をしながら思わず言葉を漏らす。母親から届いていたメールに記載されていた買い物の依頼物が、思っていたよりも大きさがかさばるものが多く、自転車のカゴに入るかどうかが少し心配になったのである。とりあえず全てをカゴに入れて、それと自分が帰ってから食べる用のチョコレートを1つ入れてレジへと並ぶ。そしてお金を支払った後、レジ袋に商品を詰めたが、何とかカゴに入りそうな大きさのようであり、安心した。この後は『エース』を出て自転車に乗り、実家のある水前寺2丁目方面へと移動し、とくに何も起こらずに自宅に到着したのであった。
