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2026年4月2日(木)《GB》

《新年度は4月から始まりますが、4月1日からではなくて4月2日からです。これなぜこうなってるんですかね。謎です》
【道:前田まえだ 法重のりしげ富田とみた つよし本田ほんだ ひとし前田まえだ 綺羅きら桑野くわの 絵梨花えりか
「お疲れ様でーす。前田さんの誕生日ということでお祝いに来ましたー」
「おう、桑野さんお疲れ。まあ座って座って」
 店内に入って奥に進んでいくと、いつものテーブルで飲んでいるのがわかったので桑野 絵梨花が声をかけて、これに気づいた前田 法重が返事を返した。ここは居酒屋『道』。本日は木曜日なので、店内はそこまで忙しくない雰囲気である。今日は前田の58回目の誕生日であり、現在それを肴にお酒を飲んでいるところである。前田と本田 仁は今日も朝から街にスロットを打ちに行っており、お互いに大きく負けるようなことはなく夕方過ぎに黒髪に戻ってきた。若い頃であればそれこそ閉店ギリギリまでプレイしてそこから飲み始める体力と意欲があったが、さすがにこの歳になると体力はともかく、朝から閉店までスロットを打とうという意欲がなくなる。それはスロット自体への情熱が若い頃ほどではなくなっていることもあるし、夕方過ぎになるともう酒を飲まずにはいられない体になっているのも確かである。黒髪に戻ってきたのが18時よりも前だったので、まだ『道』の開店前であった。ただ、『道』は前田の妻の前田まえだ 雅美まさみが営業している店なので、開店前から飲むことは物理的には可能である。だがそこまでするほどもないと考えて、時間まで目の前にあるゲーム&喫茶『AXIS』ゲーセン部で時間を潰すことにしたのだ。そこには店長である富田 剛がおり、いつものようにお茶缶を手渡される。そしてお茶を飲みながら、今日が前田の誕生日であることと、それを肴にこの後『道』で飲むことを富田に伝える。すると今日のゲーセン部の営業はこの後、息子の富田 正継と交代することになっていたので、富田も飲み会に参加することにしたのである。そしてひと足先に前田と本田は『道』に移動し、その後で富田は正継に業務を引き継ぐ。一応喫茶部の様子を見にいくと特に混乱している様子はなく落ち着いた雰囲気である。安心した富田は現在店を見ている桑野 絵梨花に挨拶をして、このあと『道』に飲みに行くことを伝える。ここで富田は桑野も喫茶部を閉めた後で飲みに来ないかと一応誘ってみる。この時ははっきりとした返事をしなかった桑野であるが、たった今やって来て一緒のテーブルに座ったのである。
「生でいいですかね」
「はい。本田さんに注文させるのは気が引けますが」
 飲み物の注文について本田が質問し、それに桑野が返事を返す。相変わらず本田は飲み会中は注文係となり、常にテーブルの状況を意識しながらお酒を楽しんでいる。別にこの役割を自分がしなくても良いのはわかっているのであるが、何かその方が落ち着くとどこかのタイミングで口にしたらしい。
「それでは桑野さんの生ビールが来たので再度乾杯しましょう。前田さん誕生日おめでとうございます。カンパーイ」
 本日2回目の乾杯の音頭を本田が取り、全員でジョッキをぶつけ合って前田の誕生日を祝ったのであった。ちなみにこの後、ちょっと前田に用事があって顔を見せた娘の前田 綺羅もせっかくだからという曖昧な理由で、一緒に飲まされることになったのであった。

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