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多摩川の生き物とヒト その440 水系 多摩川自然観察会ー他の川を見るー   荒川           ‘26/06/21

梅雨の晴れ間で暑くなると予報が出ている中、埼京線浮間舟渡(うきまふなど)駅に7名が集合。駅前には大きく広がる公園が。今回は多摩川を離れ、荒川へ。まず、元荒川の一部の浮間公園から見ていく。
喫茶店の脇から大きな浮間ヶ池がある公園へと進む。
浮島があり、枝が積み重なっている。カイツブリの浮巣かと思ったら、バンだった。ちょうど、クィッと親が交代で戻ってきた。
荒川では上流の秋ヶ瀬橋が有名なサクラソウの生育地になっている。そのせいか、池の端にはサクラソウを育てている施設がある。ただ、3つの品種があると紹介するなど、園芸的な要素が強い。

埼京線浮間舟渡駅そばの浮間公園。荒川の蛇行した三日月湖の一部が池になっている。駅名は
北区の浮間と板橋区の舟渡を合わせたもの。
浮間公園の浮間ヶ池。何やら、風車もある。
枝を重ねて浮島を作っている、バン。
水辺は垂直な壁。それでも、浅い所ではマコモマルバゼニクサなどが生えている。
waiwaiさんの指摘によりにより、ウチワゼニクサ。多摩川などで増えている。
池の周囲を行く。池の周囲は一周できるようになっている。ランニングする人達などで賑わっている。
この辺はサクラソウの産地で有名だった。保存するためにサクソウの圃場がある。
この奥が圃場。サクラソウは種よりも株分けで増やす。江戸時代にはブームとなり、多くの品種ができた。

少し、公園を外れてブラタモリ的に古くからある民家のそばへ。荒川が氾濫しやすいという事で、あらかじめ基礎を高くして洪水に備えている。

奥が荒川。堤防が発達していないころには洪水で大変だった。
洪水が起きるとの前提で、家を高くした。玄関も高い。
浮間氷川神社近くで。昭和15年、つまり、1940年、戦争に入る手前に建てられた碑。市から都に変ったのは3年後の戦争中。歴史をものがっている。
近くにあったカラスウリ。きれいなレース状の花を見られのは夕方から。ウリ科

元の公園に戻る。浮間公園の名の通り、浮島があり、ひょっこりひょうたん島のようにさ迷っている。
近くには湿生植物園があったが、植えた当時の面影は無し。植生が変わったのに関わらず、キンヒバリが鳴いていた。管理しているよりも、放置している感じ。

浮間ヶ池の紹介。
人工の島。ササゴイが見える。写真家が集まっていた。
この浮島は鎖でつながれていたが、切れ、さ迷っている。
ハンゲショウ。白くなるメカニズムはマタタビと同じ。ドクダミ科
水浄化でオモダカなどを入れたが、ウチワゼニクサなどの外来種やスイレンなどの園芸種が繁茂していて、様変りしている。
当初は植物によって、水質浄化をねらった。オオカナダモやキショウブを植えるなど、昔は外来種には配慮していなかった。
青いのはスイレン、枯れているのはウチワゼニクサ。ウチワゼニクサはウォータマッシュルームと呼ばれ、有名な水草。これらの外来種などが繁茂している。
池にはニシキゴイなどもいる。
東京都から指定されてから時間が経っているので、樹々が大きくなっている。

多摩川よりもはるかに高い堤防を上がっていく。一気に上がれないのか、中間付近には一息つけるために小段がある。
堤防に上がると、広い河川敷。多摩川の丸子あたりみたいにゴルフ場が広がっている。堤防とゴルフ場に間には道があり、マラソン大会が行われていて、ランナーが走っていた。ゴルフ場とこの道に挟まれた部分には申し訳ない程度に草木が生えている。

荒川には大きな堤防がある。8mもの高さがある高規格の堤防を作った。
堤防を文字通り、上がる。
水辺近くまでゴルフ場。堤防の脇に道、わずかの間にやっと草木がある。
草地にあったナンキンハゼ。黄色く垂れ下がった花を付けていた。ここから白い実になる。紅葉がきれいなので植えられている。    トウダイグサ科
災害が起きた時、緊急物資を運ぶ船の船着場。

新幹線を越え、グラウンドへ。前日からの雨で、芝生は湿っている。川へ向かうと、アカメガシワなどがあり、クズなどが絡まっている。
まさしく、浮間になっている水浸しになっている芝生を歩き、サンクチャリーへ。

新幹線が通る。E5系と併結の山形新幹線E8系など、いろいろなタイプの新幹線が走っていて、おもしろいし、飽きない。
新幹線の橋梁。橋桁から15mもある。洪水に備えたもの。
オオシロカラカサタケ。多摩川でも増えてきた大型のキノコ。毒キノコ。
ネジバナ。野生ラン。鉢植えの中からハチジョウネジバナと言う新種が見つかった。ラン科
ムラサキツメクサの白い花。葉の形などからムラサキツメクサ。アルビノか。マメ科
セッカニワゼキショウ。まさしく白いニワゼキショウ。外来種。アヤメ科
戸田緑地に張り巡らしている、恐らく水排出用の水路。とうとうと流れていた。
ミズヒマワリ。白い花はきれいだが、特定外来種に当たる。キク科
葉がなぜか、裸。ヤマグワ。クワ科
犯人はアメリカシロヒトリ。サクラ以外にもいろいろと食べる。
ニガカシュウ。茶色の独特の葉。ムカゴもできるが、ゲンコツみたい。ヤマノイモ科
荒川戸田野球場。
浮間ヶ原の名の通り、水びたし。
水の中を歩いているよう。

橋を渡り、水辺を目指す。橋の下にはクロベンケイガニの巣穴が。河口から22㎞上流だが、まだ海の影響を受けている汽水域になっている。荒川には調布堰みたいな海水を防ぐ堰がない。
もっと、水辺に行きたかったが、足場が悪かったので引き返す。広大なアシ原があり、ギョギョシとオオヨシキリがさえずり合う。

荒川のサンクチャリーを含む生物生態園。
通路はあるが、それ以外は入れない。
大きな池があり、アオサギがポーズをとっていた。
池は荒川と繋がっている。浮間公園と同じ、三日月湖か。
潮の影響を受けている。
イヌザクラ。どうしてここに生えているのか。サクラソウと同じように上流から流れて来たのか。バラ科
クロベンケイガニの巣穴。少し、体を出している。
生態園に広がるオギ原。
ヒトが入れず、オギ原が広がっている。
水辺の近くまで行きたかった。目の前は戸田のボートコース場。後ろのコックスが声を出し、  みんなでオールをこいでいた。

堤防にあがり、リサイクルセンターでトイレ休憩後、昼食。ちょうど、堤防が階段状になっている。花火大会があり、そのための観客席か。はたまた、バブルの跡か。

なぜか、階段状の護岸。1990年代、多自然型護岸が流行った。その影響か。
生態園を望む。川と堤防に挟まれている。岸辺も整っている。
ヤナギや池もあり、歩いてみたい所。
黄色い花が。ジシバリかと思ったが、花の時期が遅い。
コウゾリナ。もっと、背たけが大きくなる。草刈りの影響か。キク科。

新河岸川を目指すことにする。倉庫などがある工場街を抜け、浮間大橋へ。
橋は二重になっていて、上は自動車、下が歩行者等で本当に広く、どこを歩いたら良いのか、わからないほど。橋のたもとには浮島みたいのがあり、白い花が印象的なキカラスウリが絡まっていた。

新河岸川にかかる浮間大橋から下流を見る。
浮島のように見えるが。何の施設だろう。この辺は浮間水辺公園になっている。ネズミモチの甘い香りが漂っている。
カラスウリが咲きだした。ウリ科。
waiwaiさんの指摘によりキカラスウリ。実はカラスウリよりも大きい。
浮間大橋。面白い二重構造。下は歩行者等用。

新河岸川を下って行く。護岸壁が高く、川辺には降りられない。工事のために迂回したりし、集合地点近くの志村橋へ。駅近くで解散した。
利用面でも、川の形でも荒川は多摩川と大きく違っている事を実感した一日だった。

新河岸川の上流を見る。煙突は板橋清掃工場。その排熱を利用して、淡水エイで有名な区立の熱帯植物園がある。
新河岸川の下流を見る。
左側には大きな船溜まりが。昔の水路か。
垂直な護岸。切れ目もなく、川には近づけない。
新河岸川の堤防沿いの道
左は工場で、洪水が起きても、工場内には入れないようになっている。
中洲もなく、近寄りがたい川。志村橋から
今日は浮間舟渡からリサイクルセンターを通り、新河岸川へと進んだ。
浮間付近は花火大会でも有名。サクラソウは復活できないだろう。




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