見出し画像

#153 仕事を“持つ”とは、自分の違和感に気づくことかもしれない


“任されている”だけでは、まだ持てていない


最近、仕事を“持つ”とはどういうことなのかを考えている。

任されている。
担当している。
進めなければいけない。

そういう状態は、たしかに責任がある。

でも、それだけで本当に
自分がその仕事を持っている
と言えるのだろうか。

自分の中で、
まだ少し他人事のように感じている仕事があった。

やらなければいけないことは分かっている。
考える必要があることも分かっている。
でも、どこかで「求められているからやる」に近かった。

その状態では、
なかなか熱が入らない。


違和感が出てきた時、少し自分のものになる


変化を感じたのは、
ある仕事に対して、自分の中に違和感が出てきた時だった。

「これは少し違う気がする」
「本当にこの方向でいいのだろうか」
「もっと別の見方があるんじゃないか」

そう思う瞬間が増えた。

最初は、
その違和感が少し面倒だった。

なぜなら、違和感を持つと、
考えなければいけなくなるから。

ただ言われた通りに進める方が楽だ。
誰かが決めた方針に沿う方が迷わない。

でも、
違和感が出てきたということは、
その仕事に対して自分の感情や意思が動き始めたということでもある。

仕事を“持つ”とは、
責任を背負うことだけではなく、
自分の違和感に気づくことなのかもしれない。


自分の言葉で考え始める


仕事を持てていない時は、
人の言葉で考えていることが多い。

誰かがこう言っていた。
前はこうしていた。
普通はこう考える。
今はこれをやるべき。

もちろん、それも必要だ。

過去の流れや周りの意見を無視して、
自分だけで勝手に進めるのは違う。

でも、どこかのタイミングで
自分はどう思うのか
を考えないと、仕事は自分のものにならない。

なぜこれをやるのか。
自分は何を大事にしたいのか。
どこに納得していて、どこに引っかかっているのか。

そこを言葉にし始めた時、
少しずつ仕事に自分の温度が入っていく。


忙しさは、自分ごとにしない理由になりやすい


振り返ると、
「忙しいから」という理由で、
深く考えることを後回しにしていた部分もあった。

目の前の作業を進める。
期限に間に合わせる。
急ぎのものから片づける。

それ自体は必要だ。

でも、忙しさを言い訳にすると、
本当に考えるべきことから逃げやすくなる。

自分は何を目指しているのか。
何に違和感があるのか。
何を変えたいのか。

そういう問いは、
急ぎではないけれど、
放っておくと仕事の芯が弱くなる。

忙しい時ほど、
自分がその仕事を本当に持てているのかを
見直す必要があるのかもしれない。


持つとは、感情を乗せることでもある


仕事を持つというと、
責任や成果の話になりやすい。

でも最近は、
そこに自分の感情が乗っているかどうかも大事だと思う。

悔しい。
もっと良くしたい。
これは違う気がする。
こうなったら面白い。
この方向に進めたい。

そういう感情が出てくると、
仕事は少しずつ自分のものになる。

もちろん、感情だけでは進まない。

考える力も必要だし、
周りと話す力も必要だし、
形にする力も必要だ。

それでも、
最初に火がつくのは、
案外こういう小さな違和感や願いなのだと思う。


最後に


仕事を“持つ”とは、
ただ担当になることではない。

言われたことを進めることでもない。

自分の中に生まれた違和感を見逃さず、
自分の言葉で考え、
自分の意思を少しずつ乗せていくこと。

その過程で、
仕事は少しずつ自分のものになっていく。

違和感は、面倒なものではある。

でも同時に、
自分ごとになり始めたサインでもある。

だからこれからは、
「これは違うかもしれない」
「もっとこうしたい」
と思った時に、
その感覚を大切にしたい。

仕事を持つことは、
自分の違和感に責任を持つことから始まるのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!