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未来のためにで木ること

 お気づきかもしれないが、僕の名前は「日々、木に囲まれて」生活しているから日々木である。

 僕の仕事は林業の裏方だ。林業なんてのは山奥で木を切る仕事だから、平地に暮らすみなさんは想像がつかないかもしれない。僕は裏方なので現場管理が主な仕事で、チェンソーを扱うことはないのだけれど、とにかくかっこいい。

 迫力がすごい。伐倒を近くで見るとチェンソーが唸り声を上げ(バイクに近い)、そして木がけたたましい音を立てながら地面に振り下ろされる。この迫力は実際に見ないと体感できない。危険が伴うから難しいが、僕はもっと林業の現場を多くの人に見てもらいたいと思っている。

 木を切るなんて環境破壊じゃないか、と思われる方もいるかもしれない。僕も最初はそう思っていた。だが、そうでもない。木は年をとり、お爺さんお婆さんになると光合成で作る酸素の量が減ってしまう。だから成長しきった木は伐採して(主伐)、新しい木を植えるのだ(植栽)。

 植えられた苗木は、5年間は草刈をして(下刈)、大事に大事に育てられる。下刈は雑草が生える夏に行われ、クソ暑い中ひたすら雑草を切りまくる。現場の方には本当に頭が下がる。

 木がある程度大きくなったら木を間引く(間伐)。日光が林内に入ると木はスクスク大きく育ってくれる。木も人も、愛情込めて成長を見守ろう。

 地球温暖化が叫ばれるが、僕は森が鍵を握っていると思う。森は二酸化炭素を酸素に変えてくれるし、木は燃料にもなる。おまけに人間にもいい影響を与えてくれる。僕はこの仕事に就いてからすこぶる元気だ。風邪も滅多に引かない。森にいると生きている実感が湧いてくる。

 もっと森が、林業が身近になれば未来も少しずつ変わるかもしれない。そう信じながら毎日山へ繰り出している。みなさんも森へ足を運んでみませんか?

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