森に隠れる快楽 【山スケッチ・エッセイ】
「世情」、「世相」、「情勢」、「時世」・・・
この「世界」は何かと騒々しく変転し続けているように見えるが、結局は振り子が右に左にと振れるように同じことを螺旋状に繰り返しているだけだ。
ジャーナリスティックな事柄への関わりや興味を失って久しい…
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自宅から歩いて30分。
小さな山を登り切った頂上に、少しだけ開けたスペースがある。
そこには誰が置いたのか分からない塗装の剥げた木製のベンチもある。

(ラフな素描)
ウォーキングついでに登って、気が向けばそこでコーヒーを飲みながら文庫本を読んだり、スケッチをしたり。
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こんな無名の地味な山を訪れる人は滅多にいないが、実はそういう山こそ山好き人間の狙い目なのだ。
いつしか、ここが僕の密かな「隠れ家」となった。

(描き込みと陰影)
リタイア後は十分に孤独で静かな生活を送っているので今さら「隠れ家」など必要はないのだが(^^)、それでも自然の中でゆっくりと過ごすのは愉悦のひと時である。
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秋になり、木々の葉も紅く色づき始めた。

ペン、透明水彩(F4)
せっかくなので音楽でも聴こう。
秋の色にはバッハがよく似合う。
J.S.バッハ
『2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調(BWV 1043)』 第2楽章
あぁ、チーズとワインでも持って来ればよかったな… ( ˘ ³˘)/🍷🧀
まるで山水画に描かれた深山幽谷に住む仙人の心境だ。
いや、「孤独な散歩者の夢想」か?

※ 資料1 【山水画】

田能村 竹田
※ 資料2

ジャン・ジャック・ルソー著
(新潮文庫)
