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前回までの『気分は韓ドラ』一流ホテルに就職したみどり。よりによってあのいけ好かない専務の秘書が仕事。えぇーヤダー!

【ショートドラマ】17:

『気分は韓ドラ』②

★タイトル、違和感のため変更しました。

【登場人物】

西園寺 翔(22) 男性
《キャラ》
有名な同族グループ会社社長の息子。
ナルシスト、勉強・スポーツ万能。
自他ともに認めるイケメン。ブランド
ものしか身に着けないモデル並みの
スタイル。所有車はフェラーリのみ。

中島みどり(22) 女性
一般人の両親の一人娘。他人に気遣いが出
来る接客業向きで、誰からも好かれる素直
で真面目。きれいよりかわいいタイプ。
だが、曲がったことは嫌いでダメなことは
ダメというタイプ。化粧や着るものに無頓
着でユヌクロを好んできている。
夢は、幸せな家庭を築くこと。

-------本文開始--------

第2章:みどり覚醒す

西園寺ホテル本社、専務室

「中島、今日のスケジュールは?」
「はい、午前10時から役員会議、
12時に取引先とのランチミーティング、
15時から新規プロジェクトのプレゼンです」

「……ふん、まあまあだな」
「“まあまあ”って何ですか、完璧でしたけど?」

は口元を緩める。
「君、意外とやるじゃん。ユヌクロのくせに」
「服で差別しないでください!」

ある日、が突然言い出した。
中島、明日の会長との会食、俺の代わり
に出てくれ」
「えっ!? 私が!? 無理です!会長っ
てあの“西園寺グループの帝王”ですよ!?」

えぇー!

「俺が推薦したって言えば通る。
君、最近仕事出来るし、会長も興味持って
るみたいだし」
「……興味って、どういう意味ですか?」
「“庶民の感覚を持った人材”って言ってた。
俺にはないらしい」
「……それは納得です」

翌日、会長との会食

「君がの秘書か。なるほど、聡明で誠実
そうだ」
「はいっ!まだまだ未熟ですが、
精一杯お仕えしておりますです!」

緊張しすぎて敬礼したみどり

「あはは……この資料、君が作ったのか?」
「はい。専務の意向を反映しつつ、現場の
声も取り入れました」
会長は目を細めて頷いた。
「よし、気に入った。にはもったいないな」
「えっ……あ、ありがとうございます!」

数日後、社内報に掲載された記事

『専務秘書・中島みどり氏、会長直々の
推薦で新プロジェクトに抜擢』
は記事を見て、みどりに言った。
「……君、俺より目立ってるじゃん」
「え、へへ……すみません」

「まあ、悪くない。俺の秘書が優秀って
ことは、俺の見る目があるってことだし」
「……それ、完全に自分の手柄にしてま
すよね?」
翔はニヤリと笑った。

「君、ユヌクロでも結構いけてるよ。
俺が保証してやろう」
「……それ、褒めてます?」
「もちろんだ。俺の秘書だからな」

みどりは照れて頬を赤らめ後ろを向いた。
(この人、ほんとに何考えてるか分かんない
……でも、ちょっとだけ……嬉しいかも)

つづく