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前回までの『気分は韓ドラ』お互いに自分の気持ちに気づいてしまった翔とみどり。いくらなんでも順調過ぎないだろうか?通常なら先輩の嫌がらせの時期。

【ショートドラマ】21: 『気分は韓ドラ』⑥


【登場人物】

西園寺 翔(22) 男性
《キャラ》
有名な同族グループ会社社長の息子。
ナルシスト、勉強・スポーツ万能。
自他ともに認めるイケメン。ブランド
ものしか身に着けないモデル並みの
スタイル。所有車はフェラーリのみ。

中島みどり(22) 女性
一般人の両親の一人娘。他人に気遣いが出
来る接客業向きで、誰からも好かれる素直
で真面目。きれいよりかわいいタイプ。
だが、曲がったことは嫌いでダメなことは
ダメというタイプ。化粧や着るものに無頓
着でユヌクロを好んできている。
夢は、幸せな家庭を築くこと。

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第6章:秘書と専務、噂がザワつく

 

西園寺ホテル社内

休憩室で社員たちがざわついていた。
「ねえ、聞いた?専務と秘書の中島さん
夜景の丘で一緒にいたって」
「えっ、マジ?あの翔様が!?
      ユヌクロ女子なんかと!?」
「しかも、最近専務の機嫌がいいのって、
         彼女のせいらしいよ」

みどりはその噂を耳にして、顔が真っ赤
              になった。
「ち、違います!ただの仕事です!仕事の
延長ですって!」
はその様子を見て、ニヤリと笑った。

専務室

「君、否定の仕方が下手すぎるよ」
「専務が誰かに余計なこと言うから
            ですよ!」

「でも、俺は君が“特別”だって思ってるよ」
「あーっそれ、社内で絶対絶対言わないで
            くださいね!」
顔が真っ赤なのが自分でもわかるくらい
熱いのでとっさに立ち去るみどり

その日、みどりは会長室に呼ばれた。
中島くん、最近社内が騒がしいね」
「……申し訳ありません。私が軽率だった
かもしれません」

すみません、ごめんなさい

「いや、君は一つも悪くない。が変わった
    のは、君のおかげだ。感謝してるよ」
「何となく専務は、少しずつ“人間らしく”
         なってきた気がします」
会長は静かに笑った。
が“人間らしく”なるには、君のような人
が必要だったんだろう。君も大変だと思うが
のこと頼むよ」
会長室から出てきたみどりはやつれていた。

会長室から出てくるみどりを見ていた社内
の社員は、みどりが会長に怒られたと思い、
調子に乗って専務とのことを冷やかして
ごめんなさいと皆みどりに謝った。
みどりはほっと安心した。

その夜。みどりは一人、帰り道を歩いていた。
       そばにフェラーリが止まった。

「乗れよ。今日は君を“秘書”じゃなく、
          “みどり”として送る」
「……え?」

今日はみどりにとって散々な日だったので、
遠慮なくフェラーリに乗り込んだ。

「俺は、君の優しさに触れて、少しだけ変
わった。今度は、君の隣にいたい」
みどりは静かに頷いた。
「……じゃあ、私も“翔さん”として接し
        ますね、専務じゃなくて」

は少し照れて笑った。
「お前、ユヌクロのくせに、生意気だ」
「それ、褒めてます?」
「当然だ。俺様の最高の誉め言葉だ!」

「あの、お前は止めてください、まだ
        .…じゃないので.…」
「えっ、あ、ごめん。気をつける」
「わかればよろしい、へへ」
「こいつ」

つづく