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音楽ってやっぱいいなぁ。

電車での通勤時間、ずっと何かしらの音楽を聴いている。

普段はあいみょんを聴くことが多いかもしれない。あとは、なんだろな、サカナクションとかミセスをふらーっと聴いたり、ちょっと気分が落ち込み気味な時は、backnumberにどっぷりと浸からせてもらっている。
もちろん、推しの、新しい学校のリーダーズを聴くこともあるけれど、彼女たちは、キレッキレのパフォーマンスと共に楽しむのが最高なので、曲だけじゃなく映像と一緒に家でゆっくりYouTubeで堪能することの方が多い。



そして、最近は、やはり長年国民的アイドルとして一線を走ってきた功績を讃えつつ、敬意を込めて嵐を聴かせてもらったり、
当時がっつりファンだったSPEEDの曲をめちゃくちゃ聴いている。

あー懐かしい。

嵐もほぼすべて聞き覚えがある。なんなら踊りもふんわりと出てくる。やっぱり、国民的、と言うだけあって、当たり前に、老若男女問わず私たちの生活に浸透していたのが彼らだったのだと思う。

また、SPEEDは、何といっても、あのパーンと脳天を突き刺すような高音がたまらない。あー!この音!この高音!心も、耳も、なんだか欲しい音をもらって喜んでいる感じがする。
なんだかこう言うと何となく気持ち悪いが、本当にそんな感じで、こうしか表現が出来ない。


誰しもが経験があることだと思うけれど、昔聴いてた曲というのはすごくて、その頃の事やその時の感情までもが一気に呼び戻されてくる。
音楽のお陰で頑張れたり逆に落ち込みたい時も寄り添ってくれて、だから昔の感情も聴くだけで思い出されるんだろうなと思うと、やっぱり生活に、人生に、音楽は欠かせない物だと私は思う。


そんなこんなで、昔の曲を聴いていたせいもあり、ふと昔のことを思い出した。



高校の時、学校行事で毎年合唱祭があった。

合唱祭というネーミングだったかは定かではないけれど、1クラス2曲ずつ選曲して、1学年8クラスあったので、1日がかりになる。
それなりに大きめな行事だったと思う。


音楽の時間、なぜだか、私たちのクラスはガヤガヤしていた。
音楽の時間となると気が抜けるだからだろうか。普段、他の授業も部活も校則も厳しい。

そんな中のどこかオアシス的な授業に感じていたのかもしれない。




あなたたちうるさいわよー!
いい加減にしなさい!


音楽の貫禄ある女性の先生の声が教室中に響き渡った。
しかし、まだガヤガヤしていた。


すると、先生が大声で続ける。

あぁ、もういいわ、あなたたちの合唱祭の曲は、
犬のおまわりさんとめだかの学校よ!!



え?



みんなが一気に静まり返った。

いいですね、もうこのクラスはこの2曲で決まりです。合唱祭まで2ヶ月、頑張ってちょうだいね。


そう言って、その日の音楽の授業は終わった。


そして、それから先生の言ったままに、私たちのクラスは本当に、合唱祭で犬のおまわりさんとめだかの学校を歌うことになった。



そこからというもの、反骨精神が生まれたのか、意外とみんな真面目に頑張った。

この曲で輪唱やハモリをするのかぁ、とも思ったが、がっつりやった。

時折り、ふと我に返って、なんでこの曲をこんなに真面目に合唱でやるのか、と滑稽になったりもしたが、どうせやるならやり切ってやろう!という雰囲気にクラス全体がなっていた。



当日。


ねぇ、こけしのクラス、本当に犬のおまわりさんとめだかの学校じゃん。未だかつてそんなクラスないよ、ウケるー!
と先輩に言われた。

実際、曲紹介のアナウンスで曲の題名を読まれると、あちこちで笑いが起こっていた。


けれど、


歌い始めたら、空気が一変した。



あれ?


ん?



うまくない?


あれ?



いいね。


私たちのクラスはこの日、
全校生徒の投票の結果、この2曲で優勝した。


あなどれない。
どんな曲でも人を感動させられるのだなぁと思った。


朝笑いかけて来た先輩も、

めーっちゃ良かったよ!優勝おめでとう!!と褒めてくれた。


本気の、犬のおまわりさんとめだかの学校。


高校生にもなって、歌うと思わなかったな。

今思い返しても、へんてこな話だなぁと笑ってしまう。


でも、音楽ってやっぱいいなぁ。

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